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ハードウェアおよびネットワークのサイズ
Windchill ESI システムをインストールする前に、このセクションで説明するハードウェアとネットワークのサイズに関する推奨事項を検討してください。
ハードウェアのサイズ: 物理サーバー
Windchill ESI の実行に必要なハードウェア要件を以下の表に示します。この表の最初の行に、PTC および TIBCO が推奨するサーバーハードウェアの最低要件を示します。ここでは、すべてのコンポーネントが同じ物理マシンにインストールされ、マシンは Windchill ESI 専用に使用されると見なします。
コンポーネント
空きディスク容量
RAM
すべての TIBCO コンポーネント
3 GB
3 GB
TIBCO BusinessWorks
400 MB
512 MB
TIBCO Administrator
500 MB
1 GB
Oracle 用の TIBCO アダプタ
400 MB
512 MB
TIBCO EMS
1 GB
1 GB
前述の表には、コンポーネントを個別のサーバーにインストールする場合のハードウェア要件も含まれています。TIBCO のアーキテクチャは柔軟性とスケーラビリティに優れているので、すべての EAI ソフトウェアコンポーネントを 1 台の物理サーバーに公開したり、複数のサーバーに分散して公開したりできます。多国籍大企業の場合は、BusinessWorks、Oracle 用のアダプタ、EMS サーバーを広域ネットワーク (WAN) リンクにまたがって、それぞれ別のサーバーにインストールすること、および高可用性のためのフェイルオーバーサーバーを配置することを検討してください。また、複数のサーバーにアダプタインスタンスを公開して、同時製品構造データパブリッシングトランザクションを円滑にすることもできます。
これらの推奨事項は、おおよそのガイドラインであることを忘れないでください。ハードウェアの適切なサイズを決定するには、技術的な要素だけでなく、現場での経験も重要です。システムインテグレーターと十分に相談して固有のビジネス要件を決定し、サイトの場所、予想されるデータ量、高可用性要件などの要素を考慮して、ハードウェアのサイズを調整してください。Windchill ESI を実稼働環境で使用する前に、まず統合したソリューションのパフォーマンスをテストしてボトルネックを特定し、適切な調整を行ってください。
ネットワークのサイズ
Windchill ESI コンポーネント間のローカルエリアネットワーク (LAN) およびワイドエリアネットワーク (WAN) 接続のサイズは、予想されるデータ量に基づいて決定します。Windchill から配布ターゲットに製品構造データをパブリッシングする頻度と、そのパブリッシングアクティビティのデータ量について検討する必要があります。以下のネットワークリンクについて検討し、ネットワークサイズを決定します。
ネットワークリンク
ネットワークのサイズに関する検討事項
EMS 接続 :
Windchill と TIBCO EMS Server
TIBCO EMS Server と BusinessWorks
複数の小さなハンドシェイキングと確認 XML メッセージは交換されるので、サイズの決定を行う際は、各製品データのパブリッシングアクティビティで Windchill によって発行される比較的大きな ESIResponse メッセージを重視する必要があります。それぞれの XML インスタンスには、単一の複合メッセージで配布ターゲットにパブリッシングされるすべての変更通知、BOM、部品、ドキュメントデータ、および製造オブジェクトデータが含まれます。
BusinessWorks 内の TIBCO Rendezvous メッセージ
Rendezvous メッセージは UDP に基づいた専用プロトコルと、必要な場合は TCP を使用して、ネットワークを移動します。一般に、デフォルトの Windchill ESI および TIBCO メッセージ設定は、適切なパフォーマンスと機能を提供します。しかし、ブロードキャストプロトコルを使用すると、ネットワーク管理者側でパフォーマンスの問題が生じることがあります。TIBCO では、これらの問題を軽減するための代替案を提案しています。詳細については、TIBCO Rendezvous Administration を参照してください。
BusinessWorks と配布ターゲットアダプタ間の Rendezvous 接続
Windchill ESI は、配布ターゲットアダプタにオリジナルの Windchill 複合 XML メッセージのデータのサブセットだけを送信します。一般に、製品構造は、配布ターゲットで部品ごとまたはオブジェクトごとに作成されます。つまり、Windchill との BusinessWorks インタフェースはデータ量が多く頻度が低い一方、配布ターゲットアダプタとの BusinessWorks インタフェースはデータ量が少なく頻度は高くなります。
アダプタと配布ターゲット間の接続
これらの接続は一般に TCP ベースです。原則として、BusinessWorks とアダプタ間のネットワークトラフィックロードは、アダプタと配布ターゲット間より低くなります。したがって、可能な場合は、アダプタと配布ターゲットを同じ LAN に配置してください。