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共通ビジネスオブジェクトのデータモデル
共通ビジネスオブジェクト (CBO) は、Windchill ESI ビジネスロジックによって導入されたデータモデルで、Windchill PDMLink からパブリッシングされた各オブジェクトのデータを示します。ERP、CRM、およびほかの企業レベルのシステム間での通信およびデータの受け渡しを行うために特に設計された、自己記述型の XSD ベースの XML スキーマである Open Application Group Interface Standard (OAGIS) の概念を利用しています。
Windchill ESI CBO スキーマは、部品、BOM、ドキュメント、変更通知 (CN)、プロセス計画やリソースなどの製造オブジェクトを処理できます。CBO スキーマは保持され、中立的なデータフォーマットを受け入れて、現在および将来のソースおよびターゲットのエンタープライズシステムのデータ要件に対応します。エンタープライズに統合された新しいシステムごとにソースおよび配布ターゲットマッピングの複雑な設定を作成する代わりに、CBO と配布ターゲット間に直接的なマッピングを 1 つだけ作成します。このタイプのマッピングを行うと、エンタープライズ内のすべてのシステムに影響を与えるのではなく、特定のシステムの CBO に対して必要な強化または変更を簡単に行うことができます。
CBO にはそれぞれ自己記述的なビジネスオブジェクトが含まれています。既存のオブジェクトに新しい属性を追加するだけでなく、これをカスタマイズして、新しいオブジェクトを作成できます。各ビジネスオブジェクトには、UserArea エレメントが含まれています。このエレメントにはカスタマイズに使用するユーザー定義データが保持され、オリジナルの Windchill ESI データと明確に区別されています。