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問題の特定
変更プロセスは、問題を特定することから開始されます。
問題の記述
製品の変更は、エンジニアリング、製造、品質管理、フィールドサポート、ディストリビュータ、顧客など、さまざまな内部的または外部的な原因から発生します。問題には、製品の問題および拡張要求の特定が含まれます。製品の問題は、問題レポートを作成することで識別されます。通常、このレポートはオブジェクトの情報ページから、ドキュメントの一部として作成します。問題レポートの作成者は、問題に名前と説明を入力し、カテゴリや優先度などのその他の属性を設定します。作成者は、影響を受ける最終品目、その他の変更適用オブジェクト、および添付資料も入力します。
影響を受ける最終品目は、問題レポートから変更を行うことになった場合に、影響を受けるトップレベルアセンブリです。変更適用オブジェクトは、修正されるデータオブジェクトです。添付資料は、問題レポートで識別された問題を明確にするために役立つデータファイルで、文書処理されたドキュメント、スケッチ、ビデオ、写真などを指定できます。
問題レポートは、多数の製品の問題を識別して解析するのに役立ちます。ただし多くの場合は、変更の必要性が十分に理解されているため、問題レポートは必要ありません。これらの場合は、変更レポートまたは変更通知を直接作成できます。
詳細については、問題レポートの作成を参照してください。
問題のレビュー
ディスカッションは、アクティブな問題レポートについてレビューおよびコメントを行う際に役立つツールです。「ディスカッション」テーブルは、問題レポートの情報ページの「プロセス」タブに表示されます。変更プロセスに関係のあるメンバーは、ディスカッションスレッドを利用して意見を交換できます。ディスカッションスレッドを購読して、投稿が追加されたときに電子メール通知を受け取ることもできます。
詳細は、ディスカッションについてを参照してください。
問題のサブミット
完成した問題レポートはワークフローにサブミットされ、変更管理者 I の役割を実行するユーザーに送られます。このユーザーは、問題の解析と処理方法の決定を担当します。
リサーチ
変更管理者 I は、電子メール通知とタスクを「My タスク」テーブルに受け取り、問題レポートを解析します。タスクのリンクをクリックすると、タスク情報が表示されます。タスクページには、問題レポートの情報ページへのリンクが表示されます。このページには、「詳細」「プロセス」、および「履歴」のタブが表示されます。
詳細については、問題レポートの情報ページを参照してください。
確認または却下
変更管理者 I はコメントを追加して、タスクページの下部にあるルーティングオプションのいずれかを選択します。問題レポートが却下された場合、プロセスは終了します。問題レポートが承認された場合は、ワークフローは変更リクエストのフェーズに進みます。