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一括構築ユーティリティの起動
一括構築ユーティリティは、Windchill 11.0 以上のサーバー上で、バックグラウンドで (理想としては、業務時間外に) 実行されるように設計されています。
前提条件と要件
部品構造のビルドはユーザーのアクセス権に依存するので、単一のユーザーがユーティリティを実行する必要があります。
現在チェックアウトされている Windchill 部品または CAD ドキュメントのリストをソースとして含む、コンマ区切り (.csv) ファイルを入力にする必要があります。詳細については、一括構築の入力ファイルの準備を参照してください。
このユーティリティは、常に Windchill 部品の最新作業版数のビルドを行います。最新でない部品作業版数の修正または再ビルドを行うオプションはありません。
Windchill 部品のビルドにマルチスレッドは使用されません。ただし、複数の異なるウィンドウ内でユーティリティを起動して、Windchill 部品または CAD ドキュメントの異なるサブセットを処理できます。
一括構築ユーティリティを起動するには、Windchill シェルから次のコマンドを実行します。
windchill wt.epm.util.massbuild.BulkPartBuild user password [-document|-part]
filePath [validateOnly] [recreate] [-s batchSize] [-n noOfBatches]
ここで、
user = 有効なユーザー名
password = 有効なパスワード
-document|-part = 入力ファイルの内容が、ビルドの必要な EPMDocument または WTPart のどちらであるか。入力ファイルには、EPMDocument と WTPart の両方の組み合わせを含めないでください。
filePath = 入力ファイルのフルパス
validateOnly = オプションのフラグ。これが含まれる場合、ユーティリティは検証パスを実行して終了します。このフラグが設定されていると、入力レベルの検証と機能レベルの検証が、入力ファイル内の Windchill 部品または CAD ドキュメントに対して実行されます。
recreate = オプションのフラグ。これが含まれる場合、ユーティリティは既存の Windchill 部品構造を除去して、再作成します。validateOnly フラグが設定されている場合、このフラグは無視されます。
-s batchSize = オプションのフラグ。これが含まれる場合、ユーティリティは指定された値を使用して、バッチ内で処理するオブジェクトの数 (バッチサイズ) を設定します。含まれない場合、デフォルト値は 1000 です。
-n noOfBatches = オプションのフラグ。これが含まれる場合、ユーティリティはオブジェクトのビルド前にユーティリティが処理できるバッチの最大数を設定します。含まれない場合、デフォルト値は 100 です。