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共有フィールドまたは状態の上書きの移行
ステージング サーバーでアイテム タイプの共有フィールドまたは状態を上書きする場合は、上書きを含むフィールドを移行するときに、その上書きを参照する新しいアイテム タイプも移行する必要があります。これにより、ワークフローの開発に複数の管理者またはグループが関与している場合には特に、移行の管理が難しくなります。
管理移行ウィザードには、上書きを含む共有フィールドまたは状態を移行する際に、それを参照する新しいタイプの上書きを移行しないようにすることができる CLI コマンドが含まれています。このコマンドを使用すると、新しいタイプを移行する必要もなくなります。この機能を有効にするには、Windchill RV&S Administration Client「ワークフローとドキュメント」 > 「構成」 > 「プロパティ」で、次のプロパティを true に設定します。
mksis.im.allowOverrideSuppression
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この操作には AdminServer 権限が必要です。
この機能が有効な場合に、1 つ以上のフィールドまたは状態の上書きを含む新しいタイプをステージング サーバーで 1 つでも作成すると、管理移行ウィザードのウェルカム パネルの後で、新しいタイプの上書きのパネルが表示されます。この新しいパネルには、移行されていないアイテム タイプの一覧が表示されます。この一覧で、移行の間一時的に上書きを削除するタイプを選択できます。
削除したフィールドまたは状態の上書きを参照していたアイテム タイプは、管理移行ウィザードのサマリー パネルで必須として強調表示されなくなります。アイテム タイプを選択すると、画面の下部に表示されるメタデータで、上書きが削除されているかどうかを確認できます。
フィールドや状態の上書きはステージング サーバーに残り、必要に応じて個別に移行できます。