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ユーザー オブジェクトから管理者指定オブジェクトへの変換
一部のユーザー オブジェクトを管理者指定オブジェクトに変換して、そのオブジェクトに対するユーザーのアクセスを制御したり、そのオブジェクトを移行可能にしたりできます。管理者指定オブジェクトへのアクセスは、CreateSharedAdmin 権限によって制御されます。管理者指定オブジェクトは管理移行ウィザードを使用して移行されます (管理移行ウィザードを使用したワークフローのテストを参照)。
ユーザー オブジェクトから管理者指定オブジェクトへの変換については、次の注意点があります。
ユーザー オブジェクトから管理者指定オブジェクトへの変換の操作は、元に戻すことはできません。これは、変換されたオブジェクトはソリューションの一部となるため、作成者のみが管理できる私的なオブジェクトではなくなるからです。
ユーザー オブジェクトを管理者指定オブジェクトに変換すると、元のユーザー オブジェクトの作成者がそのオブジェクトに対して保有していた特別な権限がすべて失われます。
元のユーザー オブジェクトの作成者は、引き続きその管理者指定オブジェクトを編集 (そのオブジェクトをホストするサーバーが管理ステージング サーバーによってロックされていない場合) および削除 (そのオブジェクトが他のオブジェクトによって参照されていない場合) できます。これらの権限は、Windchill RV&S 管理者にも拡張されます。
管理者指定オブジェクトは、管理移行プロセスの一環として移行できます。
運用環境サーバーがロックされているときには、管理者指定オブジェクトもロックされます。
管理者指定オブジェクトは、Windchill RV&S Administration Client で表示されます。
管理者指定オブジェクトは、管理者以外のユーザーが共有して表示または編集できます。
管理者指定オブジェクトに変換できるユーザー オブジェクトは、クエリ、チャート、レポート、およびダッシュボードです。これらのオブジェクトは、Windchill RV&S Administration Client で作成された場合は常に管理者指定オブジェクトとなります。ただし、Windchill RV&S Client で作成されたオブジェクトを管理者指定オブジェクトに変換することもできます。そのためには、Windchill RV&S Client で対象のオブジェクトを編集し、「管理者提供」オプションを選択します。クエリ、チャート、レポート、およびダッシュボードの編集の詳細については、ユーザー向けドキュメンテーションを参照してください。
管理者指定オブジェクトに変換されたオブジェクトは、「ワークフローとドキュメント」Windchill RV&S Administration Client ビューの対応するサブビューに表示されます。たとえば管理クエリは、「ワークフローとドキュメント」 ビューのサブビューである 「クエリ」ビューに表示されます。
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管理クエリーなどの管理者指定オブジェクトを Windchill RV&S Administration Client からコピーすると、「管理者により提供」オプションが選択され、変更できなくなります。Windchill RV&S Client から管理者指定オブジェクトをコピーすると、そのコピーの「管理者により提供」オプションの選択がデフォルトで解除されます。コピーしたオブジェクトを管理者指定オブジェクトにするには、このオプションをオンにする必要があります。
Windchill RV&S Administration Client で管理者指定オブジェクトを管理するには