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イベント トリガーを使用したカスタム Java コードの実行
サーバー側のイベント トリガーを使用して、スクリプトからカスタム Java コードを実行することもできます。
カスタム Java コードは、クラス ファイルとして個別に インストールディレクトリ/data/java/classes ディレクトリに配置することも、1 つ以上の JAR ファイルにパッケージ化して /data/java/jars ディレクトリに配置することもできます。クラスの一部をパッケージ化し、一部を個別に公開する場合、両方のディレクトリを同時に使用できます。
//
// Integrity sample script.
//
// This script runs a custom java code in com.abc.custom.
//
function run
{
Packages.com.abc.custom.CopyFile;
}
var eb = bsf.lookupBean("siEnvironmentBean");
print("TRIGGER SCRIPT echo.js: Event Type: " + eb.getEventName()
+ ", " + eb.getEventType() + ", " + eb.getEventContext());
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カスタム Java コードは、Windchill RV&S Server JVM の内部で実行されるため、サーバーのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。コードで集中的な計算処理を実行すると、サーバーのパフォーマンスが低下することがあります。
サーバー側のイベント トリガーに関する追加情報は、次の場所にインストールされている Javadocs に記載されています。
installdir/data/documentation/javadocs/triggers/index.html
Windchill RV&S Server のホームページから Javadocs へのリンクをたどることもできます。Javadocs を表示するには、「ドキュメンテーション」 の下に表示されている 「イベント トリガ に関する Java のドキュメンテーション」 のリンクをクリックします。
Javadocs では、API ドキュメンテーションが提供されます。このドキュメンテーションには、概要情報と、パッケージ、クラス、クラス階層、推奨されない API、およびインデックスに関する情報が含まれます。
重要な考慮事項
JavaScript は Java とは異なります。Java で機能するものが JavaScript では機能しないことがあります。次の違いに注意してください。
JavaScript
Java
オブジェクト指向ではない
オブジェクト指向言語
コンパイルされず、解釈されて実行する
コンパイルされる
エラー時に処理の続行を試行する
エラー時に例外が発生する
変数の宣言は省略可能
変数の宣言は必須
変数はデータ型を変更できる
変数はデータ型を変更できない
関数を使用する
メソッドを使用する
限定的なカプセル化 (関数の変数だけ private)
メソッドと変数に対する全範囲のカプセル化 (public、protected、private)
Java クラスの使用