Client 修正プログラム

修正プログラムはすべて、サーバー向けであるかクライアント向けであるかにかかわらず、最初は Windchill RV&S Server に PatchServer ユーティリティを使用してインストールされます。クライアント側修正プログラムの場合は、PatchServer ユーティリティが更新を抽出して Windchill RV&S Server に配置します。その後、サーバーのパッチ配布ユーティリティが自動的に接続元クライアントに更新を配布します。

サーバーのパッチ配布ユーティリティでは、各サービスパックバージョンの一般利用可能な修正プログラムがすべてサポートされます。手動でインストールされるカスタム修正プログラムまたはテストされていない修正プログラムはサポートされません。

修正プログラムが利用可能な場合は、更新をダウンロードするように求めるメッセージが接続元クライアントに表示され、クライアントを再起動すると修正プログラムがインストールされます。クライアント側修正プログラムはすべて必須です。

クライアント側修正プログラムのダウンロードとインストールは必須ですが、Windchill RV&S Server でロールバックされた修正プログラムを Windchill RV&S Client でロールバックする必要はありません。

クライアントに修正プログラムがインストールされると、Windchill RV&S Client の次のフォルダにマーカーファイルが配置され、インストールされた修正プログラムが示されます。

Windchill RV&S Client のサポートパッケージを収集するときに、インストールされた修正プログラムに関する情報も記録されます。

修正プログラムをインストールするように求めるメッセージがクライアントに表示されるのは、クライアントがサーバーに接続するときだけです。クライアントが既に接続しているときに修正プログラムがサーバーに配置された場合、クライアントは、接続を切断してからサーバーに再接続するまで、使用可能な修正プログラムがあることを通知されません。使用可能な修正プログラムが複数存在する場合、クライアントは複数回接続して、それらの修正プログラムをダウンロードおよびインストールする必要があります。

クライアントが古いサービスパックを使用して接続したときに、使用可能な新しいサービスパックと修正プログラムが存在する場合は、まずサービスパックがダウンロードされます。サービスパックは修正プログラムの前にダウンロードされます。

修正プログラムのダウンロードシーケンスは修正プログラム番号に基づいており、値が最も小さい修正プログラムから値が最も大きい修正プログラムの順序でダウンドロードが行われます。ダウンロード可能な修正プログラムが複数存在する場合、クライアントは現在インストールされていない最も古い修正プログラム (つまり、ZZZ 値が最も小さい修正プログラム) をダウンロードします。異なるサービスパックバージョンの修正プログラムは無視されます。

修正プログラムをインストールすると、インストールが成功したことを示すファイルが installinfo ディレクトリに作成されます。この情報は、後でクライアントが Windchill RV&S Server に接続するときに、バージョン情報の確認に使用されます。

クライアント側修正プログラムは、クライアントがプロキシ経由で Windchill RV&S Server に接続したときにダウンロードすることもできます。ただし、クライアントが更新されていないプロキシに直接接続した場合、修正プログラムは配布されません。クライアントがプロキシ経由で修正プログラムをダウンロードする場合、プロキシではクライアント側修正プログラムのローカルコピーが保持されます。