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Windchill RV&S ソリューションテンプレートをインストールするには
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Windchill RV&S ソリューション テンプレートをインストールする前に、既存のデータベースのバックアップを作成することをお勧めします。使用しているデータベースの製造元の推奨する手順に従ってください。
1. Administration Client を開き、ツリー ペインの 「ワークフローとドキュメント」 ノードを右クリックします。ショートカット メニューから、「ソリューションのインストール」 を選択します。「ソリューション インストーラ」ウィザードの「インストールするソリューションの選択」パネルが表示されます。
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以前のバージョンのソリューションから移行する場合は、新しいサーバーのインストールとサーバーのアップグレードのいずれかを選択するための 2 つのオプションが表示されます。
「ソリューションの選択」リストで、インストールするテンプレート (*.imt) をクリックするか、「参照」をクリックし、サポートセンターからダウンロードしたテンプレートのコピー先ディレクトリ内で、目的のテンプレートを探します。「次」をクリックします。
2. 「選択の確認」 パネルには、インストールするソリューションのサマリー情報が表示されます。情報をレビューして選択項目を確認し、「次」 をクリックします。
3. 「ソリューション プレフィックスの選択」 パネルで、作成されるすべての管理オブジェクトに適用するプレフィックスを選択します。テンプレートにより、特定のプロジェクト、状態、フィールド、タイプ、トリガー、およびその他のワークフローとドキュメントのオブジェクトが作成されます。新しいオブジェクトと既存のオブジェクトを区別するために、新しく作成したオブジェクトにプレフィックスを適用できます。現在のデータベースがまだ構成されていない場合、ブランクのプレフィックスを設定することもできます。ただし、ブランクのプレフィックスを設定する場合、それ以降のテンプレートではインストール時にプレフィックスが必要になります。
テスト システムで作業している場合、ブランクのプレフィックスでインストールすることを選択できます。
既存のデータのある運用環境システムで作業している場合、プレフィックスはソリューションを既存のオブジェクトとマージする場合に役立ちます。
ソリューションをインストールするとき、一部のオブジェクトの名前が既存のオブジェクトの名前と競合することがあります。これは、プレフィックスなしでソリューションをインストールする場合によく発生します。インストール時のこの問題を解決するには、オプションの 「競合プレフィックス」 を指定します。これにより、オブジェクトの名前の先頭にプレフィックスが付加されます。
続行するには、「次」 をクリックします。
4. ワークフローとドキュメントのオブジェクトの再利用を促進する目的で、ソリューションを基にしたオブジェクトを識別できるように、ソリューションの各オブジェクトには通常、汎用一意ソリューション ID (UUSID) と呼ばれる英数字の文字列が割り当てられています。ソリューションをインストールするとき、ソリューション インストーラで、ソリューションの各オブジェクトに UUSID が割り当てられているかどうかが確認されます。オブジェクトに UUSID が割り当てられている場合、その UUSID を持つオブジェクトがターゲット サーバーに存在するかどうかが確認されます。その UUSID を持つオブジェクトが見つかると、「管理オブジェクトの重複の確認」 パネルが表示され、競合するオブジェクトが示されます。「次」 をクリックすると、インストールするソリューションでターゲット サーバーの既存のオブジェクトが再利用され、ソリューションのオブジェクトから既存のオブジェクトへの ID マッピングと参照がすべて更新されます。フィールドや状態の上書きなど、競合しないコンポーネントは適用されます。UUSID がないソリューションのオブジェクトは、ターゲット サーバーにインストールされます。
続行するには、「次」 をクリックします。
5. 「ソリューション グループ マッピングの選択」 パネルで、用意された一覧を使用して、ソリューション テンプレートで定義済みの各グループを、システム上で定義されているグループにマッピングします。
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新しいグループを作成して定義済みのグループ ロールに割り当てる必要がある場合、Windchill RV&S で新しいグループを作成してから、ソリューション インストーラのこのパネルに戻ることができます。新しいグループを選択できるようにするには、「領域の更新」 をクリックします。
続行するには、「次」 をクリックします。
6. 「ソリューション ユーザー マッピングの選択」 パネルで、用意された一覧を使用して、ソリューション テンプレートで定義済みの各ユーザーを、システム上で定義されているユーザーにマッピングします。
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新しいユーザーを追加するか、グループ メンバーシップを変更して定義済みのユーザー ロールに割り当てる必要がある場合、Windchill RV&S でタスクを実行してから、ソリューション インストーラのこのパネルに戻ることができます。新しいユーザーを選択できるようにするには、「領域の更新」 をクリックします。
続行するには、「次」 をクリックします。
7. 「サンプル データ」 パネルには、「サンプル データのインストール」 オプションがあります。サンプル データには Windchill RV&S のソース コード プロジェクトとメンバーが含まれているので、このインストールを評価やトレーニングに使用する場合には役立ちますが、このインストールを実際の業務に使用する場合には、このオプションをオフにして、サンプル データなしでインストールする必要があります。インストールした後にサンプル データを削除するのは簡単ではありません。サンプル データをインストールするには、適切なコンフィギュレーション管理の権限が必要です。
次のいずれかの操作を行います。
サンプル データをインストールしない場合、「サンプル データのインストール」 オプションをオフにして、「次」 をクリックし、最後の手順に進みます。
サンプル データをインストールする場合、「サンプル データのインストール」 オプションをオンにして、サンプルのコンフィギュレーション管理データをインストールするターゲット ディレクトリの名前を入力します。「次」 をクリックして続行します。
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指定するパスは、Windchill RV&S Server 上でサンプル Windchill RV&S ソースコードプロジェクトを保存した場所の完全修飾ディレクトリパス (大文字と小文字を区別する) である必要があります。ディレクトリ パスを指定するときはスラッシュを使用します。
設定に 「ホスト名とポートの確認」 が含まれている場合、「サーバー接続の選択」 パネルが表示されます。コンフィギュレーション管理データをホストする Windchill RV&S Server に接続するには、次のいずれかの操作を行います。
「接続」 一覧から、該当するホスト名およびポートを選択する。
「新規作成」 をクリックし、サーバー ホスト名およびポート番号を入力して、新しい接続を指定する。情報を受け入れるには、「OK」 をクリックします。
8. 「インストール パラメータの確認」 パネルに、インストールしているソリューションのパラメータが表示されます。選択したパラメータ、およびターゲット ポートとサーバー詳細を確認し、「完了」 をクリックします。
必要なワークフローとドキュメントのオブジェクトがインストールされます。サンプル データをインストールする場合は、ワークフローとドキュメントの特定の追加オブジェクト、および定義済みの Windchill RV&S ソース コード プロジェクトおよびメンバーもインストールされます。
インストール時に UUSID や名前の競合が発生した場合、「ソリューションのインストールの競合のサマリー」 ダイアログ ボックスが表示されます。このパネルには、UUSID や名前が競合するためにインストールされなかったオブジェクトのサマリーが表示されます。サマリーを保存するには、「レポートの保存」 をクリックします。ダイアログ ボックスを閉じるには、「OK」 をクリックします。
インストール中に Windchill RV&S がファイル競合 (既存のイベント トリガーやアイテム表示テンプレートなど) を検出した場合、パネルにファイル競合の概要と競合ファイルの場所が表示されます。Windchill RV&Sインストールディレクトリ/data/_staging_# (# は一意の数字) に競合ディレクトリを作成し、競合するファイルを相対パスで格納します。
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テンプレートのインストールに失敗した場合、Windchill RV&S Server データベースに不整合が残る可能性があります。サーバー側およびクライアント側のログを確認し、エラーを記録してください。エラーを記録した後、PTC 技術サポートに連絡し、バックアップからデータベースを復元してください。