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FSA の用途
FSA により、マネージャや開発チームは分散型開発組織での作業を適切に行うことができます。FSA が提供するリアルタイムでのリモート アクセスとネットワーク パフォーマンスの向上は、組織の必要に応じてさまざまに構成できます。
FSA の主要な構成は地理的に分散している組織に対応していますが、効率を上げて組織内の他の要件に対応できるように、別の構成で実装することもできます。
FSA は柔軟で拡張性が高いため、さまざまな実装方法が用意されています。このトピックでは、さまざまなニーズに対応する 2 つの FSA 構成を紹介します。これらの構成は単なる例でしかなく、FSA のすべての実装方法を示すものではありません。
地理的に分散した構成
地理的に分散した構成は、FSA が扱う一般的な開発上の課題です。この構成では、リモート ユーザーはプロキシに接続し、プロキシはファイアウォールを介してローカル (ホスト) サーバー上の中央のプロジェクトと通信します。リモート ユーザーは、現場の事務所に分散していたり、出張中であったり、自宅で作業していたりする場合があります。
下の図は、地理的に分散した一般的な構成での FSA の実装を示しています。
VPN またはインターネットによる単一のネットワーク接続で、リモート チームは中央のプロジェクトにアクセスします。リモート ユーザーは LAN の速度でプライマリ アクセス ポートと通信します。
社内の負荷分散構成
社内の負荷分散は、単一のサイトで使用される FSA の構成で、中心となるサーバーやバックボーン ネットワークの負荷をプロキシの使用により軽減するためのものです。たとえば、開発チームのユーザーはプロキシを使用して自分のサイトのメイン サーバーに接続することにより、サーバーの負荷を軽減して効率を高めることができます。
下の図は、一般的な社内の負荷分散構成用に FSA を実装した例を示しています。
ネットワーク トラフィックと中央のサーバーへの負荷は、クライアント/ユーザーを各部署のサブネットに分散することによって大幅に減少します。