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プロパティ ファイル
Windchill RV&SServer の FSA プロパティ
このトピックでは、FSA サーバーに影響を与える構成プロパティを示します。これらのプロパティは、ワークフローとドキュメント、およびコンフィギュレーション管理に適用されます。プロパティは、FSA サーバーの動作に影響します。これらのプロパティは、以下で説明されているファイルの「Federated Server Architecture settings」セクションに含まれています。
installdir/config/properties/is.properties
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"direct" および "default" という名前は、大文字、小文字、または大文字と小文字のどのような組み合わせでも、プロキシのホスト名またはエイリアスとして使用できません。ホスト名またはエイリアスでは、スペースおよびカンマは無効な文字です。
有効なポート番号の範囲は 0 ~ 65535 です。エイリアスを指定するには、管理者はポート番号を 0 として使用できます。
Windchill RV&S Server のすべての構成プロパティの一覧については、Windchill RV&S Server Configuration Propertiesを参照してください。
プロパティ
説明
mksis.proxyList=
1 つまたは複数のリモート サーバーの代理を可能にします。プロキシは、エイリアスを使用して定義するか、serverhostname:port の形式で定義できます。
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ここでは実際のサーバーごとにエイリアスを 1 つだけ定義します。エイリアスを使用すると、動的に構成されたホストに一貫した方法で対処できるので、プロキシの定義には、ホスト名ではなく、変更される可能性が少ないエイリアスを使用するのが望ましい方法です。
エイリアスには、大文字 (A ~ Z)、小文字 (a ~ z)、数字 (0 ~ 9)、ハイフン (-) のみを使用する必要があります。
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proxyList で名前を変更すると、保存されているプロキシ データは失われます。データが失われないようにするには、次の例のようにエイリアスを使用します。mksis.proxyList=FieldOffice, ThirdPartyOffice
mksis.<alias>.targetServerID=<hostname:port>
プロキシ一覧でエイリアスを使用する場合は、そのホスト名とポート番号を定義する必要があります。エイリアスは 20 レベルの深さまで入れ子にできます。エイリアスはクライアント エイリアスやサーバー ID の解決またはリダイレクトにも使用できます。各エイリアスには、次の例のような形式の明確な定義が必要です。
mksis.FieldOffice.targetServerID=1.2.43.65:7001
mksis.proxy.default.adminUser=
デフォルトの管理ユーザーに与えるユーザー名。このユーザーは、プロキシを使用した接続での権限と情報へのアクセスを制御します。
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デフォルトの管理ユーザーは、リモート システムの有効なユーザーでなければなりません。
mksis.proxy.default.adminPassword=
デフォルトの管理ユーザーのパスワード。
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デフォルトの管理パスワードは、リモート システムの管理ユーザーの有効なパスワードでなければなりません。
mksis.proxy.<serverAlias>.adminUser=
管理ユーザーに与えるユーザー名。このユーザーは、指定したターゲット サーバー エイリアスでの権限と情報へのアクセスを制御します。このプロパティが指定されていない場合は、デフォルトの管理ユーザーが使用されます。
mksis.proxy.<serverAlias>.adminPassword=
指定したターゲット サーバー エイリアスに対する管理ユーザーのパスワード。このプロパティが指定されていない場合は、デフォルト設定が使用されます。
コンフィギュレーション管理の FSA プロパティの構成
このセクションでは、FSA をセットアップするときにメインサーバーと FSA プロキシサーバーの両方で設定する必要のある構成プロパティについて説明します。これらのプロパティは、次のファイルの Si Cache Properties セクションにあります。
installdir/config/properties/si.properties
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FSA が機能するには、キャッシュ プロパティを設定する必要があります。
FSA サーバーは、複数のWindchill RV&SServer へのプロキシとして構成することもできます。FSA サーバーは、同時に独立した Windchill RV&SServer としても使用できます。
次の組み合わせを使用して、すべてのプロキシ接続、任意の特定のプロキシ接続、スタンドアロンのローカルサーバー、またはこれらすべてに対して適用可能なプロパティを調整できます。プロパティの値を明示的に設定しない場合、デフォルトのプロパティ値が適用されます。
コンフィギュレーション管理のプロパティの一覧については、ソースコンフィギュレーション管理プロパティを参照してください。
次の表では、FSA サーバー上の si.properties ファイルで設定する必要のあるプロパティについて説明します。
プロパティ
説明
si.Cache.default.<propertyName>=<value>
Windchill RV&SServer (サーバーまたはプロキシ) 内のすべてのキャッシュによって使用される特定のプロパティのデフォルト値。
si.ProxyCache.default.<propertyName>=<value>
Windchill RV&SServer 内のすべてのプロキシキャッシュによって使用される特定のプロパティのデフォルト値。
si.ProxyCache.<alias>.<propertyName>=<value>
プロキシ サーバーによって使用される特定のプロパティの値 (<alias> によって定義される)。
si.ProxyCache.default.bulkMemSize=
si.ProxyCache.<alias>.bulkMemSize=
プロキシのバルクデータキャッシュの最大使用メモリ。キャッシュ サイズはキロバイト (k/K)、メガバイト (m/M)、またはギガバイト (g/G) で指定します。
デフォルトは 30M です。
si.ProxyCache.default.bulkDiskSize=
si.ProxyCache.<alias>.bulkDiskSize=
プロキシのバルクデータキャッシュに割り当てられるディスク領域。キャッシュ サイズはキロバイト (k/K)、メガバイト (m/M)、またはギガバイト (g/G) で指定します。
デフォルトは 25G です。
値は、「メンバーの追加」または 「チェックイン」コマンドによってアーカイブに追加された最大メンバーリビジョンより大きくなければなりません。
si.ProxyCache.<alias>.bulkRootDir=
プロキシのバルクデータキャッシュの場所。
プロキシバルクデータキャッシュのデフォルトの場所は、<インストールディレクトリ>/server/mks/<proxyalias>/bulk です。
絶対パスで指定します。
si.ProxyCache.<alias>.rootDir=
プロキシのメタデータ キャッシュの場所。
デフォルトの場所は インストールディレクトリ/server/mks/<proxyalias>/metadata です。
絶対パスで指定します。
si.ProxyCache.default.size=
si.ProxyCache.<alias>.size=
プロキシのキャッシュの最大使用メモリ。キャッシュ サイズはキロバイト (k/K)、メガバイト (m/M)、またはギガバイト (g/G) で指定します。
デフォルトは16M です。最大値は 2G/2048M です。
si.default.autoFetchNewRevisions=
si.<alias>.autoFetchNewRevisions=
true の場合、プロキシは新たにチェックインされたリビジョンや追加されたメンバーのバルク データを自動的にダウンロードできます。false の場合、新しいリビジョンのバルクデータはプロキシによって自動的にダウンロードされません。デフォルトは true です。
このプロパティを設定することによって、特定のエイリアスのデフォルト動作をオーバーライドできます。
si.default.filterTopLevelProjects=
si.<alias>.filterTopLevelProjects=
true の場合、Windchill RV&S によって登録プロジェクト一覧がフィルタされ、プロキシとサーバーに対して登録プロジェクト一覧を開くための権限を持っているユーザーのみが表示されます。false の場合、プロキシとサーバーの登録されているプロジェクトの一覧にフィルタは適用されません。デフォルトはfalse です。このプロパティを設定することによって、特定のエイリアスのデフォルト動作をオーバーライドできます。
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FSA の場合は、メインサーバーと FSA サーバーの両方でこのプロパティを設定する必要があります。
次の表では、メインサーバー上の si.properties ファイルで設定する必要のあるプロパティのうち、FSA 構成に影響を及ぼすものについて説明します。
プロパティ
説明
si.Cache.default.journalHighWater=
si.Cache.default.journalLowWater=
イベントのジャーナルの上限値と下限値を設定します。Windchill RV&SServer では、すべてのイベントのジャーナルが維持され、切断やサーバー再起動の後にクライアントとプロキシを同期できます。ジャーナル エントリの数を大きくすると、長期間の障害の後でもクライアント キャッシュを完全に消去せずに済みます。デフォルトは次のとおりです。
si.Cache.default.journalHighWater=100000
si.Cache.default.journalLowWater=80000
si.Cache.default.journalClientEventCountLimit=
クライアント同期の制限。故障がこの制限を超えた後にクライアントが再接続すると、クライアント キャッシュが消去されます。デフォルトは 20000 です。
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プロキシの場合、クライアント同期の制限はありません。プロキシは、オフラインでイベントが失われた場合でも、常に再同期します。
si.Cache.default.evtQueueWarningLimitProxy
si.Cache.default.evtQueueErrorLimitProxy
イベント キューのイベントの数がここで設定した数値に達すると警告がログに記録されます。
イベントキューのイベントの数がここで設定した数値に達すると、プロキシが接続解除されます。
イベントをプロキシに伝播するときのデフォルトです。
si.Cache.default.evtQueueWarningLimitProxy=500
si.Cache.default.evtQueueErrorLimitProxy=1000
si.Cache.default.evtQueueWarningIntervalProxy
ここで設定する時間間隔以上、キューが警告制限を超えたままの状態が続くと、再び警告が発生します。
デフォルト (秒): 60
si.default.filterTopLevelProjects=
true の場合、Windchill RV&S によって登録プロジェクト一覧がフィルタされ、プロキシとサーバーに対して登録プロジェクト一覧を開くための権限を持っているユーザーのみが表示されます。false の場合、プロキシとサーバーの登録されているプロジェクトの一覧にフィルタは適用されません。デフォルトはfalse です。このプロパティを設定することによって、特定のエイリアスのデフォルト動作をオーバーライドできます。
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FSA 上にプロジェクトが存在する場合、メインサーバーはプロキシユーザーの権限に基づいてリストをフィルタし、プロキシサーバーはエンドユーザーの権限に基づいてリストをフィルタします。