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共有コンフィギュレーション管理サブプロジェクトの追加
CLI EQUIVALENT 
si sharesubproject
共有サブプロジェクトは、複数のコンフィギュレーション管理プロジェクトのメンバーであるサブプロジェクトです。元のサブプロジェクトを参照することによって、2 つ以上のプロジェクト間でサブプロジェクトを共有できます。共有サブプロジェクトを使用すると、多くのプロジェクトにまたがる共通のメンバーにアクセスできます。共有サブプロジェクトは、同じディレクトリ構造またはプロジェクト階層内に配置する必要はありません。
たとえば、ABC Financial の北米の Web サイトとドイツの Web サイトを管理しているとします。どちらの Web サイトもバージョン コントロール下にあり、同じイメージを使用していますが、コンテンツは異なります。このような場合、重複を避け、両方の Web サイトで同じイメージを使用するために、イメージをサブプロジェクトに追加し、それを 2 つのプロジェクト間で共有します。
共有サブプロジェクトは、次の方法で追加できます。
• 共有サブプロジェクトを追加するプロジェクトを選択し、「プロジェクト」 > 「サブプロジェクト」 > 「追加」を選択します。そして、追加するサブプロジェクトを選択します。
共有するサブプロジェクトを選択し、「プロジェクト」 > 「サブプロジェクト」 > 「共有先」を選択します。そして、サブプロジェクトを共有するプロジェクトを選択します。
サブプロジェクトを追加する場合は、次のいずれかのタイプを指定できます。
「標準」。メインラインで作業中のサブプロジェクトに基づいて、サブプロジェクトが追加されます。
「バリアント」 を選択した場合、マスタ プロジェクトの特定の開発パスに基づいてサブプロジェクトが追加されます。
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「バリアント」 オプションは、使用可能な開発パスが存在しない場合は使用できません。
非アクティブ化された開発パスは、「開発パス名」一覧に表示されません。
「ビルド」。開発をさらに進めるためでなく、プロジェクトをビルドまたはテストするために使用されるマスタ プロジェクトの特定のチェックポイントに基づいて静的サブプロジェクトが追加されます。チェックポイントを指定するには、チェックポイント番号またはラベルを使用します。
「デフォルト」。親プロジェクトと同じタイプとしてサブプロジェクトが追加されます。
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サブプロジェクトのタイプを選択しない場合は、親プロジェクトと同じタイプとしてサブプロジェクトが追加されます。
共有プロジェクトの動作
共有サブプロジェクトの機能は、共有されていないサブプロジェクトと同じであり、同じコマンドでアクセスできます。共有サブプロジェクトは、元のマスタ プロジェクト内に引き続き存在しますが、他のプロジェクトから参照され、共有サブプロジェクトとして表示されます。
共有サブプロジェクトを操作するとき、Windchill RV&S では、ACL、ポリシー ステートメント、イベント トリガー、および変更パッケージ エントリを解決するために、プロジェクト階層内の相対的な名前ではなく、リポジトリ内にあるサブプロジェクトの実際の名前を使用します。これにより、異なるプロジェクトをまたがる変更パッケージの可搬性が向上します。
Source Windchill RV&S Standard からの共有プロジェクト
Source Windchill RV&S Standard (Windchill RV&S の以前のバージョン) で作成された共有サブプロジェクト (ツリー外サブプロジェクト) は、Windchill RV&S からアクセスすると、操作を中断させないで検出されます。このようなサブプロジェクトの形式は、再構成によって新しい形式に変更または更新するまで保持されます。