プロジェクト表示を使用して、組織全体の情報へのアクセスを制御できます。Windchill RV&S を使用して、製品開発を反映するワークフローとドキュメント プロジェクトを管理できます。プロジェクト表示を使用して、あるグループの機密情報が別のグループによって表示されたり変更されないようにすることができます。すべてのアイテムおよび電子メール通知は、プロジェクト表示規則に従います。

プロジェクトを作成する際に、プロジェクトおよびプロジェクトに割り当てられているすべてのアイテムを表示できるユーザー グループを選択できます。また、データベース内のすべてのプロジェクトを表示できるユーザー グループと、特定のプロジェクトだけの表示に制限されるユーザー グループを定義することもできます。

ユーザーがプロジェクトの表示を許可されている 1 つ以上のグループのメンバーでない場合、そのユーザーはプロジェクトとそのサブプロジェクトに属しているどのアイテムも表示できません。ユーザーが指定のサブプロジェクトを表示するには、関連付けられた親プロジェクトを表示する権限が必要です。プロジェクトを表示できるすべてのユーザー グループが、そのプロジェクトのすべてのサブプロジェクトを表示できるようにする必要はありません。サブプロジェクトの表示を、プロジェクトを表示できるグループよりも少ない数のグループに制限できます。

プロジェクト表示に基づいて、ユーザーは表示可能なプロジェクト内のアイテムについてだけデータベースをクエリーできます。ユーザーが表示できないプロジェクトは、クエリー結果に表示されません。表示されないプロジェクト内のアイテムを表示しようとすると、エラー メッセージが表示されます。

あるプロジェクトのアイテムが、ユーザーに表示されないプロジェクト内のアイテムに関連する場合は、関連するアイテムのアイテム ID だけが 「関連」ビューに表示されます。「履歴」ビューでは、ユーザーは編集が行われたことだけを確認できます (ユーザーにより変更日に変更)。ユーザーは、編集内容が関連アイテムの追加と削除のどちらであるかを確認できません。

前はユーザーに表示されなかったアイテムが、ユーザーに表示されるプロジェクトに再度割り当てられた場合、「履歴」ビューに前のプロジェクト名は表示されません。代わりに、シンボリックなRestricted Project 値が表示されます。

3 人のユーザーを例に挙げます。1 人目はワード プロセッサ R&D グループのメンバー、2 人目はスプレッドシート R&D グループのメンバー、3 人目は製品マネージャ グループのメンバーです。割り当てられたワークフローとドキュメント プロジェクトの権限は再帰的であり、次のようにサブプロジェクトに適用されます。

プロジェクト権限に従って、ワード プロセッサ R&D グループのメンバーは、ワード プロセッサ プロジェクトとそのサブプロジェクト (Text Engine、Import & Export、PrintEngine)、およびこのプロジェクトに関連付けられたすべてのアイテムだけを表示できます。

プロジェクト権限に従って、スプレッドシート R&D グループのメンバーは、スプレッドシート プロジェクトとそのサブプロジェクト (Toolbars & Menus、Formula Engine、Chart Engine)、およびこのプロジェクトに関連付けられたすべてのアイテムだけを表示できます。

プロジェクト権限に従って、製品マネージャ グループのメンバーは、ワード プロセッサ プロジェクト、スプレッドシート プロジェクト、それらのサブプロジェクト、および両方のプロジェクトに関連付けられたすべてのアイテムを表示できます。