サーバー構成 > SCM のサーバー ポリシー > サーバーポリシーの解決
  
サーバーポリシーの解決
プロジェクトのサーバーポリシーを解決するための重要な要素は以下のとおりです。
特定のプロジェクトのポリシーを評価するときには、構成パスに従って、そのプロジェクトの階層またはツリーをトップダウン方式で横断します。ポリシー解決のための横断は最上位のプロジェクトから開始され、構成パスに従ってサブプロジェクトへと進みます。
たとえば、次のようなプロジェクトがあるとします。
/top-level1/subproject/project.pj
ポリシーの評価は次の順序で実行されます。
1. グローバルポリシーの設定
2. /top-level1/project.pj のグローバルポリシーの設定 (存在する場合のみ)
3. /top-level1/subproject/project.pj のポリシーの設定 (存在する場合のみ)
ポリシーの設定は、後続の設定によって常にオーバーライドされます。
横断は構成パスに基づきますが、プロジェクトの実際の評価はプロジェクトの正規パス (および該当する場合はバリアント) に基づくことに注意してください。これは特に、階層内で検出されたプロジェクトが共有プロジェクトまたは移動されたプロジェクトである場合に、その構成が正規の場所とは異なるため、重要です。たとえば、次のようなプロジェクトがあるとします。
/top-level2/shared-subproject/project.pj
ここで
shared-subproject は、前の例に示した /top-level1/subproject/project.pj によって共有されています。
ポリシーの評価は次の順序で実行されます。
1. グローバルポリシーの設定
2. /top-level2/project.pj のグローバルポリシーの設定
3. /top-level1/subproject/project.pj のポリシーの設定、つまり /top-level2/shared-subproject/project.pj の正規の場所
ポリシーは階層順に評価されるため、サブプロジェクトのポリシーによって、階層内でそれより上位にあるプロジェクトに設定されているポリシーがオーバーライドされます。サブプロジェクトのポリシーの設定によって、それより上位のプロジェクトに設定されているポリシーがオーバーライドされるのを回避するには、上位のポリシーをロックします。ロックされたポリシーが階層ナビゲーション中に検出された場合、そのポリシーは、サブプロジェクトのポリシーの設定によってオーバーライドされません。
バリアントプロジェクトのサーバーポリシーを評価するとき、Windchill RV&S はメインラインを検索するとともに、バリアントパスも検索します。
Windchill RV&S は、プロジェクトの構成パスに、最上位プロジェクトから生成されたバリアント階層へのジャンプが含まれている場合にのみ、Development Path のグローバルポリシーを評価します。バリアント階層へのジャンプが構成パス内のサブプロジェクトで行われる場合、Windchill RV&S は、対応するDevelopment Path のグローバルポリシーを評価しません。