Windchill RV&S の一時ファイルの場所の構成
Windchill RV&S Server は、一時ファイルを作成し、複数のデフォルトの場所にそのファイルを書き込みます。サーバー プロパティを変更して、一時ディレクトリの場所をより大きなディスクやより高速なディスクに変更すると、サーバーのパフォーマンスを向上させたり、一時ファイルにより多くの領域を割り当てたりできます。
Windchill RV&S Server による一時ファイルの書き込み先を設定するには、以下に示すすべてのプロパティを変更します。
• サーバーのインストールディレクトリ/bin/mksservice.conf では、以下のプロパティを変更します。
mks.java.additional.##=-Djava.io.tempdir
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mks.java.additional.## の番号は、ファイルの一意の番号に修正できます。
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• server installdir/config/properties/is.properties では、以下のプロパティのコメントを解除し、目的の一時ファイルのディレクトリとして設定します。
mks.user.temp.dir=
実行時に一時ファイルを書き込むサーバー ユーティリティもあります。ユーティリティが一時ファイルを書き込む場所を構成するには、java.io.tmpdir を次の .lax ファイルに追加します。
• サポートパッケージ収集ユーティリティ - server installdir/bin/collectSupportPackage.lax
• 暗号化パスワードユーティリティ - server installdir/bin/encryptPassword.lax
• Windchill RV&S Server ユーティリティ - サーバーのインストールディレクトリ/bin/isutil.lax
• パッチサーバーユーティリティ - server installdir/bin/PatchServer.lax
• データベースユーティリティ - database utils installdir/bin/CopyDB.lax
java.io.tmpdir を .lax ファイルに追加するには、以下の手順を実行します。
1. テキストディタで .lax ファイルを開きます。
2. lax.nl.java.option.addition 設定の最後に次を追加します。
-Djava.io.tmpdir="temporary directory"
Windchill RV&S Client も、一時ファイルを作成してデフォルトの場所にそのファイルを書き込みます。クライアントが一時ファイルを書き込む場所を変更するには、java.io.tmpdir を IntegrityClient.lax ファイルに追加します。
1. テキストエディタで client installdir/bin/IntegrityClient.lax を編集します。
2. lax.nl.java.option.addition 設定の最後に次を追加します。
-Djava.io.tmpdir="temporary directory"
同様に、java.io.tmpdir を Windchill RV&S Client のゲートウェイとパッチクライアントユーティリティに追加することにより、一時ファイルの書き込み先を制御することができます。
client installdir/bin/Gateway.lax
client installdir/bin/PatchClient.lax