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計算フィールドを作成するには
1. 「フィールドの作成」ダイアログボックスのDate「データ型」Floating Point一覧で、「Integer」、「Logical」、「Short Text」、「」、または「」を選択します。該当するデータ型の設定が表示されます。
2. 「計算の値」 オプションを選択します。
3. 「計算の定義」フィールドで、「計算式の規則」に記載されている規則を使用して計算式を作成します。
次に例を示します。
不具合アイテムの作業が行われなかった日数を特定するには、「非アクティブ日数」という日付フィールドを作成して次の式を入力します。
now() - "Modified Date"
「非アクティブ日数」フィールドに、不具合アイテムが最後に編集されたときからの経過日数が表示されます。
プロジェクト アイテム タイプに「実際原価」と「予想原価」というフィールドが含まれているとします。プロジェクトの実際原価が予想原価を上回るかどうかを判定し、さらに上回る金額を特定するには、「原価超過」という整数または浮動小数点のフィールドを作成して次の式を入力します。
"Actual Cost" - "Expected Cost"
「実際原価」フィールドの値が「予想原価」フィールドの値を上回る場合、アイテムの編集後に「原価超過」フィールドが表示され、実際原価が予想原価をいくら上回るかが表示されます。
プロジェクトの実際原価が予算額の 90 % を超えたかどうかを判定するには、次の式を入力します。
"Actual Cost" > .90 * "Expected Cost"
「実際原価」フィールドの値が「予想原価」フィールドの値の 90 % を超える場合、アイテムの編集後に「原価超過」フィールドが表示され、実際原価が予想原価の何パーセントを上回るかが表示されます。
プロジェクト マネージャは、コストが見積予算の 90% を超えているプロジェクト アイテムを識別するクエリーまたは電子メール通知を作成して、プロジェクト予算を厳密に監視できます。
4. バージョン管理の時点での計算値を記録し、以降の更新が行われないようにするには、「バージョン付きアイテムに計算更新を許可する」オプションを無効にします。デフォルトでは、バージョン付きアイテムの計算値は計算フィールド定義に基づいて更新を継続します。
計算フィールドの定義に基づいて継続的に更新される計算フィールドは「ライブフィールド」と呼ばれ、バージョン付きアイテムではライブフィールドアイコン () が表示されます。
計算式でバージョン付きアイテムを操作している場合、Windchill RV&S がフィールド値を決定できない場合があります。バージョン付きアイテムで不明な (または不確定な) 計算フィールド値を示すために、Windchill RV&S では不確定な計算アイコン () が表示されます。
5. 計算フィールドを計算してアイテムの履歴に格納する頻度を指定するには、「履歴に保存する頻度」 一覧から頻度を選択します。頻度を選択すると、履歴のチャート化が容易になります。デフォルトは never です。
カスタムの頻度を指定するには、一覧から「never」を選択して、必要な頻度を指定するイベント トリガーを作成します。フィールドの計算頻度を設定する方法については、計算の実行日時のスケジュールを参照してください。
ドキュメント バージョン管理が有効で、履歴を保管するよう計算フィールドが設定されている場合は、バージョン付きアイテムでアイテムの履歴を表示する際、次の点に注意してください。
計算値が常に有効な場合、アイテムの履歴で有効な値が記録されます。
計算値が常に不確定な場合、アイテムの履歴で不確定な計算としてアイコン () が記録されます。
計算値が以前は有効で現在は不確定な場合、アイテムの履歴で有効な値が記録されます。
6. 「計算の実行方法」 一覧から、次のいずれかの計算タイプを選択します。
static」を選択すると、フィールドがスケジュールに基づいて計算され、「履歴に保存する頻度」一覧で選択した値に基づいて結果がアイテムの履歴に格納されます。静的なフィールドの列は、データベースのアイテム行に格納されます。式にクエリーや集計関数などの外部関数が数多く含まれる場合は、「static」を選択する必要があります。静的な計算フィールドの計算については、静的な計算フィールドの計算を参照してください。
dynamic」を選択すると、フィールドはフィールド値が取得されるたびに計算されます。デフォルトでは、動的なフィールドの列はデータベースのアイテム行に格納されませんが、「dynamic」を選択し、「履歴に保存する頻度」一覧から頻度を選択できます。デフォルトは dynamic です。
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動的な計算フィールドはデータベースに格納されないため、Windchill RV&S Client のすべてのテキスト フィールド検索で、短いテキスト型の動的な計算フィールドを見つけることはできません。短いテキスト型の動的な計算フィールドを検索するには、特定の "次を含むフィールド" 比較を含むクエリーを作成します。クエリーに追加のフィルタが含まれていないと、そのクエリーでは最適な結果が返されないことがあります。
クエリーを使用する場合のパフォーマンスの問題を回避するには、クエリー定義で動的な計算フィールドを使用しないようにします。対処方法としては、関連フィールドが変更されると起動する規則に基づいたイベント トリガーを作成し、標準の整数フィールドに数を格納します。
大きなドキュメントを使用する場合のパフォーマンスの問題を回避するには、Requirements のすべての計算フィールドを静的にし、動的なフィールドは含めないようにします。
7. 残りのフィールドとタブ形式のパネルをすべて指定します。
8. 「OK」 をクリックして変更を保存します。