ACL の構文

ACL を Windchill RV&S ソースコードプロジェクト、サブプロジェクト、およびメンバーのレベルで見直すと、さまざまな要素を識別できる明確な構文があることがわかります。ACL の名前はプロジェクトから取り、区切り文字としてコロンを使用します。たとえば、次のようになります。

管理 ACL

書式設定

mks

Windchill RV&S Server をルートレベルで管理制御するデフォルトのサーバーレベル ACL。デフォルトでは、everyone グループに対して AdminServer 権限が拒否されています。

この ACL および ACL エントリを削除することはできません。

mks:aa

ACL 管理にリンクされたログインアクセスを制御するデフォルト ACL。

mks:aa:mks

デフォルトサーバーレベルの ACL。この ACL 内の読み取り権限と更新権限は、他の ACL に対するアクセスを制御します。また、製品固有の ACL およびコンフィギュレーション管理の ACL に対する読み取りアクセスと更新アクセスも制御できます。たとえば、コンフィギュレーション管理のプロジェクト C:/Orion_Program/project.pj の場合は、次のようになります。

mks:aa:mks:si:project:id:Orion_Program

mks:patch

クライアントのサービスパックのインストールと保守を制御するサーバーレベル ACL。デフォルトでは、everyone グループに対して Download 権限が許可されています。

mks:system:viewsets

ビューセットの発行を制御するサーバーレベル ACL。

mks:system:mksdomain

MKS ドメインを管理および制御するサーバーレベル ACL。

mks:system:webservices

Windchill RV&S Server Web サービスの呼び出しを制御するサーバーレベル ACL。

製品固有の ACL	書式設定
mks:im	mks:im ワークフローとドキュメントの機能へのアクセスを制御する製品レベルの ACL。
mks:si	mks:si コンフィギュレーション管理の機能へのアクセスを制御する製品レベルの ACL。すべてのプロジェクトおよびメンバー ACL は、この ACL から継承されます。

コンフィギュレーション管理の ACL	書式設定
project	mks:si:project:id:<project directory> たとえば、プロジェクト C:/Orion_Program/project.pj の場合は次のようになります。 mks:si:project:id:Orion_Program
variant project	mks:si:project:devpath:<devpath name>:id:<project directory> たとえば、プロジェクト C:/Orion_Program/project.pj のバリアント Orion_SP2 の場合は次のようになります。 mks:si:project:devpath:Orion_SP2:id:Orion_Program
subproject	mks:si:project:id:<project directory>:<subproject directory> たとえば、サブプロジェクト C:/Orion_Program/bin/project.pj の場合は次のようになります。 mks:si:project:id:Orion_Program:bin
variant subproject	mks:si:project:devpath:<devpath name>:id:<project directory>:<subproject directory> たとえば、バリアントサブプロジェクト C:/Orion_SP2/bin の場合は次のようになります。 mks:si:project:devpath:Orion_SP2:id:Orion_Program:bin
member	mks:si:project:id:<project directory>:<subproject directory>:<member name> たとえば、メンバー C:/Orion_Program/bin/Orion.exe の場合は次のようになります。 mks:si:project:id:Orion_Program:bin:Orion.exe
variant member	mks:si:project:devpath:<devpath name>:id:<project directory>:<subproject directory>:<member name> たとえば、バリアントプロジェクト Orion_SP2 のメンバー C:/Orion_Program/bin/Orion.exe の場合は次のようになります。 mks:si:project:devpath:Orion_SP2:id:Orion_Program:bin:Orion.exe
archive	mks:si:archive:id:<archivepath dir>:<archivename> たとえば、アーカイブ C:/Orion_Program/bin/Orion.exe の場合は次のようになります。 mks:si:archive:id:Orion_Program:bin:Orion.exe