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安全性への準拠でのソース トレースの使用
ソース トレースは機能安全環境で使用されるように設計されています。安全関連の開発での Integrity の使用方法については、Windchill RV&SPTC eSupport Portal (http://www.ptc.com/support/integrity.htm) にある機能安全のドキュメンテーションを参照してください。
ソース トレースは、問題がビジネスに重大なリスクを及ぼし、二重の予防策と保証が求められる、安全性を重要視するソフトウェアに特に役立ちます。安全規格に準拠しない場合は、製品の市場への参入が禁止され、収入が減少するという結果にもなります。ISO 26262 や IEC 61508 のような機能安全規格では、厳密なレポートと監査が求められます。要件からソースへの直接のトレースは、生産されるソフトウェアが指定された要件に一致して作成、検証されていることを保証するための主要機能です。
次の図は、ISO 26262 に準拠する必要がある設計仕様への要件のトレースを示しています。
ISO 26262 でのトレースの関連 (仕様に重点)
ハンド コードされたソース メンバーは、コードが仕様からの実装またはモデルからの実装に関係なくソース トレースを最大限使用します。ソース トレースを使用することで、コードの開発プロセスは監査とコンプライアンス規格に従うようにします。コードの生成ツールが規格に準拠している限り、モデルから直接生成されたコードも規格に準拠します。