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コンフィギュレーション管理プロジェクトの復元
CLI EQUIVALENT 
si restoreproject
「プロジェクトの復元」アクションを使用すると、以前にチェックポイントを作成したリビジョンにコンフィギュレーション管理プロジェクトを復元することができます。「プロジェクトの復元」アクションは、開発を以前のバージョンに戻す必要がある場合や、現在のバージョンのプロジェクトで作業を続行する予定がない場合に使用すると便利です。復元されたプロジェクトリビジョンから開発を続行できます。「プロジェクトの復元」アクションは、通常のプロジェクトとバリアントプロジェクトの両方に適用できます。
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「プロジェクトの復元」アクションを使用して、ターゲットリビジョンに存在していたがその後除外されたサブプロジェクトを復元し、チェックポイントを作成することができます。こうしたサブプロジェクトが現在はプロジェクトのメンバーではない場合でも、このアクションを実行することができます。
GUI を使用してプロジェクトを復元するには、復元するコンフィギュレーション管理プロジェクトを「プロジェクト」ビューまたは「サンドボックス」ビューで選択し、「プロジェクト」 > 「復元」を選択します。サンドボックスまたはサブサンドボックスを選択すると、対応するマスタプロジェクトが参照されます。
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以前にチェックポイントを作成したプロジェクトから新しい開発ブランチを作成する場合は、「プロジェクトの復元」アクションを使用しないでください。代わりに、新しい開発パスを作成してください。
「プロジェクトの復元」コマンドの機能
Windchill RV&S は、次のようにプロジェクトを復元します。
チェックポイントが現在のコンフィギュレーション管理プロジェクトリビジョンに対して実行されます。
コンフィギュレーション管理プロジェクトがターゲットリビジョンに復元されます。
復元されたリビジョンの最終チェックポイントが作成されます。
したがって、復元するコンフィギュレーション管理プロジェクトごとに 2 つのリビジョンが生成されます。たとえば、プロジェクトのヘッドリビジョンが 1.4 であるときにリビジョン 1.2 に復元する場合は、次のプロジェクトリビジョンが生成されます。
1.6 最終チェックポイント
1.5 事前チェックポイント
リビジョン 1.6 からプロジェクト開発作業を続行できます。
復元するチェックポイントの選択
「選択」タブで定義済みリビジョンまたは特定のリビジョンを選択することにより、復元するチェックポイントを選択することができます。
特定のリビジョンを復元する場合は、「特定のリビジョン」を選択します。デフォルトリビジョンは、最新のチェックポイントです。ただし、「リビジョン」タブのチェックポイント番号に基づいて特定のリビジョンを選択できます。または、「ラベル」タブのラベルに基づいて特定のリビジョンを選択できます。
重要な考慮事項
コンフィギュレーション管理プロジェクトが復元されると、復元されたすべてのメンバーが初期状態に戻ります。
「プロジェクトの復元」アクションは、通常のプロジェクトとバリアントプロジェクトの両方に適用できます。
コンフィギュレーション管理プロジェクトをチェックポイントが事前に作成されているリビジョンに復元すると、「プロジェクトの復元」アクションを効率的に元に戻すことができます。
「プロジェクトの復元」アクションを使用してビルドプロジェクトを復元することはできません。
チェックポイントがそのプロジェクトで進行中の場合は、プロジェクトを復元できません。
バリアント プロジェクトを特定のプロジェクトリビジョンに復元するには、プロジェクトリビジョンで参照されているすべてのサブプロジェクト内にその開発パスが存在している必要があります。
現在のコンフィギュレーション管理プロジェクトリビジョンでチェックポイントを実行すると、すべてのサブプロジェクトについてチェックポイントが作成されます。この場合、最後のチェックポイント以降変更されていないサブプロジェクトも含まれます。
プロジェクトを復元する際のサブプロジェクト構成の定義
参照チェックポイントからプロジェクトを復元する場合、プロジェクトで結果のサブプロジェクト構成を定義できます。すべてのサブプロジェクト構成オプションが、参照チェックポイントから取得される同じサブプロジェクトとメンバーの内容になります。異なるのは、サブプロジェクトの構成だけです。参照チェックポイントに存在しなかった新しいサブプロジェクトは除外され、存在しないサブプロジェクトが再び追加されます。
復元操作によるサブプロジェクトへの影響を制御する場合は、結果的なサブプロジェクト構成を指定する機能を使用すると便利です。「オプション」をクリックすると、「結果的なサブプロジェクト構成」を表示して設定することができます。たとえば、「明示的に構成されたサブプロジェクト以外の開発パス上 (レガシー)」を選択した場合、現在の開発パスだけが影響を受けます。参照チェックポイント内でビルドサブプロジェクトとして構成されていないサブプロジェクトは、すべて現在の開発パスに対して構成されます。そのため、プロジェクトを復元すると、現在の開発パス上のサブプロジェクトでメンバーの変更処理が実行されることになります。
「結果的なサブプロジェクト構成」オプションには、以下の選択肢があります。
「明示的に構成されたサブプロジェクト以外の開発パス上 (レガシー)」は、参照チェックポイントの直接の親と同様に構成されたサブプロジェクトが、その直接の親と同じ開発パスで構成されるように指定します。直接の親プロジェクトの結果の構成がメインライン上に存在する場合、そのサブプロジェクトもメインライン上で構成されます。その直接の親とは異なって構成されているすべてのサブプロジェクトは、参照チェックポイントで構成された方法と同じ方法で構成されます。
「開発パス上」を指定すると、すべてのサブプロジェクトが、復元先のプロジェクトと同じ開発パス (または、プロジェクトがメインライン上に存在する場合はメインライン) で構成されます。参照チェックポイントでビルドとして構成されたサブプロジェクトは、引き続きビルドとして構成され、参照チェックポイントからリビジョンにポイントします。
「ライトウエイト (ビルド)」は、すべてのサブプロジェクトがビルドサブプロジェクトとして構成されるように指定し、参照チェックポイントからリビジョンにポイントします。共有サブプロジェクトは、共有ビルド サブプロジェクトとして構成されます。「ライトウェイト」という用語は、拡張可能な開発パスの旧称であることに注意してください。
「現在の構成の維持」は、参照チェックポイントの構成に関係なく、現在のサブプロジェクト構成を変更しないように指定します。除外された参照チェックポイントのサブプロジェクトは、ビルドサブプロジェクトとして追加されて構成されます。現在ビルドサブプロジェクトとして構成されているすべてのサブプロジェクトについて、現在の構成が保持されます。ただし、それらのサブプロジェクトのリビジョンは、参照チェックポイントの同じリビジョンを指すように更新されます。