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メンバー操作の遅延
Windchill RV&S の特定の操作に対して、コマンドの完了を遅延させることができます。遅延オプションを使用すると、プロジェクトに影響を与えずにサンドボックスでの操作の影響を確認できます。操作の遅延は、選択可能なオプションとして次の 2 つの方法で実行できます。それは、GUI 経由の方法と、--defer オプションとしてコマンドライン インタフェース内で実行する方法です。
たとえば、現在の預金計算機能のメニュー イメージを他のメニュー イメージに合わせて変更する担当者が割り当てられました。この作業のためには、現在のイメージを除外して新しいイメージを追加する必要があります。この場合、担当者は、変更の単体テストが完了するまで変更をコミットしたくないため、遅延中の追加と除外を使用します。
次の操作に遅延オプションを適用できます。
メンバーのプロジェクトへの追加
アーカイブからプロジェクトへのメンバーの追加
メンバーの移動
メンバーのプロジェクトからの除外
メンバーのチェックイン
メンバーの名前変更
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「遅延中の項目」 フィルタを適用して遅延中の操作に関連付けられているメンバーをすべて表示できます。
遅延中のメンバーは、遅延中の操作 (追加、除外、チェックイン、名前変更、移動、インポート、アーカイブからの追加、リビジョンの更新) のいずれかに関連付けられているメンバーです。遅延中のメンバーはサンドボックスに表示されますが、遅延中の操作はサブミットされるまでプロジェクトには表示されません。
遅延中の操作が表示されるのはクライアント側のサンドボックスからだけで、サブミットされた場合に限りプロジェクト内に表示されます。遅延中の操作は変更パッケージに追加して変更のグループとしてサブミットできますが、プロジェクトに対してサブミットされるまで Windchill RV&S Server には表示されないことに注意してください。
遅延中の名前変更、移動、およびチェックイン操作以外の操作については、Windchill RV&S では、1 つのメンバーに対して単一の遅延中の操作しかサポートされません。単一のメンバーに対して複数の遅延中の操作を実行しようとすると、Windchill RV&S ではエラーが報告されます。
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メンバーに遅延中の操作を指定すると、Windchill RV&S ではメンバーを変更する操作はそれ以上追加できません。
名前変更、移動、またはチェックイン操作は、単一のメンバーに対して同時に遅延できます。これらの遅延中の操作がサブミットされると、Windchill RV&S では、最初にチェックイン操作、次に名前変更操作、移動操作の順に実行されます。これらの操作の実行順序はデフォルトで設定されていて、構成できません。
変更パッケージ レビューが必須である場合、コマンド ダイアログ ボックスで遅延中のオプションが有効になっていることを確認してください。有効になっていない場合、Windchill RV&S では、関連付けられている変更パッケージがサブミットされたときではなく、コマンド操作が完了したときに保留中のエントリが (必要な場合には保留中のリビジョンも) 作成されます。