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メンバーのチェックイン
CLI EQUIVALENT 
si ci
メンバーに対する変更が完了したら、メンバーをチェックインして、変更内容をメンバーの履歴の新しいリビジョンとして保存する必要があります。メンバーは定期的にチェックインする必要があります。
メンバーをチェックインすると、メンバーの新しいリビジョンが作成され、それがメンバー履歴に追加されます。ヘッドリビジョンまたはブランチ チップリビジョン以外のリビジョンにメンバーをチェックインすると、新しいブランチが作成されます。
インタフェース
手順
GUI
「サンドボックス」ビューから、チェックインするメンバーを 1 つ以上選択し、「メンバー」 > 「チェックイン」を選択します。
Web
「プロジェクト」 または 「メンバー履歴」 ビューから、対応するチェック ボックスをオンにして、チェックインするメンバーを選択します。「プロジェクト」ビューから、「メンバー」 > 「チェックイン」を選択します。「メンバー履歴」ビューから、「履歴」 > 「チェックイン」を選択します。
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Web インタフェースでは、1 回の操作でチェックインできるメンバーは 1 つだけです。複数のメンバーを選択してチェックインするとエラーが発生します。
Web インタフェースではシンボリック リンク ファイル メンバーをチェックインすることはできません。Web インタフェースでシンボリック リンク ファイルをチェックインすると、リンク ファイルはターゲット ファイルのコンテンツに置き換えられます。
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メンバーの最大サイズは、Oracle または SQL Server で 2 GB です。サーバーで使用されているリポジトリのタイプについては、管理者に確認してください。
GUI では、「チェックイン」 ダイアログ ボックスの 「差異」 ボタンをクリックすると、ワーク ファイルとチェックアウトしたリビジョンの間の差異を表示できます。
チェックイン前の再同期
非排他的ロック ポリシーを使用している場合、自分以外のユーザーも同じリビジョンをチェックアウトしている可能性があります。別のユーザーが先に変更をチェックインした場合、現在のブランチの次のリビジョンはそのユーザーによって取得されます (現在のブランチのチップリビジョンの場合)。この場合、変更をチェックインしようとすると、チェックインを実行する前に、コミットされた変更を自分のワーク ファイルと再同期してマージするように求めるメッセージが表示されます。ロック ポリシーの詳細については、管理者に確認してください。
リビジョンの説明の割り当て
リビジョンの説明は、永続的にアーカイブのメタデータの一部になるテキストです。変更内容や変更理由の記録を残すことができます。これは、メンバーを改訂または更新する必要が生じた場合に、自分や他のチーム メンバーにとって重要な情報になります。
新しいリビジョンがチェックインされると、リビジョンの説明は変更できません。ただし、リビジョンの説明に新しい情報を追加することはできます。
管理者がリビジョンの説明を強制するフィーチャーを設定している場合は、必ずリビジョンの説明を入力します。
変更パッケージの使用
変更パッケージ レビューが必須である場合、変更パッケージをサブミットすると保留中のリビジョンが作成されます。
メンバーリビジョンの更新
メンバーのチェックイン時に「メンバーリビジョンの更新」オプションを使用すると、プロジェクトのメンバーの一覧に各メンバーの最新のリビジョンが追加されていることを確認できます。オプションが有効になっていない場合は、プロジェクトの一覧に、各メンバーの履歴の最新のリビジョンが反映されない可能性があります。たとえば、現在のプロジェクト メンバーがアーカイブ ファイルのリビジョン 2.7 でありながら、メンバーの履歴にそれより新しいリビジョン 2.8 が追加されている場合は、メンバーを新しいリビジョンに更新できます。
リビジョン番号の割り当て
デフォルトでは、メンバーをチェックインすると、Windchill RV&S によって新しいリビジョンに一意のリビジョン番号が自動的に割り当てられます。この割り当てでは、現在のリビジョン番号が 1 ずつ増分されます。たとえば、前のリビジョンが 1.3 の場合、新しいリビジョンには 1.4 という番号が割り当てられます。最適な方法としては、Windchill RV&S によって生成されるリビジョン番号を使用することをお勧め します。マイルストーンを記録する目的ではリビジョン番号は使用しないでください (ラベルまたはチェックポイントを使用します)。特定のリビジョン番号を指定する機能は互換性のためにサポートされていますが、使用することはお勧めしません。
リビジョン番号が次の条件を満たす場合、チェックインする変更のリビジョン番号を選択できます。
最新のリビジョン番号より大きい (以前に "スキップ" されたリビジョン番号は使用不可)
先頭にゼロがない (リビジョン番号全体ではゼロは可能)
既存のリビジョンに基づいて新しいブランチを開始する (オプション)
既存のリビジョン番号を使用してリビジョンをチェックインする場合、Windchill RV&S では、リビジョン番号に 1 を加えたリビジョンとしてチェックインが試行されます。そのリビジョンが既に存在する場合、Windchill RV&S では次に使用可能なブランチ番号が選択され、新しいブランチが作成されます。
たとえば、ヘッドリビジョンが 1.7 のアーカイブに新しいリビジョンをチェックインする場合、次の番号は有効です。
1.8 (ヘッドリビジョンより大きい。リビジョンを 1.7 としてチェックインすると、1.7 は既に存在するため、Windchill RV&S によって 1.8 が割り当てられる)
1.10 (ヘッドリビジョンより大きい)
1.72 (これ以降 7 ~ 72 の番号は使用不可)
2.0
1.7.1.1 (新しいブランチを開始する場合)
1.7.0.1 (ブランチ番号として先頭にゼロを付ける)
次の番号は無効です。
1.3 (リビジョン 1.3 が存在していない場合でも無効。Windchill RV&S によってアーカイブのブランチが作成され、1.3.x.1 が割り当てられる。ここで x は最初に使用できるブランチ番号)
1.08 (最後の部分の先頭にゼロ)
02.1 (2.1 と同じと見なされる。ブランチ番号の先頭にゼロ)
メンバーのチェックインの際のブランチの開始
Windchill RV&S では、通常はメイン トランクの最上位に新しいリビジョンが配置されます。ただし、自分の作業をトランクにチェックインする必要がないときもあります。完成した製品に含まれない開発のラインを続行する場合や、トランクで次のリリースの開発を続行しながらリリース後の保守を実施する場合などです。同じアーカイブ内の開発のラインの分岐は、ブランチを使用して管理します。
チェックインの遅延
場合によっては、メンバーをチェックインできないことがあります。たとえば、次のような場合はメンバーをチェックインできません。
まだ再同期したくないメンバーにリビジョンの競合がある
メンバーリビジョンの排他的ロックが別のユーザーに保持されているが、新しいブランチは作成したくない
メンバーリビジョンがフリーズされている
メンバーをチェックインできない場合でも、チェックインを遅延すると、チェックインに関する情報 (リビジョンの説明など) を記録できます。
遅延中のチェックインは、チェックインでリビジョンの競合が発生した場合は自動的に作成されます。それ以外の場合は、「チェックインの遅延」 オプションを選択できます。
デルタ保存アーカイブのテキスト ワーク ファイルの最大サイズ
デルタ保存アーカイブに保存可能なテキスト ワーク ファイルの最大サイズを決めるポリシーを管理者が設定している場合があります。このポリシーは、Windchill RV&S でサイズの大きなファイルの差異を解析する場合に、Windchill RV&S Server でメモリ不足の問題が発生するのを防ぐのに役立ちます。チェックインの最中にファイルが最大サイズを超えると、操作をキャンセルするか、デルタ保存アーカイブを参照による保存に変換するように求めるメッセージが表示されます。
Web インタフェースでのソース ファイルの指定
コンフィギュレーション管理 Web インタフェースでは、サンドボックスが存在しないため、メンバーのソース ファイル (ワーク ファイル) を指定します。指定したファイルが、新しいリビジョンとしてチェックインされます。
指定したソース ファイルの名前がメンバ名と異なる場合、「別のメンバー/ソース ファイル名」オプションの設定に応じて、次のいずれかが実行されます。
Windchill RV&S によって続行するかどうかを確認するメッセージが表示されます。メンバーと異なるソース ファイルをチェックインする場合、「はい」 をクリックします。
ファイル名が一致しないため、Windchill RV&S によってチェックイン操作がキャンセルされます。
メンバーがチェックインされます。
チェックインのオプション