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テキストの書式設定と編集
Windchill RV&S の Web インタフェースと GUI に組み込まれているリッチテキストエディタには、「表示されているとおりの結果が生成される」(WYSIWIG) 編集領域が用意されています。リッチコンテンツフィールドでは、フォント、見出し、一覧、テーブル、イメージ、水平線、レイアウト、構造について、コンテンツの外観を制御することができます。
Web インタフェースの場合、リッチコンテンツツールバーでリッチテキスト機能を使用することができます。
GUI では、編集モードでリッチテキストフィールドをクリックしたときに表示されるリッチコンテンツツールバーでリッチテキスト機能を使用できます。
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最初の編集操作インスタンス中にリッチテキストフィールド内をクリックすると、リッチコンテンツツールバーが表示されるまでに時間がかかります。
クライアントの GUI では、リッチコンテンツツールバーの各種オプションを使用して、テキストの書式設定と編集を行うことができます。これらのオプションを使用して、テキストの整列、書式設定のコピー、選択したテキストに対する大文字/小文字の適用を行うことができます。また、リッチテキストフィールド内の単語数を表示したり、リッチテキストフィールド内に日付と時刻を挿入したりすることもできます。
リッチテキストフィールドで要素を選択すると、コンテキストツールバーが表示されます。選択した要素に応じて、コンテキストツールバーのコマンドが変わります。たとえば、テキストを選択した場合、テキストに関連するコマンドがコンテキストツールバーに表示されます。
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リッチコンテンツにさまざまなフォントが含まれている場合、リッチコンテンツツールバーに表示されるフォントの数は異なることがあります。これは、そのフォントがすでにリッチコンテンツフィールドで使用されており、関連するフォントがオペレーティングシステムに存在しない場合に起こります。ただし、オペレーティングシステムに存在しない場合でも同じフォントを使用することはできます。存在しないフォントを含むテキストはプレーンテキストで表示されます。必要に応じてフォントを変更できます。
使用可能なフォント
リッチコンテンツフィールドでは、異なる種類のフォントとフォントサイズを指定することができます。
Web インタフェースでは、次のフォントを使用できます。
Arial
Courier New
Georgia
Tahoma
Times New Roman
Verdana
Sans-serif
GUI の場合、Web インタフェースで使用できるフォントのほかに、オペレーティングシステムでサポートされているフォントも使用することができます。
重要な考慮事項
Windchill RV&S Client の GUI では、リッチコンテンツツールバーは編集モードになっているアクティブなリッチコンテンツフィールドに表示されます。
Windchill RV&S Client の GUI では、リッチコンテンツフィールドのデフォルトのフォントは Arial です。日本語のオペレーティングシステムの場合、デフォルトのフォントは MS ゴシックになります。Windows が稼働している中国語のシステムの場合、デフォルトのフォントは Microsoft YaHei になります。Linux が稼働している中国語のシステムの場合、デフォルトのフォントは wqy-microhei になります。デフォルトのフォントサイズは 10 ポイントです。
フォント一覧はオペレーティングシステムに依存します。Windchill RV&S インタフェースに共通するフォントを使用して、コンテンツを正しく表示できます。たとえば、Web インタフェースと GUI で作業を行う場合は、Arial、Courier New、Georgia、Tahoma、Times New Roman、Verdana、Sans-serif からフォントを選択します。
Linux オペレーティングシステムで使用できないフォントが必要になる場合があります (Tahoma など)。このようなフォントをリッチテキストフィールドで使用するには、サポート対象の Linux オペレーティングシステムにそのフォントがインストールされていることを確認する必要があります。
GUI および Web インタフェースでは、一部のフォントが正しく表示されません。このようなフォントは GUI では四角形またはプレーンテキストとして表示されますが、Web インタフェースでは正しく表示されます。
一部のフォントは Microsoft Internet Explorer ブラウザでは正しく表示されますが、Google Chrome や Mozilla Firefox ブラウザでは正しく表示されないものもあります。フォントが正しく表示されていなくても、コンテンツの損失はありません。
カスタムフォントを GUI に追加した場合は、コンテンツを正しく表示するには Windchill RV&S Client を再起動する必要があります。
Microsoft Word などの外部ソースでカスタマイズされたフォントサイズはリッチテコンテンツフィールド内に保持されますが、同じフォントサイズを他のテキストの書式設定で使用することはできません。
共通のワードプロセシングコマンド (切り取り、コピー、貼り付け、検索と置換など) を使用して、リッチコンテンツフィールドでテキストを編集することもできます。
Windchill RV&S Client の GUI では、リッチコンテンツフィールドで検索操作を実行すると、「検索と置換」ウィンドウがアクティブになり、フィールド内の検索文字列がハイライトされます。検索文字列の最後のインスタンスに達した後には、検索文字列のインスタンスがこれ以上見つからないことを示すメッセージが表示されます。
Windchill RV&S Client の GUI では、リッチテキストエディタは必要に応じてスペースを改行禁止のスペースに自動的に変換します。
Windchill RV&S Client の GUI では、リッチコンテンツフィールドの高さのサイズは 25 行以上に設定されています。
Windchill RV&S Client の GUI でハイライトされたテキストの書式設定を消去するには、「テキスト」コンテキストツールバーで をクリックします。
「関連」ビューのリッチコンテンツフィールドでは、コンテキストツールバーのみがサポートされます。
リッチコンテンツ操作以外に適用可能な一部のナビゲーションショートカットキーは、リッチコンテンツフィールドの編集時に機能しない場合があります。Windchill RV&S Client の GUI でこのようなショートカットキーを使用するには、リッチコンテンツフィールドの編集モードを終了する必要があります。
ワークフローとドキュメントおよびリッチコンテンツフィールドを使用する場合は、12.2.0.0 より古い Integrity Lifecycle Manager Client は使用しないでください。
既知の制限事項
Windchill RV&S Client の GUI のリッチテキストコンテンツの既知の制限事項を次に示します。
一部のリッチテキストコンテンツには複数のフォント、フォントサイズ、スタイルを含めることができます。リッチテキストフィールドでこうしたコンテンツを選択すると、Windchill RV&S では、選択したテキストの最初の文字のスタイル情報が表示されます。
フォントサイズの指定および太字のテキストスタイルを含むリッチテキストコンテンツに見出しスタイルを適用しても、そのようなコンテンツは見出しスタイルと一致するように更新されません。
新しいテキストのフォントサイズを変更して新しい文字を挿入すると、最初はデフォルトのフォントサイズでそれらの文字が表示されます。新しいテキストの別の位置に文字を挿入すると、Windchill RV&S により、指定したフォントサイズが表示されます。こうしたテキストを編集すると、指定したフォントサイズが復元されます。
既存のテキストのフォントを変更して「書式設定済み」テキストスタイルを適用しても、そのテキストのフォントは等幅フォントには変換されません。既存のテキストには、変更後のフォントが保持されます。
テキストの配置設定は「書式設定済み」のテキストスタイルには適用されません。「書式設定済み」テキストスタイルを既存のテキストに適用すると、そのテキストの配置設定が削除されます。
クライアント GUI のリッチコンテンツツールバーには、テキストに上付き文字または下付き文字の書式設定が適用された状態のポイントではなく、ピクセル単位でフォントサイズが表示されます。
段落番号と箇条書きでフォントサイズを編集した場合、テキストのフォントサイズだけが変更されます。箇条書きの黒点や段落番号のフォントサイズは変更されません。
書式コピー/貼り付け機能を使用すると、選択したフォントタイプをリッチテキストフィールド内のほかのテキストに適用することができます。ただし、 書式コピー/貼り付け機能を使用して、選択したテキストの正しいフォントサイズをほかのテキストに適用することはできません。
2 つの単語間にスペースが挿入されている場合、 書式コピー/貼り付け機能を使用しても、テキストは整列されません。
書式コピー/貼り付け機能を使用して、大きなフォントサイズを小さなフォントサイズに適用することはできません。
Windchill RV&S Client GUI のリッチコンテンツフィールドでは、前景色と背景色のテキストを強調表示することはできません。