• フィールド以外の場所に情報を入力しないでください。情報を Windchill RV&S に再び保存するには、その情報がフィールド内にある必要があります。

• サブドキュメントが含まれているドキュメントの編集には Word エディタを使用できません。

• Word エディタでの関連フィールドの編集はサポートされません。関連アイテムは読み取り専用 ID として表示されます。

• Word エディタでの添付ファイル フィールドの編集はサポートされません。フィールドの内容は、読み取り専用のテキストとして表示されます。

• (ツールバーからアクセスする) クリップ アート機能はサポートされません。

• Microsoft Word による操作の処理方法によっては、ドキュメントに構造上の変更 (ドキュメント コンテンツの切り取りまたは削除など) を行った後に操作を元に戻すには、複数の手順が必要な場合があります。操作を元に戻すために、「元に戻す」を十分な回数クリックしたことを確認してください。

• テキストの前後に配置されているイメージは、「Word で編集」セッションの終了時に保存されません。ただし、イメージがアンカで固定され、そのアンカがリッチ コンテンツ フィールドのコンテンツ内にある場合は保存されます。

• Windchill RV&S は Word エディタで使用するため、次のリッチテキストのコンテンツをサポートしています。

◦ フォントとフォントサイズ

◦ 「下付き文字」、「上付き文字」、「両端揃え」を使用して書式設定されたテキスト

◦ 記号 (特殊文字および数学演算子を含む)

• Word で編集を行う前に Windchill RV&S でアイテムに追加されたイメージやテーブルのキャプション ラベルとして、「図」や「表」という用語が使用されます。キャプションは、関連付けられたテーブルまたはイメージの直後に 1 つの段落として、MKSCaption スタイルで表示されます。

• Word エディタでは、マクロの作成はサポートされません。

• Word エディタのオートフォーマットまたはオートコレクトを有効にしていると、Windchill RV&S への発行時に、変更がドキュメントに自動的に加えられる場合があります。それらの変更をドキュメントに加える意図がない場合は、それらの機能を無効にしてください。

• Word エディタは、Windchill RV&S への発行時の段落の均等割り付けをサポートしていません。発行中、段落の均等割り付けは無視されます。

• デフォルト段落スタイル定義で定義されたプロパティは発行中に使用されません。目的のスタイル (割り付けなど) がデフォルトの段落スタイル内で定義されていて、デフォルトの段落スタイルを段落に対して使用している場合、Windchill RV&S への発行中にそのスタイルが使用されることはありません。

• スタンドアロン オブジェクト (Word、Visio、Excel、PowerPoint など) に変換可能なオブジェクトは、ネイティブ アプリケーションを使用して後で編集することができます。ドキュメントまたはアイテムのエクスポートや編集を Word で行う必要はありません。ファイルはそのファイル タイプのインライン添付ファイルとして保存され、そのインライン添付ファイルの表示として、PNG 形式のイメージがドキュメントまたはリッチ コンテンツ フィールド内に表示されます。Word でドキュメントまたはアイテムを編集する場合 (または、ドキュメントを Word にエクスポートする場合) は、オブジェクトも編集することができます。

• SmartArt オブジェクトはスタンドアロン オブジェクトに変換できませんが、Word でドキュメントまたはアイテムを編集する場合 (またはドキュメントをエクスポートする場合) は、Word で SmartArt オブジェクトも編集することができます。オブジェクトは、.mksole ファイル拡張子付きのインライン添付ファイルとして保存され、ドキュメントまたはリッチ コンテンツ フィールド内で、PNG 形式のサムネイル イメージで表示されます。

• Windchill RV&S のドキュメントまたはアイテムのリッチ コンテンツ フィールドで正しい場所を確保するためには、オブジェクトを "テキスト行内" に配置します。アンカ オブジェクトを使用する場合は、編集を行った後に、Windchill RV&S でオブジェクトの再配置が必要になることがあります。

• SmartArt または WordArt が含まれているドキュメントをインポートする際に、クライアント マシンに Microsoft Word がインストールされていない場合は、Windchill RV&S ではオブジェクト用にデフォルトのアイコンが使用されます。

• ドキュメント内に多数の埋め込みオブジェクトを含めると、Word エディタから Windchill RV&S に戻るまでの時間 (ドキュメントをインポートする時間) が長くなります。

• Word でドキュメントまたはアイテムを編集している間 (または、ドキュメントをインポートしている間) は、他のアプリケーションでクリップボードを使用しないでください。

• ブックマークへのクロスリファレンス

◦ 参照先フィールドに関連するテキストは、対応する図形オブジェクト、キャンバスオブジェクト、またはグループオブジェクト内に保持されます。

◦ 図形オブジェクト、キャンバスオブジェクト、またはグループオブジェクトの相互参照は、同じアイテム内で生成されたサムネイルイメージの下にコピーされます。相互参照に関連付けられた、同じ段落 (<w:p> 要素) 内に含まれているテキストも、サムネイルイメージの下にコピーされます。

◦ インポート後も、相互参照されるテキストの書式設定が維持されます。

◦ インポート後も、参照情報が維持されます。

• ブックマークへのハイパーリンク

• ブックマーク テキストの終了を示すマーク (w:bookmarkEnd) を検出したとき

• 段落の終了を検出したとき

• インポート中に別のブックマークを検出したとき

• Windchill RV&S への発行中、_GoBack という名前のブックマークは保持されません。この名前のブックマークを Windchill RV&S で指定しないでください。ドキュメントを編集して Windchill RV&S に発行すると、この名前のブックマークが失われます。

• ブックマークがキャプション段落内に配置されているとき、ブックマークはキャプション全体を囲むものと見なされます。

• Word エディタで、ブックマークが互いに重複しないようにしてください。発行中、ブックマークの開始と終了は、ブックマークが重複しない場合にのみ、意図したとおりの結果になります。発行中にブックマーク テキストは、別のブックマークが検出されると終了したと見なされ、ブックマークが重複する場合は、意図したとおりの結果になりません。

• Word エディタで、ブックマークまたはハイパーリンク テキストが段落の境界を越えないようにしてください。ブックマークが 2 つ以上の段落にまたがる場合、ブックマークに使用されているテキストは最初のパラグラフの最後で終了すると見なされます。

• Word エディタで、段落の最後でブックマークを配置しないでください。ブックマークが段落内で終了する場合、発行時にそのブックマークはその段落内に保持されます。つまり、そのブックマークの最後のテキストはスペースになります。ブックマークが段落内で終了しない場合、そのブックマークは次の空でない段落に関連付けられます。

• Windchill RV&S での編集時、ブックマーク名に _Toc* を使用しないでください。

• ハイパーリンクを使用しないクロスリファレンスを作成しないでください。Word エディタで、ハイパーリンク スイッチ (\h) を使用するクロスリファレンスのみが、Windchill RV&S へのインポート中にクロスリファレンスに変換されます。このスイッチを使用しないクロスリファレンスは MS Word のフィールド定義としてインポートされて保持されますが、Windchill RV&S でクリック可能なクロスリファレンス リンクとしては保持されません。

• ハイパーリンク スイッチ (\h) が指定されている場合、クロスリファレンスに追加のスイッチを指定しないでください。ソース ドキュメントの発行時、ハイパーリンク スイッチのみがクロスリファレンスで保持されるためです。追加のスイッチを設定した場合、後で Word エディタで開くと、それらのスイッチはドキュメントに存在しません。

• 相互参照が存在する図形オブジェクトを Windchill RV&S に正しくインポートするには、Microsoft Word の「位置」 > 「行内」オプションを使用して図形オブジェクトを配置します。

• インポートを実行する前に、相互参照が含まれている図形オブジェクトと参照タイプ要素が、それぞれ異なる段落に配置されていることを確認してください。

• Windchill RV&S に対して、Microsoft Word ドキュメントのインポート、編集、エクスポート、再インポートに関連する操作を実行する場合、そのドキュメントのバージョンに近いサポート対象の Microsoft Word バージョンを使用することをお勧めします。

• テキストボックスまたは図形オブジェクトに複数の相互参照が含まれている場合、生成済みサムネイルイメージの下に追加された相互参照の順序は、インポートを実行すると失われます。

• 図形オブジェクトに含まれている相互参照が参照タイプ要素と同じ段落内に配置されている場合、相互参照に関するエラーが表示されます。こうした図形オブジェクトは、インポートを実行する前に次の段落に移動する必要があります。

• Microsoft Word 2007 で作成したドキュメントの場合、図形オブジェクト、キャンバスオブジェクト、またはグループオブジェクト内に相互参照が含まれているドキュメントをインポートすると、相互参照に関するエラーが Windchill RV&S によって表示されます。ただし、ドキュメントのインポートが完了すると、Windchill RV&S では生成されたサムネイルイメージの下に相互参照が作成されます。

• Word エディタでのテーブル内の番号の付いた一覧が Windchill RV&S で番号の付いた一覧として解釈されるようにするには、一覧が 2 つ以上のテーブル セルにまたがる必要があります。

• Windchill RV&S で一覧全体を削除した場合、重要な属性メタデータ (ドキュメントのエクスポートに必要) が失われることがあります。

• Windchill RV&S でスタイルを明示的に指定すると、指定したスタイルが Word にエクスポートされます。スタイルを指定しない場合は、デフォルトのスタイルが適用されます。Windchill RV&S から Word にエクスポートすると、適用されたスタイルが一覧に保持されます。

• Word エディタで一覧に段落番号を設定すると、その操作で作成された一覧エントリは Windchill RV&S で表示されます。Microsoft Word で表示されていない一覧エントリも表示されます (Word エディタでそれらの一覧エントリを表示するには、Microsoft Word の段落記号が表示されるように設定することが必要な場合があります)。そのような一覧エントリはエクスポートされたドキュメントでも同様に表示されます。

• Word エディタを使用して作成した一覧には、要素の番号付け用に非表示の識別情報とユーザー定義の開始値が含まれていることがあります。つまり Word では、表示されているものと表面下で記録されているものは異なります。発行中、Windchill RV&S はドキュメントのインポート後に正確に一覧を再現しようとします (インポート時は表面下に記録されているものが忠実に使用されます)。そのため、ユーザーの意図したとおりの結果にならない場合があります。このセクションでの例をよく調べて、ユーザーの意図したとおりの結果になるようにしてください。それが難しい場合は、どのような結果になるかをユーザーに明確にしてください。

• 一覧エントリの定義が Microsoft Word で無効な場合、発行処理ではその定義は無視され、無効な一覧エントリを通常の段落として扱います。ただし、その無効な一覧エントリの前に有効な一覧エントリがない場合に限ります。前に有効な一覧エントリがあると、無効な一覧エントリは前の一覧の一部として扱われます。

• キャプションの書式設定情報は Windchill RV&S に保存されます。

• Windchill RV&S に以前に発行またはインポートされた図一覧に、「Run “Update Field” to populate this field」というテキストが表示されます。Windchill RV&S への発行前にフィールドを更新しない場合、そのテキストはフィールドに残ります。キャプションを表示するには、Word エディタでドキュメントを再度開き、フィールドを更新する必要があります。

• 図一覧のほとんどの書式は Windchill RV&S で保持されます。タブ リーダーは保持されません。ドキュメントをエクスポートするとき、タブ リーダーは一連のドットに置き換えられます。

• ドキュメントのエクスポート時、キャプションには Windchill RV&S に表示されていたテキストが表示されます。キャプションをエディタで更新して参照先の情報が表示されるようにする必要があります (特にキャプションが Windchill RV&Sで自分または別のユーザーによって手動で変更された場合です)。

• キャプションには (少なくとも) 順番フィールド ({ SEQ ... } など) が含まれています。このフィールドが含まれているドキュメントは、管理者によって提供されたテンプレートから、追加のサポートなしでエクスポートできます。キャプションには、キャプションに章番号を追加するスタイル参照フィールド ({ STYLEREF ... }. など) が含まれている場合があります。テンプレートでサポートされているスタイルに関する情報については、Windchill RV&S Installation and Upgrading Guide を参照してください。

• エディタでフィールドを更新すると、更新されたクロスリファレンスの参照先がサポートされていない場合は、参照先が無効であることを知らせる標準のエラー テキストが表示されます。