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バリアントからの変更の適用
バリアントで作業する場合、特定の変更を作成してテストし、その変更を開発のメイン トランクに戻すことができます。適切な範囲内であれば、メイン トランクにさらに新しい開発が含まれるときでもこの作業を実行できます。
たとえば、バリアント プロジェクトで作成されたパッチがマスタ プロジェクトで必要であるとします。ファイル utility.c には、プロジェクトのヘッドリビジョン 1.4 が含まれています。バリアント プロジェクトでは、ファイル utility.c バージョン 1.2 がリビジョン 1.2.1.1 にチェックアウトされ、コードが変更されます。その後、ファイル utility.c が 1.2.1.2 でチェックインされて、CP 5:1 に関連付けられます。
バリアント プロジェクトからマスタ プロジェクトへのパッチの移動
バリアントからマスタへパッチを移動するには、CP の再同期を使用した 3 種類のマージ操作が必要です。マスタ プロジェクトにはさらに新しい開発が含まれるため、utility.c のヘッドリビジョンを 1.4 から 1.2.1.2 に更新すると、リビジョン 1.3 および 1.4 での新しい開発作業が失われます。
デフォルトの CP の再同期操作
この状況では、「ブランチでのマージ」オプション (mergeOnBranch) を使用する必要があります。このオプションで、ブランチでの変更がヘッドリビジョンファイルにマージされます。「ブランチでのマージ」を選択すると、Windchill RV&S はリビジョン 1.2 と 1.2.1.2 の差分を判断し、結果をリビジョン 1.4 にマージします。変更パッケージの再同期操作が完了したら、ファイルをチェックインしてプロジェクトの変更をファイナライズする必要があります。
「ブランチでのマージ」オプションを使用した CP の再同期の使用
クロスブランチの変更
「クロスブランチ エントリを無視」 オプションを使用すると、2 つの異なるブランチに同じメンバーのリビジョンが存在する場合に最新のリビジョンを使用できます。このオプションは、ロックをバイパスするために作成された一時的なブランチを持つバリアントから変更を伝播する必要がある場合に使用します。この場合、バリアントに既に結合されている、ブランチでの変更を含みません。