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サブプロジェクトの使用
サブプロジェクトは、変更パッケージ内に含まれているサブプロジェクト操作の結果として、CP の適用コマンドを通じて作成、追加、移動、または除外されます。サブプロジェクト操作は、次の制限付きで適用されます。
サブプロジェクトが既にターゲット プロジェクト内に存在し、変更パッケージで指定されているのと同様に構成されている場合、サブプロジェクトの追加操作は無視されます。
サブプロジェクトの構成操作、または結果としてサブプロジェクトが再構成される操作 (異なる開発パスに既に存在するサブプロジェクトの追加など) は適用できません。
サブプロジェクトがターゲットの場所に既に存在する場合、サブプロジェクトの移動操作は無視されます。
サブプロジェクトがターゲットの場所に存在しない場合、サブプロジェクトの除外操作は無視されます。
CP の適用コマンドにサブプロジェクト操作を含むすべての変更パッケージを含めることができない場合は、変更パッケージに含まれるメンバー操作で暗黙に実行されるサブプロジェクト操作を適用することもできます。これは、暗黙的なサブプロジェクト伝播と呼ばれ、CP の適用コマンドで制御されます。暗黙的なサブプロジェクト伝播を使用すると、サブプロジェクト操作を含む変更パッケージを実際に適用しなくても、サブプロジェクトの変更を伝播できます。
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以前のバージョンの Windchill RV&S (以前の名称は Source Integrity または MKSSourse) では、常に暗黙的なサブプロジェクト伝播操作が使用されていました。
暗黙的なサブプロジェクト伝播を行うと不十分な結果になる場合があります。たとえば、サブプロジェクトを作成するために使用した変更パッケージをサブプロジェクトへのメンバーの追加にも使用し、この変更パッケージを含めない場合、不完全なサブプロジェクトを取得することになります。
暗黙的なサブプロジェクト変更の適用
メンバー操作によってサブプロジェクトの作成または追加が暗黙に実行されると、Windchill RV&S はターゲット環境にソース環境のプロジェクト ツリーを再作成しようとします。ソース環境のツリーの一部が除外されると、Windchill RV&S は最も近い適切なサブジェクトに基づいて、ツリーを再作成しようとします。
サブプロジェクトがターゲット プロジェクト環境のプロジェクトの場所の下にあり、親プロジェクトと同様に構成されている場合に限り、サブプロジェクトが追加されます。バリアントに追加されたサブプロジェクトは、追加先の親プロジェクトと同じ開発パス上のバリアント サブプロジェクトとして追加されます。CP の適用では、見つからない共有サブプロジェクトは、ソース プロジェクト内に存在する場合でも、検出または追加しません。
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ビルドまたは共有されたビルド サブプロジェクトを追加する変更パッケージを適用すると、サブプロジェクトは、新しい開発パスを作成せずにターゲットの場所に追加されます。
サブプロジェクトの作成または追加は、CP の適用プロセスの早い段階で実行されます。適用される変更を確認するように要求された段階で操作をキャンセルすると、サブプロジェクトの変更はターゲット環境に残ります。