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チャートとは
チャートは、グラフ形式で表現されたアイテム データの要約です。チャートを作成する際に、標準またはカスタムのアイテム フィールドの値に基づいて、表示するデータを制限できます。たとえば、「タイプ」フィールドの値が「不具合」のアイテムのデータのみを表示できます。
チャートを作成する際には、4 つのチャート タイプのいずれかを使用します。トレンド チャート、分布チャート、アイテム フィールド チャート、アイテム フィールド トレンド チャートの 4 つです。
トレンド チャートは、指定した期間のアイテム データを一定の間隔で集計してレポートします。たとえば、先月作成された不具合の数を週ごとに集計して表示できます。また、オプションとして、データを特定のプロジェクトに属するアイテムだけに制限することもできます。たとえば、先月コスモス プロジェクトに対して作成された不具合の数だけを表示できます。
分布チャートは、既存のクエリーに基づいてアイテムのデータをレポートします。たとえば、特定のプロジェクトの開いているアイテムを表示するクエリーに基づくチャートを使用すると、そのプロジェクトの現在の不具合の数を確認できます。さらにそのチャートを、指定したフィールド値に基づいて現在の不具合の数を分類するように設計できます。たとえば、現在の不具合の数を状態別に分類して表示することができます。
分布チャートでは、既存のクエリーから返されたアイテムの数値フィールドに対して集計操作を行うこともできます。集計操作では、数値フィールド値の合計の計算、複数の数値フィールド値の平均の計算、アイテムのグループ内における最小または最大の数値フィールド値の取得、または既存のクエリーから返されたアイテム数のカウントを実行できます。たとえば、複数のプロジェクト アイテムを状態別にグループ分けする分布チャートを作成できるだけでなく、各状態グループの「予算」フィールドを加算して、状態別の予算合計を表示できます。計算式の詳細については、計算式とはを参照してください。
アイテム フィールド チャートは、既存のクエリーと計算式に基づいてアイテムの数値フィールドのデータをレポートします。計算式では、クエリーから返される各アイテムの数値フィールドの間で計算を実行して、チャート値を特定します。たとえば、アクティブなプロジェクト アイテムを表示するクエリーをチャートの基になるクエリーとして使用し、クエリーから返される各プロジェクト アイテムの「見積原価」フィールドと「実際原価」フィールドの相違を計算する計算式を作成することができます。
アイテム フィールド トレンド チャートは、指定した期間の数値フィールド値を一定の間隔で集計してレポートします。たとえば、アイテム フィールド トレンド チャートでは、複数のプロジェクト アイテムの「予定作業量」フィールドの値の変化を数か月にわたってレポートできます。
チャートは、さまざまなグラフ スタイルで表示できます。たとえば、折れ線、棒、円、XY (散布)、バブルなどの形式を選択できます。また、グラフの色、凡例、および方向をカスタマイズしたり、棒グラフや円グラフを 3D にしたりすることもできます。チャート データを表形式で表示することもできます。
多数のフィールド値をレポートする場合は、エイリアスを使用してデータをより大きなカテゴリにまとめることができます。たとえば、アイテムのすべての状態をレポートする場合に、「進行中」と「開発中」の両方のフィールド値に「作業中」というエイリアスを割り当てることができます。1 つのフィールド値により判別しやすい名前を割り当てるためにエイリアスを使用することもできます。