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ドキュメント ロック
CLI EQUIVALENT 
im copytype / im createtype / im edittype
ドキュメントをロックすると、ほかのユーザーによる不要な変更からドキュメントを保護できます。ロックのドキュメントタイプは、個別に設定することも、グループ単位で設定することもできます。ロックされたドキュメントを変更できるのは、そのドキュメントのロックを持っているユーザーだけです (個人でロックしているユーザーや、グループのメンバーとしてロックしているユーザー)。
この機能を使用する各ドキュメントタイプについて、ドキュメントのロックを設定する必要があります。この設定は、Windchill RV&S Administration Client の GUI で行うことができます。編集したいタイプを「タイプ」ビューで選択し、「タイプ」 > 「編集」を選択します。「タイプの編集」ウィンドウが表示されます。「ドキュメントモデル」ノードを選択して「ドキュメントロック」タブを選択します。
選択したタイプに対するすべてのドキュメント ロックについての設定は、「ドキュメントロック」タブで設定できます。次のセクションでは、ドキュメント ロックのさまざまな要素を設定する方法について説明します。
ステップ 1: ドキュメント ロックの有効化
このタイプのドキュメントに対してロックを有効にするには、「このタイプのドキュメントのロックを許可します」を選択します。
このタイプのドキュメントを変更する前にロックする必要がある場合は、「以下の場合、このタイプのドキュメント編集にロックが必要です」を選択します。次に「規則...」をクリックして、編集前にロックする場合の詳細な規則を指定します。規則を指定しなかった場合は、このタイプのすべてのドキュメントについて、編集前に必ずロックする必要があります。規則の指定についての詳細は、規則の定義を参照してください。
ステップ 2: ドキュメントをロックできるユーザーの選択
「ドキュメントロック」タブには、「このタイプのドキュメントをロックできるユーザーを選択」セクションがあります。このセクションには、ドキュメントをロックできるユーザーを定義するための次の 4 つの選択肢があります。
すべてのユーザー
システム上のすべてのユーザーに対して、このタイプのドキュメントのロックを許可します。ドキュメントをロックするユーザーには、そのドキュメントをロックする権限が与えられています。そのようなユーザーのみが、ロック制御されているフィールドを変更できます。
このフィールドのユーザー
1 つ以上のユーザー名を含めることができる、このドキュメントタイプのセグメントルートのフィールドを指定します。指定されたフィールドでユーザー名が表示されるユーザーのみが、このタイプのドキュメントをロックできます。ドキュメントをロックするユーザーには、そのドキュメントをロックする権限が与えられています。ロック制御されているドキュメントのフィールドを変更できるのは、ドキュメントでロック権限を持つユーザーのみです。デフォルトでは、このフィールドは Assigned User です。
このフィールドのグループのメンバー
1 つ以上のグループ名を含めることができる、このドキュメントタイプのセグメントルートのフィールドを指定します。指定したフィールドに名前が表示されるグループのメンバーのみが、このタイプのドキュメントをロックできます。ドキュメントをロックする場合は、次に示す 2 つの方法があります。
自分でロックを所有する
自分が属するグループ内のいずれかのメンバーがロックを所有する
ロック権限を個人で持つ場合、そのユーザーのみが、ロック制御されているドキュメントのフィールドを変更できます。ドキュメントのロック権限をグループが持つ場合、そのグループのすべてのメンバーが、ロック制御されているドキュメントのフィールドを変更できます。デフォルトでは、このフィールドは Assigned Group です。
これらのグループのメンバー
このタイプのドキュメントのロックを許可されているメンバーが属する 1 つ以上のグループを指定します。ドキュメントをロックする場合は、次に示す 2 つの方法があります。
自分でロックを所有する
自分が属するグループ内のいずれかのメンバーがロックを所有する
ロック権限を個人で持つ場合、そのユーザーのみが、ロック制御されているドキュメントのフィールドを変更できます。ドキュメントのロック権限をグループが持つ場合、そのグループのすべてのメンバーが、ロック制御されているドキュメントのフィールドを変更できます。
ステップ 3: ドキュメント ロックで制御される追加セグメントとノード フィールドの指定
通常は、特定のドキュメントタイプの重要なフィールドだけが、ドキュメントロックによって制御されます。ただし、ドキュメントロックによって制御されているドキュメントタイプのセグメントルートまたはコンテンツノードに、追加のフィールドを配置できます。
1. 「以下の場合、これらのフィールドは、ロックされたドキュメントのロックのユーザー/グループのみが変更できます: この規則... が真」を選択します。
2. 「規則...」をクリックして、これらの追加フィールドがドキュメントロックで制御される場合の詳細な規則を指定します。規則を指定しなかった場合、追加のフィールドは常にドキュメントロックによって制御されます。規則の指定についての詳細は、規則の定義を参照してください。
3. 「セグメントロックフィールド」で、ドキュメント ロックで制御される場合に配置するセグメント ルートの追加フィールドを指定します。「ノードロックフィールド」で、ドキュメント ロックで制御される場合に配置するコンテンツ ノードの追加フィールドを指定します。
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ドキュメントには、別のドキュメントのフィールドで結び付けられる FVA (フィールド値属性) を含めることができます。この結果、FVA フィールドはドキュメント ロックで制御されずに、結び付けフィールドが制御されるようにできます。この場合、ユーザーは FVA フィールドを編集できます。そのため、結び付けフィールドを持つドキュメントがロックされている場合でも、結び付けフィールドが変更されることになります。
この状況を回避するために、PTC は、管理者が FVA フィールドと結び付けフィールドの両方をドキュメント ロック制御されるようにすることを推奨します。
ステップ 4: ロック管理者の役割を務めるグループの指定
通常、ロック済みドキュメントをロック解除するには、ユーザーが以下のいずれかに該当する必要があります。
そのドキュメントをロックしたユーザー
そのドキュメントのロックを所有しているグループのメンバー
ただし、これ以外のユーザーがドキュメントのロックを解除しなければならないこともあります。たとえば、ドキュメントをロックしたユーザーがそのまま退社した場合などです。このような場合は、「このタイプのロック管理者」フィールドでグループを指定します。このグループのメンバーは、通常の条件に該当しない場合でも、このタイプのロック済みドキュメントを常にロック解除できます。
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ユーザーに対して RemoveOtherUserLocks 権限を付与することができます。この権限を持っているユーザーは、「プロジェクト」 > 「ビュー」 > 「ロックを表示」オプションを使用して (または、「プロジェクトのロックを表示」オプションを右クリックして)、「プロジェクトロック」ビューを開くことができます。このビューで、サンドボックスまたはプロジェクトのすべてのメンバーのすべてのユーザーについて、ロックを検索できます。また、すべてのメンバーを削除することも、選択したメンバーだけを削除することもできます。非メンバーのリビジョンロックを削除することもできます。
変更管理とドキュメント ロック