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ステージング サーバーの起動
Windchill RV&S Server の標準的な起動手順を使用してステージングサーバーを起動します。ステージング サーバーを起動すると、ステージング サーバーと運用環境サーバー間に自動的にバインド ロックが作成されます。運用環境サーバーに接続し、「ワークフローとドキュメント」 ディレクトリ ノードを右クリックして、ショートカット メニューから 「管理ロックの表示」 を選択すると、バインド ロックのステータスを確認できます。「管理ロックの表示」 ダイアログ ボックスには、ロックが取得された時点での、ロックされている運用環境サーバー (hostname:port number) の情報、および運用環境サーバーがバインドされているステージング サーバー (hostname:port number) の情報が表示されます。
ステージング サーバーが起動すると、まず運用環境サーバーのデータベースと同じワークフローとドキュメントの管理者指定オブジェクトがそのデータベースに含まれているかどうかのテストが行われます。データベースが同じであれば、運用環境サーバーでそのステージング サーバーに対するバインド ロックが作成されます。サーバーは、Windchill RV&S プレゼンテーションテンプレート (IPT)、トリガースクリプト、レポート、ビューセット、および public_html ディレクトリが同一であるかもテストします。ステージング サーバーの初期化時に、差異が検出されたり、運用環境サーバーが実行されていなかったりした場合、ステージング サーバーは起動しません。運用環境サーバーが実行されている場合、ステージング サーバーはバインド ロックを作成します。
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データベースの内容の例外として、自動的にインポートされるユーザーまたはグループがあります。
Windchill RV&S Server の管理者がロックを手動で取得した結果として、運用環境サーバー上にすでにロックが存在する場合でも、ステージングサーバーにより、2 つのサーバー間にバインドロックが作成されます。その後、ステージング サーバー上の管理者指定オブジェクトが運用環境サーバー上の管理オブジェクトと正確に一致するかどうかを確認するためのチェックが実行されます。それらが異なる場合、ステージング サーバーは起動せず、バインド ロックは除外されます。ステージング サーバーの インストールディレクトリ/log/server.log にエラー メッセージが送信されます。
管理者はバインド ロックを直接作成できません。バインド ロックは、ステージング サーバーが初期化され、運用環境サーバーと同期していることが確認された時点で自動的に作成されます。ステージング サーバーが起動し、バインド ロックが設定されたら、目的のワークフローとドキュメントの管理者指定オブジェクトをステージング サーバーで変更できます。