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制約の管理
制約とは、ユーザーが定義する条件のことです。Windchill RV&S タイプ内で選択したフィールドに制約が適用されます。こうした条件を使用して、フィールドに表示する値を制限したり、アイテムを編集するときに特定のフィールドを必須にしたりすることができます。制約を作成した後、ワークフローの必要性に応じて制約を編集、コピー、削除できます。
Windchill RV&S では、制約は事実上、以前にフィールド規則を検証していたトリガー スクリプトに取ってかわるものです。個別のトリガー スクリプトを作成して保守する代わりに、タイプを編集するときに Windchill RV&S Administration Client GUI (または CKI) を介して制約を直接管理できます。
タイプ、およびそのタイプに対応するフィールドを定義したら、制約を作成してそのタイプのすべてのアイテムでのデータ表示をさらにカスタマイズできます。制約の機能は以下のとおりです。
フィールドに表示できる値を制限する
必須フィールドを定義する (状態または制約で定義)
フィールドに無効な値が入力されたとき、または必須フィールドに何も入力されていないときに、ユーザーに表示するエラーメッセージをカスタマイズする
基本、フィールド関連、規則、および IBPL (アイテムに結び付けられた選択肢) のカテゴリで制約を構成できます。
重要な考慮事項
制約は Windchill RV&S タイプに基づいています。したがって、ワークフローの単一のタイプ内に存在するフィールド間の制約だけを作成できます。
フィールドの関連制約は、1 対 1 の関連でだけ作成できます。つまり、1 つのフィールドが別の 1 つのフィールドにより制約されます。
規則制約は、単一のフィールドを制約するために複数のフィールドを評価できます。
フィールド値属性 (FVA) には、制約を作成できません。
タイプを作成またはコピーするとき、基本制約は作成できません。
ユーザーがフィールドに無効な値を入力した場合、または必須フィールドに入力しないで次に進もうとした場合は、Windchill RV&S がデフォルトのエラー メッセージを表示します。無効なフィールド値エラーまたは必須フィールド エラーが発生したときに表示するエラー メッセージをカスタマイズすることもできます。詳細については、制約用のエラーメッセージのカスタマイズを参照してください。
関連付けられたタイプが保存されるまで (「タイプの編集」ビューで「OK」をクリックするまで)、制約への変更は有効になりません。タイプへの編集をキャンセルすると、制約の変更もキャンセルされます。
タイプで作業するとき、制約パネルには制約の一覧を検索するための「検索」フィールドも表示されます。一覧はユーザーが入力したテキスト文字列に従ってフィルタ処理され、検索用語に一致する制約のみが一覧に表示されます。
基本制約
基本制約を使用して、他の条件を指定することなく、Windchill RV&S タイプに従って制約対象のフィールドで許可される値を制限できます。したがって、基本制約は常に同じタイプ内の指定したフィールドに適用されます。基本制約には、制約対象のフィールドを必須にする条件を含めることができます。
詳細については、基本制約の作業を参照してください。
フィールドの関連制約
フィールドの関連制約を使用して、他のフィールドの値に基づいて、あるフィールドで許可される値を制限できます。別のフィールド (「ソース」フィールド) が特定の値または値セットを持つときのみ、制約対象のフィールドの値が制限される (または必須となる) ため、制約を介してこれらのフィールドは関係しています。
詳細については、フィールドの関連制約の操作を参照してください。
規則制約
規則制約を使用すると、特定の規則が満たされるとき (規則が「真」であるとき) にフィールドで許可される値を制限できます。規則制約は、特定の規則が満たされたときにフィールドを必須にするために使用することもできます。
詳細については、規則制約の操作を参照してください。
IBPL (アイテムに結び付けられた選択肢) 制約
IBPL 制約を使用して、特定の規則に一致するアイテムに対して制約を設定できます。IPBL 制約は、アイテムに結び付けられた選択肢のコンテンツをフィルタし、指定された規則を満たすアイテムだけを表示します。この規則には、編集中のアイテムと、アイテムに結び付けられた選択肢に表示されるアイテムとの比較を含めることができます。
詳細については、IBPL 制約の作業を参照してください。
必須フィールド
必須フィールドに値を入力せずに保存しようとすると、「空の必須フィールド」エラー メッセージが表示されます。必須フィールドに関してユーザーが問題を抱えている場合、または必須フィールドに関連する可能性のある問題を診断しようとしている場合は、「タイプの編集」ビューで関連する制約定義を確認してください。
詳細については、制約用のエラーメッセージのカスタマイズを参照してください。
ドキュメント バージョン管理と制約
ドキュメントバージョンが制約規則に及ぼす影響については、ドキュメントバージョン管理に対する制限を参照してください。