サーバー管理 > イベントトリガーを使用したタスクの自動化とデータの計算 > コンフィギュレーション管理トリガーの計画
  
コンフィギュレーション管理トリガーの計画
イベント トリガーの予期できない動作を避けるために、次の方法でイベント トリガーを計画します。
1. まず、イベント トリガーのスコープを選択します。
a. すべての操作に適用するイベント トリガーは、グローバル コンテキストで設定する必要があります。
b. 特定のコンフィギュレーション管理プロジェクトだけに関連するイベント トリガーは、プロジェクト コンテキストで設定する必要があります。
2. イベント トリガーをプレイベントとして実行するか、ポストイベントとして実行するかを決定します。
a. プレイベント トリガーは、操作を進めないように指示するコードを返すことができます。そのため、イベントの発生を防止する場合には、プレイベントが適しています。
b. ポストイベント トリガーは、操作の成功に関する情報をログに記録する場合や、連結操作を実行する場合に役立ちます。ポストイベント トリガーは、イベントが成功したかどうかにかかわらず実行されます。ただし、管理者は、ログに記録された任意の情報にアクセスできます。
* 
スクリプトを使用すると、イベント トリガーを極めて柔軟に作成することができます。1 つのスクリプトを複数のイベントに対して使用できます。同じイベントに対して、あるスクリプトをグローバル コンテキストで指定して、別のスクリプトをコンフィギュレーション管理プロジェクト コンテキストで指定することもできます。
3. 次の点を考慮します。
システム セキュリティに注意してください。JavaScript で作成したイベント トリガーは、多彩な表現が可能であり、サーバー上で管理者権限の下で実行されます。そのため、イベント トリガーは、ファイルやシステムのセキュリティに影響を与える可能性があります。
イベント トリガーは、お使いの環境に有益と考えられるものだけに限定してください。イベント トリガーは、クライアント側から見たコマンドの実行時間に影響を与えます。そのため、パフォーマンスを低下させる可能性があります。
* 
Windchill RV&S Server では、コマンドを並列で処理できます。これにより、最初のコマンドが完了する前に、2 番目のコマンドを開始することができます。
コンフィギュレーション管理イベントごとにスクリプトを持つ代わりに、コンフィギュレーション管理イベントの 1 つのグループに対して 1 つのスクリプトを持つことができます。そのようなスクリプトでは、実行したイベントに応じて異なるコードを実行します (トリガーを起動したイベントはビーンから取得できます)。