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ワークフローとドキュメントプロジェクトのメタデータの管理
ワークフローとドキュメント プロジェクトでは、組織内のプロジェクト別にアイテムを編成して管理できますが、これらのプロジェクトには詳細なメタデータやメトリックが取り込まれません。プロジェクト アイテム タイプを作成し、プロジェクト アイテムを作成して特定のプロジェクトにリンクすることで、アイテムとしてのプロジェクトの機能とワークフローを利用できるようになります。重要なメタデータやメトリックは、プロジェクト アイテムに記録できます。たとえば、割り当てられているプロジェクト マネージャ、予算の見積と実績 (計算フィールドを使用)、重要なマイルストーン日付などがこれに該当します。プロジェクト アイテムをプロジェクトにリンクすることで、データベースでプロジェクトの詳細に関連して生じる混乱も軽減されます。
重要な考慮事項
プロジェクト アイテムとワークフローとドキュメント プロジェクトをリンクするかどうかは任意です。
プロジェクトとプロジェクト アイテムは互いに独立して使用できます。つまり、「プロジェクト」 フィールドを使用するためにプロジェクト タイプを作成する必要はありません。
複数のタイプにプロジェクトを結び付けることが可能ですが、特定のプロジェクトを結び付けられるアイテムは 1 つだけです。
「プロジェクトを結びつける」 オプションを有効にするには、選択したタイプの管理者である必要があります。「プロジェクトを結びつける」 オプションは、いつでも無効にできます。
プロジェクトを結び付けるアイテムを作成するには、選択したプロジェクトの管理者であること、およびそのタイプのアイテムを作成する権限を持つグループに属していることが必要です。
管理ステージングでは、アイテムをステージングできません。ステージング サーバーで作成されたプロジェクトを結び付けるアイテムはステージングされません。つまり、プロジェクトを結び付けるアイテムを運用環境サーバーで再作成する必要があります。プロジェクトを結び付けるアイテム番号が明示的に指定されている規則、クエリ、または計算フィールドをステージング サーバーから運用環境サーバーに転送すると、それらが機能しなくなります。
あるプロジェクト マネージャが複数のプロジェクトを管理していますが、Windchill RV&S の現在のワークフローとドキュメント プロジェクトでは、関連するアイテム (フィーチャーや欠陥など) をプロジェクト別に編成して管理することだけがこのマネージャに許可されています。このマネージャは、各プロジェクトに関する重要な情報 (マイルストーン日付など) を取り込んで、プロジェクトの成否を判定する方法を必要としています (たとえば、予算の実績額が見積額より多いか少ないかを計算するなど)。
そこでこのマネージャは、プロジェクト タイプを作成し、関連データとメトリックを取り込むための関連フィールドを定義します。さらに、自分が管理しているプロジェクトに対してプロジェクト アイテムを作成し、それらを 「プロジェクト」 フィールドで関連するプロジェクトにリンクします。
これでこのマネージャは、自分に割り当てられたプロジェクトをより効果的に管理できるようになります。作成したプロジェクト アイテムによって、プロジェクトのメタデータを利用可能なフィールドに取り込み、計算フィールドを使ってプロジェクトのメトリックを計算できます。また、クエリ、チャート、レポート、およびダッシュボードを使用して、上司や部下にプロジェクトのステータスを伝達できます。
ワークフローとドキュメント プロジェクトをアイテムに結び付けるには