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変更パッケージのポリシー オプション
以下は、ポリシー エディタの「標準」タブから使用できる標準ポリシー オプションです。
ポリシー オプション
説明
変更パッケージの有効化
変更パッケージの使用を許可します。変更パッケージがオプションか必須かを制御するには、「変更パッケージ必須」で関連ポリシーを設定します。変更パッケージの使用を許可するには、デフォルトの有効な設定のままにしておきます。変更パッケージの使用を許可しない場合は、チェック ボックスをオフにして、このオプションを無効にします。
変更パッケージ追跡ラベルを使用
メンバーのチェックイン時に追跡ラベルが作成されるかどうかを決定します。有効な場合、チェックイン操作のたびに、チェックイン対象のリビジョンに MKS_<cpid#> ラベルが付けられます。チェックイン時に追跡ラベルを使用するには、チェック ボックスをオンにしてこのオプションを有効にします。
デフォルトでは、このオプションは無効になっています。
変更パッケージ必須
チェックイン、チェックアウト、またはロック操作に変更パッケージが必要かどうかを決定します。無効にされている場合は、変更パッケージが有効な場合に変更パッケージを使用するかどうかは、ユーザーが決定します。
ソース コードに対するすべての変更にわたる厳密な制御を維持する場合は、このオプションを使用します。変更パッケージの使用を強制する場合は、チェック ボックスをオンにして、このポリシー オプションを有効にします。
デフォルトでは、このオプションは有効になっています。
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ユーザーがこのポリシーをバイパスできるようにするには、BypassChangePackageMandatory 権限を割り当てます。詳細については、セキュリティのトピックを参照してください。
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SCM Repository Migrator を使用してリポジトリを外部のソース管理アプリケーションから Windchill RV&S Server リポジトリに移行する場合、「変更パッケージ必須」ポリシーが Windchill RV&S Server で有効になっているときは、Migrator の「変更パッケージを使用しない」オプションを有効にしないでください。両方のオプションを有効にすると、移行が失敗します。「変更パッケージを使用しない」 オプションを指定するには、移行を開始する前に 「変更パッケージ必須」 ポリシーを無効にしてください。SCM Repository Migrator の詳細については、『Repository Migrator Guide』を参照してください。
変更パッケージ トランザクション
変更をサーバー リポジトリにコミットする前に、変更パッケージをサブミットする必要があるかどうかを決定します。このポリシーを有効にすると、ユーザーは変更パッケージのレビューと同様に変更パッケージをサブミットする必要がありますが、レビューは不要です。変更パッケージをサブミットするまでは、エントリの結び付け操作の実行時に選択したオプションに応じて、そのエントリは遅延または保留になります。
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このオプションが「真」に設定されている場合は、「変更パッケージ必須」オプションが有効になっていない場合でも、変更パッケージは必須になります。
デフォルトでは、このオプションは有効になっていません。
変更パッケージ レビューが有効
変更パッケージを閉じる前に、レビュー プロセスを強制します。変更パッケージ レビュー プロセスを使用するには、このオプションを true に設定する必要がありますが、このオプションが false に設定されている場合でも変更パッケージは使用できます。このオプションは、グローバルに、またはプロジェクトごとに設定できます。
このオプションを有効にすると、次のようになります。
変更パッケージが必須になります。
「変更パッケージのサブミット」 コマンドを使用して変更パッケージをサブミットする必要があります。
サブミットされた各変更パッケージは、その内容がレポジトリにコミットされる前に、対応する 「変更パッケージ レビューア」 オプションに指定されているレビューアによるレビューおよび承諾を必要とします。デフォルトでは、このオプションは有効になっていません。
Integrity Manager の有効化
ワークフローおよびドキュメント (Integrity Manager) とコンフィギュレーション管理のサーバー コンポーネント間の通信を許可します。コンポーネント間の通信を有効にするには、チェック ボックスをオンにして、このオプションを有効にします。このポリシーは、グローバル レベルでしか設定できず、プロジェクト ポリシーに対しては使用できません。
コンフィギュレーション管理変更パッケージを使用した後にワークフローとドキュメントの有効化を決定した場合は、Windchill RV&S によって各変更パッケージに対してアイテム が割り当てられます。変更パッケージの元の作成者は、Windchill RV&S によって担当ユーザーとして設定されます。
デフォルトでは、Windchill RV&S によって SI Change Packageアイテム タイプが作成され、コンフィギュレーション管理変更パッケージが管理されます。その後、変更パッケージは、SI Change Package と呼ばれるプロジェクトで、Windchill RV&S によって追跡されます。SI Change Package プロジェクトは、everyone グループに表示されます。プロジェクト表示の変更の詳細については、ワークフローのトピックを参照してください。
SI Change Package プロジェクトの名前は変更できますが、一度名前を変更すると、Windchill RV&S では、関連付けられている変更パッケージはスタンドアロン ベースでは使用できなくなります。
デフォルトでは、このオプションは有効になっていません。
Integrity アイテムが必須
アイテムを作成時に変更パッケージに関連付ける必要がある場合に実行します。「偽」に設定すると、新たに作成した変更パッケージをアイテムに関連付けるかどうかをユーザーが決定します。「真」に設定すると、ユーザーはアイテムに関連付けられている変更パッケージを使用する必要があります。このポリシーがグローバル レベルでロックされている場合は、アイテム が関連付けられていない変更パッケージは作成できません。
デフォルトでは、このオプションは有効になっていません。
「Integrity Manager の有効化」を「偽」に設定すると、この設定は無視されます。
変更パッケージ レビューア
変更パッケージのレビューアの一覧を指定します。このオプションは、グローバルに指定したり、プロジェクトや開発パスを含むプロジェクトごとに指定したり、グローバル開発パスに対して指定したりできます。ポリシー セクションに表示される変更パッケージ レビュー規則は 1 つだけです。イベント トリガーが有効の場合、レビューアはレビュー プロセス中に電子メールの通知を受け取ります (サーバー管理ドキュメンテーションの電子メール通知の設定を参照)。
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グローバル開発パス ポリシーは、ポリシー エディタでサポートされません。オプションを設定するには、 si setpolicysection コマンドを使用します。
変更パッケージ レビュー規則を作成するには、「変更」 をクリックします。「ユーザーとグループの指定」 ダイアログ ボックスが表示されます。ユーザーおよびグループのフィルタの詳細については、入門ドキュメンテーションのデータ フィルタに関するトピックを参照してください。
「変更パッケージ レビューア」ポリシーに対して、次のカンマ区切り形式でレビューアが表示されます。
user:<username>
group:<groupname>
デフォルトでは、グローバル レビューア規則は、すべてのプロジェクトとサブプロジェクトに対して使用されます。プロジェクト規則が指定されている場合、グローバル規則ではなくそれが使用されます。ただし、グローバル規則に対して 「追加」 が有効にされており、プロジェクト規則がグローバル規則に追加され、1 つの規則して扱われる場合を除きます。同様に、サブプロジェクト規則が指定されている場合を除き、プロジェクト規則はすべてのサブプロジェクトに使用されます。サブプロジェクト規則が指定されている場合、「追加」 が親プロジェクトで有効にされており、それによってサブプロジェクト規則が親プロジェクト規則に追加され、1 つの規則として扱われている場合を除き、サブプロジェクト規則が使用されます。
たとえば、グローバル規則が指定されており (「追加」 は有効にされていません)、プロジェクト規則が指定されている場合は、グローバル規則ではなく、プロジェクト規則が、そのプロジェクトに関連付けられている変更パッケージに対して使用されます。グローバル規則が、有効にされた 「追加」 を使用して指定されており、プロジェクト規則が指定されている場合、プロジェクト規則はグローバル規則に追加され、そのプロジェクトに関連付けられている変更パッケージに対して使用される組み合わされた規則が新しく作成されます。
「親から追加された変更パッケージレビューア」には、親プロジェクト、グローバル開発パス、またはグローバルポリシーセクションから継承されたレビューアの一覧が表示されます。
「親から追加された変更パッケージウォッチャー」には、親プロジェクト、グローバル開発パス、またはグローバルポリシーセクションから継承された変更パッケージウォッチャーの一覧が表示されます。
要約すると、次のようになります。
親プロジェクトで 「追加」 が有効ではない場合は、親プロジェクト規則ではなく、サブプロジェクト規則が使用されます。
「追加」 が有効な場合は、サブ規則は親プロジェクト規則に追加され、1 つの規則を形成します。
デフォルトでは、「追加」 はグローバル ポリシーで有効になっています。
変更パッケージ ウォッチャー
変更パッケージの変更パッケージ ウォッチャーの一覧を指定します。イベント トリガーを有効にすると、変更パッケージが閉じられるときに変更パッケージ ウォッチャーに通知され、レビューが完了し変更が正常にリポジトリにコミットされたことが示されます。
変更パッケージ ウォッチャー規則は、変更パッケージ レビューア規則の構文と一致します。詳細については、「変更パッケージ レビューア」 オプションを参照してください。
Integrity アイテムフィールド
変更パッケージアイテムを作成する際にデータフィルタで使用可能なフィールドのリストを決定します。このオプションはグローバルにのみ指定でき、プロジェクトレベルのポリシーでは使用できません。値をコンマで区切ることによって複数のフィールドを指定できます。次のフィールドタイプはサポートされていません。
計算フィールド
フィールド値属性 (FVA) フィールド
アイテムに結び付けられた選択肢フィールド (IBPL)
関連フィールド
添付ファイルフィールド
フィールドを指定するには、有効なフィールド名を入力します。無効なフィールド名が入力されると、Windchill RV&S Client はそれを無視します。
デフォルトでは、「ID」および「サマリー」フィールドが表示され、変更パッケージを作成するユーザーに対しては追加のフィールドは指定されないか、表示されません。
変更パッケージ説明テンプレート有効
変更パッケージを作成、編集、およびサブミットするときに、編集可能な変更パッケージ「説明」テンプレートのテキストを表示できるようにします。このオプションはグローバル、またはプロジェクト単位に指定できます。
変更パッケージ説明テンプレートの使用を許可するには、チェックボックスをオンにして設定を有効にします。変更パッケージ説明テンプレートの使用を禁止するには、チェックボックスをオフにして設定を無効にします。
デフォルトでは、このオプションは有効になっていません。
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Integrity 10.7 へのアップグレード後、管理者が「変更パッケージ説明テンプレート」の構成を望まない場合は、最適なパフォーマンスを保つため、「変更パッケージ説明テンプレート」のポリシーをグローバルに無効化、またはロックすることを検討してください。
変更パッケージ説明テンプレート
ユーザーが作成する変更パッケージ「説明」テンプレートのテキストを指定します。このオプションはグローバル、またはプロジェクト単位に設定できます。
Windchill RV&S Client で、グローバルな変更パッケージ説明テンプレートがロックされていると、変更パッケージを作成する際に「説明」テンプレートのテキストを作成するよう促されます。説明テンプレートがプロジェクト単位で有効化されている場合、変更パッケージを編集またはサブミットする際に「説明」テンプレートのテキストを作成するよう促されます。
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変更パッケージ説明テンプレートのテキストには、UTF-8 を含むテキスト形式文字のみ含むことができ、長さが 1,000 文字を超えてはいけません。リッチテキストおよび HTML 文字はサポートされていません。
デフォルトでは、このオプションは有効になっていません。