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Implementer との統合
Implementer は、ソフトウェア管理のためのホストベースのバージョン コントロールと構成の機能を提供します。また、ソフトウェア変更を QA や運用環境に移行するための昇格や配布の機能も用意されています。Implementer の使用については、『Implementer User Guide』を参照してください。Implementer の管理については、『Implementer Installation and Administration Guide』を参照してください。
Implementer の変更パッケージは、アイテムを解決するために行われた IBM i の開発を表します。Windchill RV&S と Implementer の統合によって、次の操作が可能となります。
各メンバー、その変更履歴、および開発プロセスにおける各メンバーの現在位置を追跡する
関連する運用環境別に変更をグループ化する
ワークフローとドキュメントの Web インタフェースから Implementer の情報を表示する
次に示すのは、Windchill RV&S のアイテムと Implementer の変更パッケージを使用する際の主な考慮事項の一部です。各変更パッケージは、単一の運用環境に対して作成または変更されたメンバーに対応します。
複数の運用環境が影響を受ける場合、たとえばソフトウェアの修正を新しいリリースだけではなく以前のバージョンにも適用する場合は、単一のアイテムに対して複数の変更パッケージが作成されます。あるアイテムを複数のアプリケーションで修正する必要がある場合は、アプリケーションごとに新しい変更パッケージが作成されて、各修正が別々に管理されます。
Implementer で開発が進められる際に、Implementer での開発状況を反映させるためにアイテムの状態が更新される場合があります。たとえば、アイテムに対してメンバーがチェックアウトされるときに、アイテムの状態が自動的にCoding に設定されることがあります。アイテムに対するすべての変更が品質保証に昇格したときは、状態が自動的にTesting に設定されることがあります。
Implementer の開発アクティビティは、アイテムのワークフローによって制御されます。
次の例では、Implementer と Windchill RV&S との統合がどのように機能するかを説明します。
1. Windchill RV&S でアイテムが作成され、たとえば、そのアイテムでソフトウェア インストールの問題に対するバグの修正が要求されます。
2. Implementer 内でチェックアウトを実行することにより、自動的に Implementer 変更パッケージが作成されます。同様に、「ロックの詳細」 パネルでロックにアイテムを割り当てるか、「複数アイテム」 パネルで追加のアイテムを割り当てることで、ワークベンチから自動的に変更パッケージが作成されます。この変更パッケージは、ID を割り当てられてオープン状態になります。
3. アイテムに対応するために必要な変更や追加が完了したら、ユーザーはメンバーを昇格させます。
4. 環境で定義されているワークフローの状態にアイテムが移行します。たとえば、Test 状態から QA1 状態にアイテムが移行します。