FlexNet ライセンスのレポート

Windchill RV&S Administration Client または integrity stats コマンドを使用して、FlexNet ライセンス使用状況 (特定の期間におけるライセンスタイプのピーク使用率や平均使用率など) を追跡することができます。ライセンス使用状況のレポートは、フロートライセンスを使用している場合にも役立ちます。レポートで現在のライセンス使用状況のメトリックを確認することによって、ユーザーのシートライセンスを追加で購入したり、フロートライセンスから指定のライセンスに切り替えたりした方がよいかどうかを判断できます。

デフォルトでは、FlexNet ライセンス使用状況に関する次の情報が一定期間ごとに記録されて、Windchill RV&S Server に格納されます。

Windchill RV&S Server ライセンス使用状況がライセンスごとにログに記録されます。複数の Windchill RV&S Server で同じ FlexNet サーバーを指している場合は、現在のサーバーで使用されているライセンスだけが記録されます。

サーバーライセンスの監視は、mksis.serverLicenseInterval プロパティで制御されます。構成する場合は、 > Windchill RV&S Administration Client で行います。デフォルトでは、サーバーライセンス使用状況は 60 秒ごとにポーリングされます。サーバーライセンスの監視では、60 秒に 1 回より多くの頻度で統計を収集することはできません。ポリシーで 60 秒より短い 0 以外の値が設定された場合は、ポーリング間隔は 60 秒に設定されます。

FlexNet ライセンス使用状況がライセンスごとにログに記録されます。複数の Windchill RV&S Server で同じ FlexNet サーバーを指している場合は、すべての Windchill RV&S Server での全体のライセンス使用状況が記録されます。

フレックスライセンスの監視は、mksis.flexLicenseInterval ポリシーで制御されます。構成する場合は、 > Windchill RV&S Administration Client で行います。デフォルトでは、FlexNet ライセンスの監視は無効になっています。FlexNet ライセンスの監視では、300 秒 (5 分) に 1 回より多くの頻度で統計を収集することはできません。ポリシーで 300 秒より短い 0 以外の値が設定された場合は、ポーリング間隔は 3600 秒 (1 時間) に設定されます。

複数の Windchill RV&S Server で同じ FlexNet ライセンスサーバーを指している場合に FlexNet ライセンス使用状況を記録するときは、FlexNet ライセンスの監視を 1 つのサーバーだけで有効にする必要があります。FlexNet ライセンスの監視を複数の Windchill RV&S Server で有効にすると、冗長なデータが収集され、FlexNet サーバーに余分な負荷がかかります。