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ディレクトリ サーバーのフェールオーバー
LDAP 準拠のセキュリティ領域を使用している場合、Windchill RV&S Agent では、あるサーバーで障害が発生したときに認証を処理するために、複数のディレクトリ サーバーの使用がサポートされます。Windchill RV&S Agent は、Domain Name Service (DNS) 一覧を使用してサーバー ホスト名に関連付けられているすべてのディレクトリ サーバーを検索し、接続要求に応答する一覧内の最初のサーバーを認証します。待機時間を最小限にするために、Windchill RV&S Agent では、接続したことのあるディレクトリ サーバーのプールが保持されています。
フェールオーバーを使用している場合、agent.properties で次のキャッシュ設定を確認する必要があります。
java.security.property.networkaddress.cache.ttl
java.security.property.networkaddress.cache.negative.ttl
ディレクトリ サーバーへの接続を試行する際に Windchill RV&S Agent で使用されるタイムアウト設定も確認する必要があります。これらの設定は、security.properties ファイルの次のプロパティで指定されています。
プロパティ
説明
ldap.connect.timeout
ディレクトリ サーバーへの接続の際、応答なしと判断するまで Windchill RV&S Agent が待つ秒数。デフォルトは 5 です。
ldap.blacklist.timeout
非アクティブなディレクトリ サーバーに再接続する前に Windchill RV&S Agent が待つ最小秒数。デフォルトは 300 です。
ldap.pool.timeout
接続が削除されるまでアクティブなディレクトリ サーバーの接続がプールにとどまる秒数。デフォルトは 60 です。
ldap.read.timeout
Windchill RV&S が LDAP からデータを取得するまで待機する秒数。デフォルトは 60 です。