Windchill RV&S Administration Client では、特定のプロジェクトの変更パッケージ レビューア/ウォッチャーの単純な一覧 (ユーザーおよびグループの一覧) を指定することができます。Windchill RV&S Server に含まれている XML ファイルを使用すると、より複雑な規則を定義して、規則で指定した条件が満たされている場合にのみレビューア/ウォッチャーの一覧に解決されるようにすることができます。

変更パッケージ レビューア/ウォッチャーの規則には、インストールディレクトリ/config ディレクトリにある次のファイルが使用されます。

DTD ファイルは、規則の要素と構造を定義します。XML ファイルは、規則を定義するために使用できます。規則を定義するときには、XML ファイルで使用するタグの構文、定義、および説明を DTD ファイルで参照してください。

変更パッケージ レビューア/ウォッチャーの規則で定義する条件は、変更パッケージ、変更パッケージ エントリ、およびアイテム フィールドの値に関連付けることができます。アイテム フィールドの条件ではすべてのアイテム フィールドを使用できますが、変更パッケージと変更パッケージ エントリでは特定のフィールドのみが有効です。フィールドの値 (ユーザー フィールドとグループ フィールドの値を除く) を指定する際には正規表現が完全にサポートされるため、さまざまな表現を駆使して規則を作成できます。

ChangePackageReviewerRules.xml ファイルは、0 個以上の ReviewerRule を含む 1 つの ReviewerRules 要素で始まります。各 ReviewerRule には、オプションの Condition 要素が含まれ、その後に reviewerExpression が 1 つ続きます。これは使用する EnumerationPolcy と VotingPolicy を定義します。これらのポリシーは省略可能で、指定しない場合はデフォルト値が使用されます。EnumerationPolicy と VotingPolicy には省略可能な追加の Property 要素があります。EnumerationPolcy 要素上で唯一有効なプロパティは、ignoreRejects という名前の Property です。これらの省略可能なポリシーとプロパティの後には、省略可能な Users (ユーザーのグループ)、Group、UserExpression または GroupExpressions を指定する Reviewer 要素が続きます。

Condition 要素では、And または Or のいずれかの条件演算子 (ネストできます) と、IssueFieldCondition、ChangePackageFieldCondition、MemberAttributeCondition、または ChangePackageEntryFieldCondition の 1 つ以上のリーフ条件 (論理演算子で囲む必要があります) を指定する必要があります。これらの (リーフ) 条件では、関連するフィールド (MemberAttributeCondition 場合はメンバー属性) と、フィールド (または属性) の値を比較するときに使用する演算子を指定できます。フィールドの値は、FieldValue、UserFieldValue (フィールドのタイプが User の場合)、または GroupFieldValue (フィールドのタイプが Group (ユーザーのグループ) の場合) のいずれかのタグの中で指定します。MemberAttributeCondition の場合は MemberAttributeValue タグの間で指定します。