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開発パス ACL
開発パス (バリアント) ACL は、開発パスのバリアントに適用されることを除いて、プロジェクト ACL と同じモデルに従います。
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開発パスの継承のグローバルのデフォルトが「偽」に設定されていて、バリアント ACL が定義されていない場合、バリアント サンドボックスは最上位レベルのグローバル mks:si ACL から権限を継承します。
開発パスの継承のグローバルのデフォルトが「真」に変更されていて、バリアント ACL が定義されていない場合、バリアントサンドボックスはツリー内のマスタプロジェクトから権限を継承します。
特定の開発パスに設定された開発パスの継承ポリシーは、グローバルの開発パスの継承ポリシーより優先されます。
バリアント サンドボックスを作成するには、管理者と同等にすべての権限を持っている場合を除き、ユーザーにバリアント ACL によって指定された明示的な権限が必要です。
CLI を使用して、実際の開発パスを作成する前に、バリアントプロジェクトの権限を設定できます。Windchill RV&S Administration Clientからの場合は、開発パス ACL を作成する前に、Windchill RV&S Client でバリアントプロジェクトを作成する必要があります。
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開発パス ACL の作成時には、プリンシパルと権限がシステムによって適用されるように、必ずバリアントプロジェクトに同じ名前を割り当ててください。
メインラインまたは開発パスから、同じプロジェクト上に存在する別の開発パスに ACL をコピーすることができます。「プロジェクトの権限をコピー」操作は、Windchill RV&S Administration Client「コンフィギュレーション管理」 > 「開発パス」権限ビューの右クリックメニューから起動することができます。Windchill RV&S Administration Clientのメニューバー「ACL」 > 「プロジェクトの権限をコピー」から ACL をコピーすることもできます。権限ビューには必要なプロジェクトコンテキストが表示されないため、「プロジェクトを開くウィザード」でプロジェクトを選択する必要があります。
詳細については、プロジェクト権限のコピーを参照してください。
開発パス ACL および権限の継承
開発パス ACL を操作すると、プロジェクトをさらに詳細なレベルで制御できます。たとえば、個々の開発者に自分の作業するバリアントプロジェクトだけを変更できる権限を付与することができます。そこで実行する操作タイプに限定するように、メイン トランク上の権限を制限できます。
開発パスでは、デフォルトの動作ですべての権限がマスタ プロジェクトから継承されます。マスタプロジェクトで明確に権限を許可または拒否していない場合、バリアントプロジェクトは最終的に mks:si ACL から権限を継承します。
最初にバリアントを作成するときに、マスタプロジェクトと同じ権限セットが付与されます。実際の作業環境での必要に応じてバリアント ACL をさらにカスタマイズできます。継承された ACL 上の権限を変更しようとするたびに、選択内容を確認するメッセージが表示されます。
権限の継承動作は、グローバル レベルでも、作成した個々の開発パス ACL に対してでも、有効または無効にできます。
権限の継承が「真」に設定されていると、権限はツリー内のマスタ プロジェクトから継承されます。権限の継承が「偽」に設定されていると、権限は最上位レベルの mks:si ACL から継承されます。
権限の継承
継承元
マスタ プロジェクト、次に mks:si
mks:si
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開発パスの権限の継承を「真」に設定すると、Windchill RV&S Serverは、ACL データベースでユーザーのアクセス権限をクエリし、バリアントプロジェクトツリーの名前空間の構造を下から上に探索します。明示的に許可または拒否を示す権限が見つからない場合、マスタ プロジェクト ツリー上の同等の開始点から検索を再開します。
開発パスの権限の継承を「偽」に設定すると、Windchill RV&S Serverは、ACL データベースでユーザーのアクセス権限をクエリし、バリアントプロジェクトツリーの名前空間の構造を下から上に探索します。明示的に許可または拒否を示す権限が見つからない場合、mks:si ACL から検索を再開します。
開発パスの継承を制御するためのデフォルトのグローバル動作は、「権限」セクションの「Windchill RV&S」ビューで設定します。「グローバル」をクリックし、「権限」 > 「開発パスの継承」を選択すると、DevPathInheritACL のポリシーがデフォルトのtrue から false に変更され、開発パス権限がプロジェクト ACL から継承されます。
個々の開発パスに権限の継承を設定するには、ターゲットの ACL を強調表示し、メイン メニューから「権限」 > 「権限の継承」を選択します。マスタ プロジェクトから権限を継承するには、「真」 を選択します。mks:si ACL から権限を継承するには、「偽」を選択します。グローバル ポリシーに設定されたデフォルト動作にリセットするには、「グローバル ポリシーの使用」 を選択します。
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開発パス ACL の作成時には、プリンシパルにCreateDevPath 権限を付与できません。CreateDevPath 権限は、最上位の mks:si ACL またはプロジェクト ACL に関連する操作でのみ許可されます。