ファイルボルトの移行ログ

DB_to_FileVault_Migration.log ファイルには、正常に移行されたリビジョンの数、スキップされたリビジョンの数、移行されなかったリビジョンの数に関する情報が記録されます。

• Timestamp: アーカイブ内の各リビジョンが処理されて移行された日付と時刻。移行された各リビジョンは、アーカイブ自体の移行サマリーでそれぞれ異なる行に記載されます。

• Status: リビジョンのステータス (SUCCESS、FAILED、PARTIAL のいずれか)。

• 移行中にリビジョンがスキップされた場合、「Before timestamp filter Criteria not met」または「Already Migrated」というステータスコメントが記録されます。

• 移行中にアーカイブがスキップされた場合、「Project is not eligible for migration」というコメントが記録されます。

• 一部のリビジョンがスキップされた場合や移行が失敗した場合、部分的に移行されたアーカイブが記録されます。次に例を示します。

2015-07-10 21:44:23.822, ArchivePath:/defectMigrate/demo.txt,Status:PARTIAL,
Comment:Archive is not completely migrated due to issue encountered during
migration of some revisions

• リビジョンの移行が失敗した場合、次のいずれかの原因が記録されます。

2015-07-10 02:25:59.713,ArchivePath:/defectMigrate/1KB_9.txt,
Revision:1.4,Status:FAILED,Comment:D:\FILE_VAULT_DEFAULT\0\535\351_tmp
(The system cannot find the file specified)

◦ チェックサムの不一致によるエラー。次に例を示します。

2015-07-10 20:38:52.656,
ArchivePath:/projmock01n/projmock01n_tempmock01n/127KB_2.txt,
Revision:1.2,Status:FAILED,Comment:Failed to migrate due to
Checksum mismatch, computed checksum of 29837 does not match the
stored checksum of -2392966040148960768.
Please refer to file 'D:\FILE_VAULT_DEFAULT\4\4473\1920_checksumfailed'
for further investigation or contact PTC - Integrity Support

移行できなかった各ファイルはファイルボルトの場所に保存され、ファイル名に _checksumfailed が付加されます。元のファイルはデータベース内に残ります。ファイルボルト内に追加されたファイルは、追加の調査で使用することができます。調査が終了したら、削除してかまいません。

何らかの理由でファイルボルトの移行が失敗した場合でも、データベース内でリビジョンを使用できます。