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サンドボックス スナップショットの作成
CLI EQUIVALENT 
si snapshot
スナップショットは、サンドボックスの現在の状態を取り込みます。サンドボックスの各要素は、Windchill RV&S Server 上のリポジトリ内の既存のエンティティによって識別することができます。サンドボックス スナップショットから、ビルド サンドボックスまたは開発パスの作成元となるプロジェクト チェックポイントが作成されます。スナップショットから作成されたチェックポイントのリビジョン番号には、最後のチェックポイントのリビジョン番号が含まれます。たとえば、プロジェクトの最後のチェックポイントのリビジョン番号が 1.1 である場合、スナップショットから作成されたチェックポイントのリビジョン番号は 1.1.1.1 になります。
サンドボックス スナップショットを作成するには、サンドボックスを選択し、「サンドボックス」 > 「スナップショット」を選択します。
サンドボックス スナップショットを作成すると、スナップショットの状態またはラベルを指定して、すべてのサンドボックス メンバーに適用することができます。ラベルは、スナップショットによって作成されたプロジェクト チェックポイントを識別するためにユーザーが割り当てる一意のテキスト文字列です。ラベルには、コロン (:)、角かっこ (「 」)、または先頭のスペースを含めることはできません。また、有効なチェックポイント番号と同じ形式にすることもできません。
GUI では、非アクティブプロジェクトのチェックポイントは、デフォルトで表示されません。これらのチェックポイントを表示するには、「ビュー」 > 「非アクティブな開発パスを表示」を選択します。
サンドボックス スナップショットが、「プロジェクト履歴」 ビュー内に、ブランチされたプロジェクト チェックポイントとして表示されます。
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サンドボックスにワーク ファイルがない場合は、スナップショットに表示されない不足ワーク ファイルを一覧表示する警告が表示されます。スナップショット内にそれらのワーク ファイルを含める場合は、操作をキャンセルし、(対応するメンバーを再同期することによって) ワーク ファイルを提供してからスナップショットを実行します。
GUI では、サンドボックスのスナップショットを撮って作成されたリビジョンは、デフォルトで表示されません。これらのリビジョンを表示するには、「ビュー」 > 「非アクティブな開発パスを表示」を選択します。
サンドボックス スナップショットの内容
スナップショットに取り込まれたサンドボックス要素のセットには、次のものが含まれています。
アーカイブ、およびそのアーカイブの作成元であるワークリビジョンによって識別されるサンドボックス メンバー
除外されたにもかかわらず依然としてサンドボックス内に存在している以前のメンバー
プロジェクトの名前と種類によって識別されるサブサンドボックス
除外されたにもかかわらず依然としてサンドボックス内に存在している以前のサブサンドボックス
節約計算機能のビルドを作成するために担当者が割り当てられました。この担当者は、ビルド サンドボックスを使用してビルドを実行します。ここで、ビルド サンドボックスの基とするチェックポイントに readme ファイルがないことに気付きます。そこで、別の担当者によって readme ファイルが追加された変更パッケージを使用して、自分のサンドボックスに readme ファイルを追加し、構成を保存するためにサンドボックスのスナップショットを作成します。
重要な考慮事項
スナップショットに含める場合は、そのサンドボックス内でワーク ファイルの変更を行うことはできません。
ワーク ファイルリビジョンがメンバーリビジョンと異なる場合は、スナップショットに含まれるのはワーク ファイルリビジョンになります。
ワーク ファイルのないメンバーは、スナップショットには含まれません。
サンドボックス ディレクトリ内にまだワーク ファイルがある以前のメンバーは、スナップショットではメンバーとして表示されます。
「サンドボックス」 ビューにまだ存在する以前のサブプロジェクトは、スナップショットではサブプロジェクトとして表示されます。
Windchill RV&S では、スナップショットのメンバー ワーク ファイルの実際の名前が使用されます。
スパース サンドボックスのスナップショットを作成することはできません。
「スナップショット サンドボックス」 コマンドは、サンドボックスの内容を表示するために使用されるフィルタからは独立して、サンドボックス全体に対して実行されます。
プロジェクト履歴内のスナップショットによって作成されたプロジェクト チェックポイントと別のプロジェクト チェックポイント (スナップショットによって作成されたチェックポイントを含む) の間の差異は比較できますが、サンドボックスの内容を使用してリビジョンの差異を比較することはできません。
サンドボックス スナップショットの作成時に既存の開発パスを指定するには、CLI を使用する必要があります。詳細については、CLI マニュアルページ を参照してください。
サンドボックスのメンバーは、Windchill RV&S Server 上の対応するアーカイブに関連付けられている必要があります。
サブ サンドボックスに再帰している場合、スナップショットは、サンドボックスのディレクトリ構造およびファイルとまったく同じものを表します。すべてのサブプロジェクト要素は同じタイプになり、さまざまなタイプの共有サブプロジェクトは同じタイプの共有サブプロジェクトになります。
サブサンドボックスを含んでいるサンドボックスのスナップショットを繰り返し作成する場合、スナップショットでは、サンドボックス内の現在のサブプロジェクトではなく、マスタ プロジェクト (存在する場合) の最後のチェックポイントに基づいて、サブサンドボックスのチェックポイントが作成されます。メンバーリビジョンは影響を受けません。
開発環境でのサンドボックス スナップショットの使用
開発環境でサンドボックス スナップショットを作成するタイミングについての推奨されるシナリオは、次のとおりです。
1. 現在、標準のサンドボックスで作業していますが、バリアント サンドボックスで作業する必要があります。
2. メインの開発パスに対する変更をチェックインするのではなく、ブランチ上の変更をチェックイン (またはマージ) します。
3. サンドボックスのスナップショットを作成します。
4. スナップショットに対応するプロジェクト チェックポイントから開発パスを作成します。
5. 作成した開発パスからのバリアント サンドボックスを作成し、その開発パス上の作業を続行します。
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CLI から、スナップショットを作成した時点の既存の開発パスを指定できます。詳細については、CLI マニュアルページ を参照してください。
ビルド環境でのサンドボックス スナップショットの使用
ビルド環境でサンドボックス スナップショットを作成するタイミングについての推奨されるシナリオは、次のとおりです。
1. プロジェクトのチェックポイントを作成します。
2. ビルドに対するビルド サンドボックスを作成します。
3. ビルドが失敗しても、開発は続行されるため、必要なメンバーの一部は最後のチェックポイントより後のリビジョンに存在します。
4. ビルドを修正するために必要なリビジョンを再同期します (CP の再同期を使用できます)。
サンドボックスのスナップショットを作成します。以降のビルド サンドボックスを使用したビルドの再作成では、元のプロジェクト チェックポイントではなく、スナップショットによって作成されたプロジェクト チェックポイントを使用します。