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コンフィギュレーション管理サブプロジェクトの移動
CLI EQUIVALENT 
si movesubproject
変化するプロジェクト構成のニーズを満たすために、プロジェクト間や単一のプロジェクト内のディレクトリ間で 1 つ以上のサブプロジェクトとそのすべてのメンバーおよびサブプロジェクトを移動したり、同じ Windchill RV&S Server 上の同じプロジェクトのバリアントを移動したりすることができます。
たとえば、ABC Financial Toolkit のドキュメンテーション セットのサイズが、前回のリリースから大幅に増えているとします。ツールキット インストーラのサイズを減らすために、製品管理チームではドキュメンテーションを CD ブラウザからに限って使用できるようにしたいと考えています。ミッシェルは、documentation.pj サブプロジェクトを toolkit.pj プロジェクトから cd_browser.pj プロジェクトに移動します。
サブプロジェクトを移動した場合、そのサブプロジェクトは共有サブプロジェクトと同じように機能します。新しい場所のサブプロジェクトは、以前の場所にある、基となっているサブプロジェクトに結び付けられ、リポジトリ内のサブプロジェクト ファイルのパスと名前も変わりません。移動したサブプロジェクトへの外部参照 (ACL 名、イベント トリガー、ポリシー ステートメント) は、サブプロジェクトの元の名前に基づいているため、引き続き機能します。ただし、新しい階層に移動したサブプロジェクトは、引き続き元の階層から ACL を継承し、新しい親プロジェクトからは継承しません。移動したサブプロジェクトは、構成タイプ (標準、バリアント、ビルド) も維持します。複数のサブプロジェクトを移動した場合、サブプロジェクトによって共有される共通ディレクトリ プレフィックスは移動時に自動的に削除されます。
「プロジェクト」ビューまたは「サンドボックス」ビューを使用してサブプロジェクトを移動するには、「プロジェクト」 > 「サブプロジェクト」 > 「移動」コマンドを使用します。
また、アクティブな「プロジェクト」ビューまたは「サンドボックス」ビュー内のプロジェクト、サンドボックス、サブプロジェクト、サブサンドボックス、またはディレクトリノードにドラッグするか、隣接する開いた「プロジェクト」ビューまたは「サンドボックス」ビューにドラッグすることにより、サブプロジェクトを移動することもできます。ドラッグ アンド ドロップ操作によってサブプロジェクトの移動ウィザードが起動し、移動の詳細が要約されます。
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サブプロジェクトの移動の操作を使用して、サブプロジェクトの名前を変更することができます。これを行うには、サブプロジェクトの現在の親を宛先プロジェクトとして選択し、宛先サンドボックスディレクトリのサブディレクトリとしてサブプロジェクトに新しい名前を入力します。このタスクは、CLI を使用して実行することもできます。
重要な考慮事項
異なるサーバー上のプロジェクト間でサブプロジェクトを移動することはできません。
移動したサブプロジェクトは、元の場所からプロジェクトまたはディレクトリの ACL を継承します。新しい場所の ACL はサブプロジェクトに適用できません。
リポジトリ内のサブプロジェクト ファイルのパスと名前は、永続的に保存されます。移動したサブプロジェクトのリポジトリ内にある元のパスおよび名前を使用して新しいサブプロジェクトを作成しようとすると、既存のサブプロジェクトを追加するように求めるメッセージが表示されます。既存のサブプロジェクトを追加しないと、サブプロジェクトの作成操作は終了し、別のパスと名前でサブプロジェクトを作成するオプションも提供されません。
遅延中のサブプロジェクトは移動できません。
移動先プロジェクトでは AddSubproject 権限が必要であり、移動元プロジェクトでは DropSubproject 権限が必要です。異種のサブプロジェクトを移動するには、ConfigureSubproject 権限が必要です。
単一のプロジェクト内のディレクトリ間で、1 つ以上のサブプロジェクトを移動できます。
サブプロジェクトが移動前に共有されていない限り、サブプロジェクトの移動は 「サンドボックス」 ビューまたは 「プロジェクト」 ビューで共有として表示されません。
1 つ以上のサブプロジェクトを移動する場合、同じディレクトリ内にサブプロジェクトを配置することはできません。既存のサブプロジェクトを他のサブプロジェクトと同じ場所に配置する場合は、「サブプロジェクトの追加」または「サブプロジェクトの共有」操作を実行して新しい場所で共有します。そして、元の場所で「サブプロジェクトの除外」操作を実行します。
Windchill RV&S アイテムに関連付けられているサブプロジェクトを移動すると、そのアイテムはプロジェクトの 「関連付けられたアイテム」 タブに表示されなくなります。Windchill RV&S アイテムを開き、新しい場所のサブプロジェクトに関連付ける必要があります。
デフォルトを使用する代わりに、移動先のプロジェクトまたはサンドボックスを入力または選択する場合や、バリアント サブプロジェクトまたはビルド サブプロジェクトにサブプロジェクトを移動する場合は、最初にルート プロジェクトのパスと名前だけを入力します。サブプロジェクトは、この手順で後ほど指定します。サブプロジェクトを指定する場合には、ジャンプできるプロジェクト構成を制御する規則に従います。選択が規則に違反する場合、サブプロジェクトを移動できません。
サンドボックス内でサブプロジェクトを移動する場合は、サブプロジェクト パス名の大文字小文字を変更できます (たとえば、Test/project.pj  から test/project.pj に)。
サンドボックス内で移動先ディレクトリを指定する際、デフォルトでは「ファイルシステムの大文字と小文字の違いを保持する」オプションが有効になっています。これにより、指定した移動先ディレクトリはファイル システム上に存在するパス名と大文字小文字が同じになります。サブプロジェクトのパス名の大文字小文字を変更するには、新しい「サブディレクトリ名」を入力し、「ファイルシステムの大文字と小文字の違いを保持する」 オプションを無効にします。「プロジェクト」ビューでは「ファイルシステムの大文字と小文字の違いを保持する」オプションは表示されません。サブプロジェクトのパス名は入力した名前と全く同じ名前に変更されます。
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パス名を正しく変更するには、サブプロジェクト ディレクトリとそこに含まれるすべてのメンバーが、サンドボックスを含むディスク上に存在している必要があります。これは、パス名でタイプミスを修正するのに役立ちます。
トランザクション変更パッケージや変更パッケージ レビューが有効な場合には、サブプロジェクトのパス名の大文字小文字を変更することはできません。トランザクション変更パッケージや変更パッケージ レビューが有効な場合には、変更パッケージでサブプロジェクトを除外し、サブプロジェクトのパス名の大文字小文字を手動で変更し、新規変更パッケージを使用してサブプロジェクトを共有サブプロジェクトとして追加します。
Apply CP または Resync CP コマンドを使用して、サブプロジェクト名の大文字と小文字が変更された変更パッケージを伝播することはできません。これには以下が含まれます。
サブプロジェクトの場所と名前が同じであるが、名前の大文字と小文字が変更されたようなサブプロジェクトの移動操作
サブプロジェクトが前と同じ名前で再び追加されているが、その名前の大文字と小文字が変更されているようなサブプロジェクトの除外操作と追加操作
新しいサブプロジェクトの場所を使って追加の操作を実行する前に、サンドボックス内の以前のサブプロジェクトを再同期します。
サブプロジェクトの移動オプション