開発パスのマージ手順

開発パスのマージ手順は、マージ前のタスクとマージタスクの 2 つのタスクに分かれています。

以下に、マージが実際に行われる前に開発パスのマージ操作を設定する手順を示します。

1. 「サンドボックス」ビューで、開発パスをマージするプロジェクトリビジョンを探して選択し、「子開発パスのマージ」アクション (コマンド) を選択します。「子開発パスのマージ」ダイアログボックスが表示されます。

サンドボックスがコンテキスト内にない場合は、「開発パスのマージ」を選択すると、サンドボックスの選択ダイアログボックスが表示されます。

◦ 親開発パスにマージするマージ元の開発パスを選択します。以前に選択したプロジェクトの子だけがリストに表示されます。

◦ マージ情報 (およびマージ操作で作成される伝播変更パッケージ) を格納する Windchill RV&S アイテムを指定します。このリストは、Windchill RV&S の実装でワークフローとドキュメントのインテグレーションが有効になっている場合にのみ表示されます。アイテムが必須の場合、リストアイテム <none> は表示されません。

終了したら、「OK」をクリックします。

コマンドで、開発パスのマージを実行するために必要な変更が含まれる伝播変更パッケージが作成されます。この処理は、伝播する変更パッケージのリストを確認して実行されます。コマンドで、該当の開発パス上に 1 つ以上のエントリが含まれる、閉じている変更パッケージがすべて検索されます。変更パッケージにプロジェクトツリー上にないエントリが含まれている場合、それらのエントリは無視されます。

変更パッケージに開発パス上にはないが同じプロジェクト上にあるエントリが含まれている場合、それらのエントリはコマンドで使用 (選択) されます。複数の開発パスにまたがるメンバーが含まれる変更パッケージは使用しないようにしてください。

あるブランチから別のブランチへの開発パスのマージを以前に実行している場合、この操作を繰り返すと、変更パッケージのリストがフィルタ処理されて、最後のマージが完了した後に閉じられた変更パッケージだけが残されます。

コマンドが完了すると、伝播変更パッケージがマージ元のブランチに自動的に作成されます。

マージの競合が発生した場合、ダイアログボックスが表示されます。マージを自動または手動のどちらで実行するか選択できます。「OK」をクリックすると、伝播変更パッケージの内容が表示されます。

3. 伝播変更パッケージを表示し、変更内容を確認してそれらが必要かどうかを確認します。

この時点では、プロジェクトに対して実際のマージや変更は行われません。

また、伝播変更パッケージの説明と操作のレポートサマリーが含まれる、変更パッケージのアイテムを表示することもできます。

開発パスをマージするには、マージ前のタスクで作成した伝播変更パッケージをサブミットします。変更パッケージに含まれる入力が必要な操作について、入力を要求するメッセージが表示される場合があります。

マージが完了すると、Windchill RV&S はマージ先 (親) プロジェクトのチェックポイントを作成します。プロジェクト履歴を表示して、マージの結果を検証できます (「プロジェクト履歴の表示」アクション)。マージ操作はマージラインで表されます。