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アイテムに関する電子メール通知の受信
電子メール通知によって、Windchill RV&S ユーザーは、新しいアイテムがサブミットされたりアイテムの情報が変更されたりした場合に、電子メールで通知を受けることができます。この機能は、割り当てられているアイテム、レビューや承認の必要がある新しいアイテム、既存のアイテムに対する状態変更などについての通知を受ける場合に便利です。通知機能には、重大なアイテムに即座に対応したり、プロジェクトの進捗状況を把握できるという大きなメリットもあります。
電子メール通知にはアイテムに関する情報が表示されます。これには、アイテム タイプ、ID、サマリー、アイテムを編集したユーザーと編集日時、アイテムへのハイパーリンク、変更されたフィールドなどが含まれます。
電子メール通知は Windchill RV&S Server のタイムゾーンに基づいて評価されますが、規則のシンボリック日付は Windchill RV&S Client のタイムゾーンに基づいて評価されます。
管理者は、特定のアイテム タイプについて、電子メール通知に表示する追加のフィールドを定義することができます。
電子メール通知が送信されるように Windchill RV&S を構成するには、規則を作成します。
規則の形式 (GUI)
Web インタフェースでは、単純な電子メール通知規則(新しいアイテムが割り当てられたときに電子メール通知を受け取る通知規則など) を設定できます。高度な電子メール通知規則は、GUI で作成する必要があります。
規則は、一定の条件が満たされた場合の特定の結果を設定するステートメントです。GUI では、規則はノードと条件で構成されます。ノードは、2 つのステートメント (または条件) の関連を記述する論理的なコネクタです。条件は、満たす必要がある要件のステートメントで、ユーザーまたはフィールドの値が関係している場合があります。
たとえば、自分に割り当てられた新しい問題がサブミットされるたびに電子メールを送信するという 1 つの条件からなる単純な規則を作成できます。同様に、自分に割り当てられた新しい問題がサブミットされるときと、既存の問題が自分に割り当てられたときに電子メールを送信するという 2 つの条件からなる複雑な規則を作成できます。規則には、必要に応じていくつでも条件を含めることができます。
演算子
演算子は、GUI で電子メール通知規則を作成する場合に使用される機能です。演算子の意味は、フィルタや規則で使用しているフィールドが単一値フィールドか複数値フィールドかによって異なります。たとえば、= 演算子は単一値フィールドの場合 "等しい" を意味し、複数値フィールドの場合 "含む" を意味します。
ノード (GUI)
論理 and ノードは、指定されたすべての条件が「真」である場合に限り規則の要件が満たされることを示します。
論理 or ノードは、指定された条件の 1 つ以上が「真」であれば規則の要件が満たされることを示します。
論理ノードの配置は、そのノードが規則の意味に与える影響を決定するうえで重要です。
次の例の電子メール通知規則では、新しい変更要求が作成されるたびに、または不具合がユーザーに割り当てられるたびに、ユーザー (administrator) に通知が送信されるようになっています。or ノードが指定されているため、どちらかのイベントが発生するたびに通知が送信されます。
フィールド値の変更を指定する場合は、規則の条件で「[New Value]」を使用します。条件の一方の部分は変更前のフィールド値を示し、もう一方の部分は変更後のフィールド値を示します。たとえば、上記の規則で指定されているAssigned User <> Assigned User[New Value] は、「担当ユーザー」フィールドの新しい値が、アイテムが保存される前の値と等しくないことを示します。言い換えると、アイテムの編集中に 「担当ユーザー」フィールドの値が変更されたことを意味します。
ライブおよびバージョン付きドキュメント モデル アイテムの規則を指定する
ドキュメント バージョン管理が有効な場合、ライブおよびバージョン付きドキュメント モデル アイテムの条件を指定できます。たとえば、ユーザーが特定のライブ アイテムを編集すると電子メールを送信する電子メール通知規則を作成できます。
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PTC は、ライブアイテムのすべての規則に Item is live 条件を含めることを最良の方法として推奨します。これにより、規則の精度が向上します。
アイテムには、
ライブアイテムのみと一致する規則を定義できます。たとえば、Item is live はライブ アイテムにのみ一致します。
バージョン付きアイテムのみと一致する規則を定義できます。たとえば、Item is versioned はバージョン付きアイテムにのみ一致します。
アイテム ID には、
ライブアイテム ID を使用して、単一ライブアイテムに一致するよう規則を定義できます。たとえば、ID is = 123Item is live123 に一致します。
バージョン付きアイテム ID を使用して、単一のバージョン付きアイテムに一致するよう規則を定義できます。たとえば、ID is = 123–1.0 は 123–1.0 に一致します。
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ライブアイテム ID を使用して、ライブアイテムおよびアイテムの全バージョンと一致するよう規則を定義することはできません。
ライブまたはバージョン付きアイテム ID を使用して、さまざまなライブまたはバージョン付きアイテム (たとえば ID is > 123-1.0 and < 123-2.0 など) に一致するよう規則を定義することはできません。
ドキュメント ID には、
ライブ ドキュメント ID を使用して、単一ライブ ドキュメントと一致するよう規則を定義できます。たとえば、Document ID is = 123 および Item is live はライブ ドキュメント 123 に含まれるコンテンツに一致します。
バージョン付きドキュメント ID を使用して、単一のバージョン付きドキュメントと一致するよう規則を定義できます。たとえば、Document ID is = 123–1.0 はバージョン付きドキュメント 123–1.0 に含まれるコンテンツに一致します。
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ライブまたはバージョン付きドキュメント ID を使用して、さまざまなライブまたはバージョン付きドキュメント (たとえば Document ID is > 123-1.0 and < 123-2.0 など) に一致するよう規則を定義することはできません。
前提条件
Windchill RV&S の構成によっては、管理者以外はユーザーとグループの電子メール通知規則の作成や編集を行うことができない場合もあります。通知のフィーチャーを使用するには、管理者から次の権限を割り当ててもらう必要があります。
allow ViewMyNotification。電子メール通知設定の表示を許可します。設定の変更を保存することはできません。
allow ModifyMyNotification。通知規則の作成および編集を許可します。
電子メール通知は、プロジェクト、タイプ、およびフィールドの表示規則に従います。特定のプロジェクトやタイプに関連するアイテムの電子メール通知を受け取ることができるのは、そのプロジェクトやタイプを表示できるユーザーだけです。また、電子メール通知に含まれるのは、表示する権限があるフィールドだけです。
GUI で電子メール通知を設定するには
Web インタフェースで電子メール通知を設定するには