ユーザーヘルプ > ドキュメントの操作 > ドキュメント ビュー > ドキュメント ビューの構成 > ドキュメントビューの編集オプションの構成
  
ドキュメントビューの編集オプションの構成
「表示」 > 「オプション」ウィンドウの「編集」タブで、「ドキュメント」ビューの編集モードを指定します。
「編集後に各行を保存」を選択すると、単一行の編集モードが有効になります。最初は、このモードがデフォルトの編集モードになります。このモードの場合、行の編集が終了すると同時に、そのコンテンツ行に対する変更が保存されます。詳細については、単一行の編集の使用を参照してください。
「保存前に複数の行を編集」を選択すると、複数行の編集モードが有効になります。Integrity 10.8 から導入されたこのモードを使用すると、変更内容をサーバーに保存する前に、複数のコンテンツ行を変更することができます。詳細については、複数行の編集の使用を参照してください。
選択した編集モードに応じて、「編集」タブの他のセクションに表示される使用可能なオプションが決まります。
メッセージの保存
「メッセージを保存」のオプションは 1 つだけですが、編集モードに応じて、多少異なるチェックボックスのラベルが表示されます。
単一行の編集モードの場合、「変更されたアイテムを保存する前に確認メッセージを表示します」というチェックボックスが表示されます。最初は、このチェックボックスはデフォルトで選択が解除されているため、コンテンツ行を変更して別の行に移動しても、「変更を保存しますか?」ウィンドウは表示されません。変更内容は、即時にサーバーへサブミットされます。このチェックボックスを選択した場合、行の変更が終了するたびに「変更を保存しますか?」ウィンドウが表示されます。
複数行の編集モードの場合、変更したアイテムを保存する前に「変更されたアイテムを保存する前に確認メッセージを表示」というチェックボックスが表示されます。最初は、このチェックボックスがデフォルトで選択されているため、変更内容をサーバーに保存しようとすると、「変更を保存しますか?」ウィンドウが表示されます。その場合、変更内容をサブミットするかどうかを確定する必要があります。このチェックボックスの選択を解除すると、変更内容を保存する際に「変更を保存しますか?」ウィンドウは表示されなくなります。
ドラッグアンドドロップ
「ドラッグアンドドロップ」 - オプションが変更されるまでの間に現在のビューと後続のビューに適用するドラッグアンドドロップの動作を選択します。
「移動 (デフォルト)」を選択すると、選択したノードがターゲットノードの下に移動します。ターゲットノードは、同じドキュメント内に存在していても、異なるドキュメント内に存在していてもかまいません。「コンテンツ移動の確認メッセージを表示」では、ドラッグアンドドロップ操作が正しく実行された場合に確認ウィンドウを表示するかどうかを指定します。この場合、キーボードショートカットを使用しないことが前提になります。キーボードショートカットを使用する場合、確認ウィンドウは表示されません。ドラッグアンドドロップ操作の特別な動作とキーボードショートカットに関する追加情報が、オプションの説明に続いて表示されます。
「プロンプト」を選択すると、ドラッグアンドドロップ操作を実行する際の動作を選択するためのウィンドウが表示されます。選択肢は、「移動」「コピー」「トレースの作成」です。
「移動」を選択すると、ドラッグしたノードがターゲットノードの位置に移動します。
「コピー」を選択すると、ドラッグしたノードがターゲットノードにコピーされます。
「トレースの作成」を選択すると、2 つのドキュメントコンテンツ間でトレースが作成されます。
「移動」「コピー」の場合、ドロップ位置を選択することもできます。ドロップ位置の選択肢は、「下」「サブセクションとして」「上」です。
オプションを選択した後は、追加の確認メッセージは表示されません。
「トレースの作成」を選択すると、ターゲットノードにドラッグされる選択したノードのトレース関連が作成されます。「コンテンツのドロップ時にコンテンツトレース作成の確認メッセージを表示」を選択すると、トレース関連の作成前に確認ウィンドウが表示されます。
ドラッグアンドドロップ操作を実行する場合は、いくつかの特殊な動作を考慮する必要があります。
特定のタイプのコンテンツを、別のタイプのノードが存在するドキュメント内に移動したりコピーしたりすることはできません。たとえば、要件文書からテストドキュメントにノードを移動することはできません。
「ドキュメント」ビューで、ドキュメント以外のモデルアイテムを、開いているドキュメントに移動したりコピーしたりすることはできません。
「アイテム」ビューから「ドキュメント」ビューにセグメントをドラッグすると、セグメントは常にサブドキュメントとして挿入されます。
デフォルトの仮想行にアイテムをドロップすることも、デフォルトの仮想行をドラッグして他の行にドロップすることもできません。
複数の行を編集する場合は、以下に示す特別な動作を考慮する必要があります。
未保存の変更が存在するドキュメント内でのみ、「移動」操作を実行することができます。
未保存の変更が存在する場合でも、特定の行をドラッグして別の行にドロップすることができます。未保存の変更が存在する行は、ID を持つ変更済みコンテンツか、セクション ID だけを持つ編集済み仮想行のいずれかになります。
編集済み仮想行が「移動」操作の対象になる場合、「コンテンツ移動の確認メッセージを表示」により、影響を受ける仮想行のセクション ID を指定します。これは、編集済みの仮想行が、ドラッグされた行またはドロップ先の行のいずれかである場合に該当します。
ドラッグアンドドロップ操作を使用して、親ノードを上下に移動したり、親ノードの子ノードにその親ノードをサブセクションとして移動することはできません。このような操作を実行しても、ドキュメント構造は変更されません。
次のキーボードショートカットを使用することができます。「DnD」は、ドラッグアンドドロップ操作を示しています。キーボードショートカットを使用すると、操作の内容を示すツールチップが表示されます。確認メッセージは表示されません。
Ctrl+DnD - ドキュメントのコンテンツがコピーされます。
Alt+DnD - ドキュメントのコンテンツ間でトレースの関連が作成されます。
Shift+Alt+DnD - 「リンク関連」ウィンドウが表示されます。このウィンドウで、ドキュメントのコンテンツ間の関連を作成するための関連フィールドを選択することができます。
* 
複数行の編集モードでドキュメントを変更する際に、キーボードショートカットを使用してトレース関連やリンク関連を作成しようとすると、エラーが表示されます。
操作モード
「操作モード」のオプションは 1 つだけです。単一行の編集モードで、削除操作、切り取り操作、コピー操作、貼り付け操作、移動操作を選択するためのオプションです。「保存前に複数の行を編集」を選択すると、複数行の編集時に「セクション」が強制的に適用されます。「編集後に各行を保存」を選択すると、以下のいずれかのオプションを選択することができます。
「コンテンツ」を選択すると、ビューの両側で作業を行うことができます。アイテムの移動操作や強調表示操作を行った場合、そのアイテムの子は操作から除外されます。ドキュメントの構造は保持されません。
「セクション」を選択すると、ビューの両側で同じ動作を行うことができます。強調表示されたアイテムに対するアクションは、アイテムとその子アイテムに適用されます。ドキュメントの構造は保持されます。
「混在」を選択すると、「ドキュメント」ビューで最後に実行した動作が適用されます。「アウトライン」ペイン (左側) で選択を行うと、親と子の両方が移動します。「コンテンツ」ペイン (右側) で選択を行うと、選択したアイテムだけが移動し、そのアイテムの子アイテムは移動しません。
* 
単一行の編集モードで複数の「ドキュメント」ビューを開いて作業を行う場合、各ビューに対して異なる操作モード設定を適用することができます。この設定が適用されるのは、対象のビューが開いている間だけです。あるビューから別のビューにフォーカスを切り替えると、設定もそれに応じて変更されます。新しい「ドキュメント」ビューを開くと、最後に変更した設定が適用されます。