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MKS ドメインセキュリティ方式の追加設定
セキュリティ強化のため、MKS ドメインのユーザーパスワードはハッシュ形式で保存されます。次のテーブルには、MKS ドメインセキュリティ方式の構成可能なプロパティがリストされています。これらのプロパティを使用して、目的のレベルにハッシュされたパスワードのセキュリティを構成できます。サーバーの起動前に、プロパティを is.properties ファイルに追加します。無効な値を入力すると、サーバーは起動せず、該当するエラーメッセージがサーバーログに記録されます。
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サーバーを起動する前に、これらの値を構成する必要があります。サーバーの起動後に任意の値を変更すると、既存の MKS ドメインユーザーの認証エラーが発生する可能性があります。認証エラーを修正すると、データベース関連の変更および再作成、あるいは影響を受けたユーザーのパスワードの変更処理が必要になることがあります。
プロパティ
説明
有効な値
mksis.mksdomain.hashingAlgorithm
パスワードのハッシュを生成するために使用されるハッシュアルゴリズム
次の値のいずれかを指定します。
PBKDF2WithHmacSHA1
PBKDF2WithHmacSHA224
PBKDF2WithHmacSHA256
PBKDF2WithHmacSHA384
PBKDF2WithHmacSHA512
値が指定されていない場合、使用されるデフォルトのハッシュアルゴリズムは PBKDF2WithHmacSHA512 です。
mksis.mksdomain.hashLengthBytes
生成するハッシュの長さ (バイト)
16 から 256 までの値を指定します。
値が指定されていない場合、ハッシュのデフォルトの長さは 64 バイトになります。
mksis.mksdomain.saltLengthBytes
パスワードのハッシュに使用されるソルト値の長さ (バイト)
16 から 256 までの値を指定します。
値が指定されていない場合、ソルト値のデフォルトの長さは 64 バイトになります。
mksis.mksdomain.iterations
ハッシュを生成するためにハッシュアルゴリズムによって使用される反復回数
1000 より大きい値を指定します。
値が指定されていない場合、デフォルトの反復回数は 100000 になります。