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ボルト規則の作成
「ポリシー管理」ユーティリティを使用して、特定の Windchill ドメイン用のアクセス制御、インデックシング、通知ポリシーを設定できます。同様に、コンテンツファイルが関連付けられているオブジェクトのドメインの場所およびライフサイクル状態に基づいて、コンテンツファイルをアップロードするボルトおよびフォルダを識別するファイルボルトポリシーを設定できます。
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ポリシー管理の詳細については、プロジェクトユーティリティおよびプログラムユーティリティについてを参照してください。
Windchill ドメインを階層構造で作成し、一部のドメインをほかのドメインの子にすることができます。ドメインは、親ドメインのボルト規則を継承しないことに注意してください。ボルト規則は、ドメインの各階層レベルで明示的に定義する必要があります。
ライフサイクル状態「すべて」で作成されたボルト規則は、規則作成後に作成された新しいライフサイクル状態に適用されないことに注意する必要があります。ライフサイクル状態「すべて」でボルト規則を作成後にライフサイクル状態を作成した場合、これらの規則は新しいライフサイクル状態にあるオブジェクトを考慮しません。その結果、この新しいライフサイクル状態のオブジェクトはボルトに保存されず、データベースに保存されます (BLOB として)。
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これは、wt.fv.forceContentToVault が true に設定されている場合は適用されません。
ボルトで新しいライフサイクル状態を使用するには、「ボルトコンフィギュレーション」ウィンドウで「ファイル」「ポリシーアイテムを更新」 > を選択して、ライフサイクル状態がの規則を更新する必要があります。
「ボルトコンフィギュレーション」ウィンドウのアクセス方法の詳細については、「ボルトコンフィギュレーション」ページを参照してください。
既存の規則の検討
既存の規則を作成、修正、または削除する前に、「ドメイン管理」選択ウィンドウからアクセスできる「ドメインボルト規則」ウィンドウで既存の規則を確認してください。
「ドメインボルト規則」ウィンドウにアクセスする方法については、ドメインボルト規則の表示を参照してください。
新規規則
ボルト規則を作成する場合、すべてのオブジェクトを使用して、DomainAdministered および LifeCycleAdministered であるインタフェース wt.content.ContentHolder を実装できます。使用できる追加のオブジェクトは次のとおりです。
wt.viewmarkup.DerivedImage
wt.viewmarkup.WTMarkUp
wt.epm.familytableEPMSepFamily Table
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ボルト規則は、DomainAdministered である wt.content.ContentHolder インタフェースを実装するすべてのオブジェクトで作成できます。
また、LifeCycleAdministered でないすべてのオブジェクトも含まれます。
新しいボルト規則を作成するには、 をクリックして「ボルト規則」ウィンドウを表示し、必要に応じて項目を選択します。
「クラス」表示枠には、ボルト規則の作成が可能なドメイン内のクラスを示す階層ツリーが表示されます。新規規則を作成するには、規則を適用するオブジェクトクラスを選択します。クラスは階層構造になっているので、選択したクラスに対して作成した規則は、そのサブクラスにも拡張されます。表示されるクラスには、一部の抽象クラスが含まれない場合がありますが、有効な規則で表示可能なすべてのクラスが含まれます。
次に、ライフサイクル状態のリストから状態タイプを選択します。最後に、「サイト管理」ウィンドウで定義したボルトのリストからファイルボルトを選択して、「OK」をクリックします。1 つの規則には、クラス、ライフサイクル状態、ボルトをそれぞれ 1 つずつしか指定できないことに注意してください。さらに、1 つのオブジェクトタイプとライフサイクル状態の組み合わせをリンクできるのは 1 つのファイルボルトのみです。
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外部ファイルボルト規則を defaultcachevault ボルトに適用しないでください。
アップロード操作のリクエスト時にコンテンツファイルを送るボルトを決定する際には、ファイルボルトサービスにより、最も有効で限定的な規則が適用されます。たとえば、以下の規則について考えてみます。
Rule 1: <User, WTDocument, All> Vault1
Rule 2: <User, WTDocument, InWork> Vault2
ドキュメントオブジェクト (WTDocument) が User ドメインに関連付けられていて、「作業中」ライフサイクル状態である場合、規則 1 はライフサイクル状態に関係なく、コンテンツを Vault1 に送信します。しかし規則 2 では、ドキュメントのライフサイクル状態が「作業中」の場合に、コンテンツファイルは Vault2 に入ります。したがってこの場合は、最も限定的な規則が適用されるので、ドキュメントに関連するコンテンツはすべて Vault2 内のフォルダに保存されます。
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オブジェクトを Windchill データベースにチェックインし、コンテンツファイルをアップロードしたときにのみ、コンテンツファイルはボルトに移動します。したがって、オブジェクトのライフサイクル状態が変化した場合に、ファイルが自動的に新規ボルトへ移動することはありません。代わりに、次回のアップロード時に適切なボルトに移されます。
ボルト規則を作成した後、「ドメインボルト規則」ウィンドウに戻ってボルト規則を確認できます。
コンテンツのボルトへの送信
ボルト規則は、DomainAdministered であるすべての ContentHolder クラスに定義されます。DomainAdministered でない ContentHolder クラスには規則はありません。
wt.fv.useVaultsForAllContent プロパティを使用して、既存の規則を持たないまたは規則を持つことができないすべてのコンテンツを、サイトのデフォルトターゲットボルトと呼ばれる特別のボルトに保存することもできます。
このプロパティが true に設定されている場合、コンテンツは常に、以下の規則に基づいてボルトに送信されます。
ボルト規則がコンテンツに定義されている場合、コンテンツは規則に基づいてボルトに送信されます。
ボルト規則がコンテンツに定義されていない場合、コンテンツはサイトのデフォルトターゲットボルトに送信されます。
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規則が ContentHolder クラス (ドメイン管理でない) などに定義できない、または定義できるがまだ定義されていない場合、規則が表示されない場合があります。
このプロパティが false (デフォルト値) に設定されている場合、コンテンツは以下の条件に基づいてボルトまたは BLOB に移動されます。
ボルト規則がコンテンツに定義されている場合、コンテンツは規則に基づいてボルトに送信されます。
ボルト規則がコンテンツに定義されていない場合、コンテンツは BLOB に送信されます。