Windchill のエクスポートプロパティ
Windchill のエクスポート操作を制御するプロパティは wt.properties ファイルまたはマッピングファイルに記述できます。グラフィカルユーザーインタフェースを使用して、またはマッピングファイル内で、プロパティを設定しない場合は、xconfmanager ユーティリティを使用して、プロパティを追加または編集します。詳細については、
xconfmanager ユーティリティの使用を参照してください。
• wt.ixb.export.objectSetPageSize (wt.properties ファイルまたはマッピングファイルでの名前) または export.objectSetPageSize (マッピングファイルでの名前) - エクスポート用のページサイズを指定して、エクスポートするオブジェクトの数が非常に多いときにメモリ不足になるのを防ぎます。メモリ不足が発生した場合は、ページサイズを小さくします。デフォルト値は 1000 です。
• wt.ixb.export.validateOnExport (wt.properties ファイルまたはマッピングファイルでの名前) または export.validateOnExport (マッピングファイルでの名前) - true に設定すると、エクスポート操作時に、XML ファイルが「奇妙」な文字を含んでいても事実上どの XML パーサーでも有効となる XML ファイルが生成されます。
このプロパティを false に設定すると、XML ファイル内の一部の値 (主として、WTDocument オブジェクトの説明など、ユーザーが編集できる属性の値) が、Cdata セクションによって手動でラップしても、XML パーサーによって受け入れられない場合があります。
デフォルト値は false です。このプロパティを有効にする必要があるときは、wt.properties ファイルではこのプロパティを false のままとし、クライアントから true に設定すると、最高のパフォーマンスが得られます。
• wt.ixb.export.filterByConfigSpec (wt.properties ファイルまたはマッピングファイルでの名前) - 1 回のエクスポートセッションでコンフィギュレーション仕様フィルタリングを無効にし、最新でない部品とドキュメントをその情報ページからエクスポートできるようにします。デフォルト値は false です。このプロパティを有効にするには、true に設定します。
• wt.ixb.useZip64 - true に設定すると、エクスポート時に Zip64 フォーマットを使用して JAR ファイルと ZIP ファイルが作成されます。このオプションは、4 GB または 65536 エントリを超える ZIP ファイルと JAR ファイルを作成するときに使用します。false に設定すると、標準の ZIP パッケージが使用され、最大 4 GB または 65536 エントリの ZIP と JAR が作成されます。デフォルト値は false です。
この設定は、インポート、配布する ZIP パッケージ、Windchill のエクスポートにも影響を及ぼします。
このオプションを選択するとパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。このプロパティを本番環境で有効にする前に、サンプルデータベースでパフォーマンスに対する影響をテストしてください。