属性の設定
属性は、CAD ファイルや Windchill ビジネスオブジェクトなどのオブジェクトのプロパティを定義するエンティティです。これらは名前と値で構成されます。たとえば、「ライフサイクル状態」という属性には「作業中」という値を割り当てることができます。
Windchill には、タイプとサブタイプの 2 つのタイプの属性があります。そのため、デフォルトでは Windchill にハードコードされているシステム属性が使用可能です。システム属性は通常、名前や番号など、ほとんどのビジネスオブジェクトが共有する一連の特性に対して定義されます。ユーザー定義の属性は、ハードコードされていないので、デフォルトでは使用できません。ユーザーがグローバル属性を定義します。たとえば、個々のオブジェクトまたはオブジェクトのクラスに対して色や長さなどの属性を定義できます。CAD アプリケーションには Windchill 属性にマッピングできる類似したエンティティがあり、プロパティ、パラメータ、属性などさまざまな呼び方があります。これにより、Windchill と CAD アプリケーションの間で値のやり取りが可能になります。
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属性管理の説明を明確にするために、このガイドの標準では、Windchill 属性は属性、CAD アプリケーション属性、プロパティ、およびパラメータはパラメータと呼びます。
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管理者は、属性およびパラメータが CAD アプリケーションおよび Windchill でパブリッシングされる (表示可能になる) ように設定します。このセクションでは以下について説明します。
• 属性タイプとパラメータタイプ
• Windchill から CAD アプリケーションにパブリッシングするための属性とパラメータの設定
• 新しい CAD アプリケーションパラメータの追加
• システム属性とパラメータの管理
• 追加の CAD パラメータを作成するための既存の Windchill 属性のカスタマイズ
• Windchill でユーザー定義の CAD アプリケーションパラメータが認識されることの確認
• 属性とパラメータのマッピング