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ZPA のトラブルシューティング
このトピックには、PTC Zuken PDM Adapterのインストール後に発生する可能性がある問題をトラブルシューティングする際のヒントが掲載されています。
前提条件
1. インストール後、次の場所にあるバージョンファイルを開いて ZPA のバージョンを確認できます。
<ZPA Installation Dir>\documents\00_PTC_VERSION.txt
2. 設計のアーカイブに必要な図研システムインストールツールがマシンにインストールされていることを確認します。たとえば、図研 SD 設計ファイルをアーカイブするには、図研 System Designer がマシンにインストールされている必要があります。
3. 必要な ZPA と図研ツールのライセンスがあることを確認します。
4. 32 ビット JDK8 がマシンにインストールされていることを確認します。
トラブルシューティングのヒント
ZPA の使用中に Windchill Workgroup Manager でなんらかの問題が発生した場合、以下をチェックするようにしてください。
1. 設計に指定されているツールセット (スタンドアロン) を使用して、エラーなしで設計を開くことができることを確認します。
2. タスクマネージャを使用して、ZpaServer.exe*32 プロセスが実行していることを確認します。
3. コマンドを使用して ZPA の機能をチェックして、外部とのやり取りなしで関連ファイルを圧縮できることを確認します。これによって、問題が ZPA と Windchill Workgroup Manager のどちらに関連するのかを判断できます。
このコマンドの構文は以下のとおりです。
ZpaCmdTool.exe "ptczpalisting" -input <input_design> -output <output_file> [-createzip yes/no]
"C:\Program Files (x86)\Zuken PDM Adapter\bin\ZpaCmdTool.exe" ptczpalisting -input "D:\DGsample\sample\sample.cir" -output "D:\ZPAOUT\zip_one" -createzip yes
"C:\Program Files (x86)\Zuken PDM Adapter\bin\ZpaCmdTool.exe" ptczpalisting -input "D:\Design_Force\data\dsgn\DF_AUDIO.dsgn" -output "D:\ZPAOUT\zip_two" -createzip yes
このコマンドによってエラーが返された場合、指定した出力ディレクトリに対する読み書きのアクセス権があり、指定したすべてのパスが有効であることを確認します。
それでもエラーが発生する場合、このコマンドを管理者として実行します。
ZPA ログファイル <ZPA Installation Dir>\log.log をチェックします。
4. ZPA のインストール後、ZPA プリファレンスを ON に設定して Windchill Workgroup Manager クライアントを起動してから、「ECAD チェックイン」を実行します。
操作が正常に終了した場合、ログファイルは生成されません。
ZPA による操作が失敗した場合は、ログファイルが “%Temp%\ZpaOutput” フォルダに生成されます。
5. 「ECAD チェックイン」の実行中、"設計 zip ファイル" が “%temp%\ZpaOutput” フォルダに生成される過程を確認できます。