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トレーニングのトラック機能の使用
トレーニングタスクをトラックするには、文書管理モジュール (トレーニングのトラックを伴う事前設定済みベストプラクティス) をインストールする必要があります。
企業のポリシーおよび手順が含まれたドキュメント、または作業指示が含まれたドキュメントに対して、役割、グループ、および組織を関連付けることができます。トレーニングの監督者は、モニタリング担当者を設定して、進捗が遅れているトレーニングタスクまたは完了されていないトレーニングタスクがないかどうかを監視できます。モニタリング担当者は、組織のトレーニングのステータスを手順別に常に監視し、自社のニーズに応じたレポートを設定できます。
トレーニングタスクは、Windchill にインストールされた、あらゆるタイプのドキュメントに対して割り当てることができます。
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ドキュメントが削除されると、関連付けられているトレーニング記録は削除されます。管理者は、ドキュメントのアクセス許可を適切に割り当てる必要があります。
属性の割当
ドキュメントに属性を割り当てると、タスクを自動的に管理できます。
トレーニング間隔 - 完了したトレーニングの有効期間 (日数)。このフィールドを 365 日に設定すると、ユーザーがトレーニングを完了した後、そのユーザーのトレーニングは 1 年間有効になります。この属性の「内部名」trainingInterval にして、属性の「データタイプ」「整数値」にする必要があります。
トレーニング間隔のリードタイム - 当該ドキュメントのトレーニングが有効期限切れとなる何日前に、トレーニングをもう一度開始するかを表す日数。このフィールドを 20 日に設定すると、ユーザーは、当該ドキュメントのトレーニング記録が有効期限切れとなる日の 20 日前に、トレーニングタスクを受け取ります。この属性の「内部名」trainingIntervalLeadTime にして、属性の「データタイプ」「整数値」にする必要があります。
リリース時のトレーニング - このフィールドは、トレーニング記録付きのドキュメントがリリースされるとき、トレーニング記録を新たに作成するかどうかを決定します。このフィールドが「はい」に設定されている場合、トレーニング記録付きのドキュメントが改訂されると、改訂のリリース時に、元の改訂の関連トレーニング記録はすべてキャンセルされます。新しい改訂に関するトレーニングをユーザーが受けられるよう、トレーニング記録は新たに作成されます。この属性の「内部名」trainingOnRelease にして、属性の「データタイプ」「ブール」にする必要があります。
「参加者管理」ユーティリティからのトレーニング記録の割当
トレーニング記録をユーザーまたはユーザーグループに割り当てるには、以下の手順に従います。
1. 「参加者管理」ユーティリティで、ユーザー、複数のユーザー、グループ、または組織を選択します。
2. 「操作」 > 「トレーニング記録を追加」を選択します。
3. 「ドキュメントを選択」ウィンドウで、ドキュメントを 1 つ以上選択します。
4. 「OK」をクリックします。タスク実施者の情報ページに、ドキュメントが表示されます。
ユーザー、グループ、または組織の情報ページの表示
ユーザー、グループ、または組織の情報ページにある「トレーニング記録」テーブルを表示するには、以下の手順に従います。
1. タブを新規作成します。
2. 「カスタマイズ」 > 「トレーニング記録」を選択します。割り当てたトレーニング記録が「トレーニング記録」テーブルに表示されます。
ユーザー、グループ、または組織の情報ページでのトレーニング記録の追加
ユーザー、グループ、または組織の情報ページにある「トレーニング記録」テーブルにトレーニング記録を追加するには、以下の手順に従います。
1. 「トレーニング記録を追加」アイコン をクリックします。
2. 「ドキュメントを選択」ウィンドウで、ドキュメントを 1 つ以上選択します。
3. 「OK」をクリックします。ユーザー、グループ、または組織の「トレーニング記録」テーブルに、トレーニング記録が表示されます。
トレーニング記録の編集
トレーニング記録を手動で編集するには、以下の手順に従います。
1. ドキュメントを右クリックし、「トレーニング記録を編集」を選択します。
2. 「トレーニング記録の詳細」ウィンドウで、必要なフィールドの内容を更新して「OK」をクリックします。
ドキュメントのステータス
ドキュメントには以下のトレーニングステータスが設定され、デフォルトでは 1 日 1 回更新されます。
保留中 - トレーニング記録は、すべて保留中の状態で作成されます。
必須 - ユーザー、グループ、組織向けのトレーニングが必須となっている場合、トレーニングのステータスはこの状態になります。
グループおよび組織の場合、タスクはすぐに保留状態から必須状態に変化し、ワークフローは終了されます。グループまたは組織のユーザーごとに、タスクが新たに作成されます。
トレーニング間隔属性が設定されている場合、ユーザーがトレーニングを完了すると、トレーニング記録の有効期間が設定されます。
完了 - ユーザーは、ドキュメントに関するトレーニングを完了しています。
期限切れ - ドキュメントに関するトレーニングの有効期限が切れています。
キャンセル - トレーニング要件はキャンセルされています。ドキュメントの新しい改定がリリースされると、元のバージョンのトレーニングタスクはキャンセル状態になります。新しいバージョンに関するタスクが作成されます。
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要件は、「状態を設定」機能を使用して手動で更新できます。
これらのステータスは、ドキュメントの状態 (「作業中」「リリース済み」など) とは別のものです。
トレーニングのトラックキュー
トレーニングのトラックキューは、スケジュールが設定されたプロセスを実行してトレーニング記録を更新します。このプロセスは、以下のことを行います。
トレーニング記録を利用しているグループまたは組織のメンバーであり、まだトレーニング記録のないユーザーについて、トレーニング記録を作成します。
期限切れのトレーニング記録を更新します。
「リリース済み」状態になっているドキュメントの新規改訂について、新しいトレーニング記録を作成します。この処理が実行されるのは、古い改訂のトレーニング記録が存在していて、「トレーニングのリリース」フラグが「はい」に設定されている場合です。
「トレーニング間隔のリードタイム」が設定されていて、再トレーニングの条件が満たされている場合、トレーニング記録に作業版数を適用し、新しいトレーニングタスクを作成します。
デフォルトでは、トレーニングのトラックキューによって、1 日 1 回、サーバーの時刻で 1:30 にプロセスが実行されるようにスケジュールが設定されます。この時刻は、QMS.TrainingTrackingStates.properties.xconf ファイルの qualitymanagment.qms.trainingtracking.trainingrecord.queueStartTime プロパティを修正することで変更できます。プロパティの書式は、xconf ファイルに記述されています。