カスタマーエクスペリエンスの評価
「カスタマーエクスペリエンス評価担当者」の役割が割り当てられている場合、次の手順に従って、カスタマーエクスペリエンスが作成されたときに受信した情報を評価し、次の内容を決定します。
• そのカスタマーエクスペリエンスイベントがカスタマーエクスペリエンスの基準を満たしているか
• そのカスタマーエクスペリエンスイベントを調査すべきか
• そのカスタマーエクスペリエンスイベントに安全管理の報告義務はあるか
• その他の一般アクティビティや製品アクティビティが必要か
• そのカスタマーエクスペリエンスイベントをクローズすべきか
1. 「ホーム」 ページの
「My タスク」テーブルで、評価タスクをクリックします。
「件名」列に、カスタマーエクスペリエンスの識別情報が表示されています。
| タスクページに移動する代わりに、「My タスク」テーブルでタスクを右クリックして「評価の詳細を入力」を選択することも可能です。 |
2. タスクページで、「評価の詳細を入力」をクリックします。
3. 「評価」で、次の情報を入力します。
| カスタマーエクスペリエンスに関する情報 (変更適用オブジェクトや前のワークフローなど) を表示するには、ウィンドウの右上にある「構造」リンクをクリックします。 |
フィールド | 説明 |
「このイベントはクレームの基準を満たしますか?」 | 必須。「はい」または「いいえ」を選択します。「評価」状態のアクティビティがない場合、このフィールドによってワークフローが駆動されます。 • このフィールドを「はい」に設定すると、そのカスタマーエクスペリエンスは「サマリーおよびレビュー」ワークフロー状態に進みます。 • このフィールドを「いいえ」に設定すると、そのカスタマーエクスペリエンスは「クローズ」ワークフロー状態に進みます。 |
「このイベントは安全管理のレポート可能性が有りますか?」 | 必須。「はい」または「いいえ」を選択することで、監督官庁に対してカスタマーエクスペリエンスの報告義務があるかどうかの可能性を示します。 |
「理由」 | 決定の理由を入力します。 |
4. カスタマーエクスペリエンスアクティビティを開始するには、
「カスタマーエクスペリエンスアクティビティ」で「新規カスタマーエクスペリエンスアクティビティ」アイコン
をクリックします。特定の製品に関連付けない一般アクティビティにはこのテーブルを使用します。
5. 「製品アクティビティ」テーブルには、カスタマーエクスペリエンスの作成時に選択された関連製品が表示されます。特定の製品の製品アクティビティを開始するには、製品の横にある「新規製品アクティビティ」アイコン
をクリックします。
◦ 故障コードを表示するには、
「製品アクティビティ」テーブル内の特定の製品の行で「製品の詳細を表示」アイコン
をクリックします。
「製品の詳細を表示」ウィンドウに
「故障の影響コード」、
「レポートされた故障モード」、
「調査された故障モード」の各テーブルが表示されます。
◦ 製品を追加したり、故障コードなどの製品の詳細を編集したりするには、
「製品アクティビティ」テーブルの上部にある「製品を編集」アイコン
をクリックして
「関連製品を編集」ウィンドウを開きます。
アイコン | 説明 |
| カスタマーエクスペリエンスに含まれている、システムにすでに存在する製品をすべて追加します。「オブジェクトを検索」ウィンドウで、1 つ以上のオブジェクトをサーチして選択します。 | 製品の名前や番号がわかっている場合、このアイコンを使用する代わりに、テーブルの下部にあるクイックサーチボックスに代替識別子または名前を入力することで簡易検索を実行できます。 |
| デフォルトでは、該当するすべてのオブジェクトタイプがサーチされます。サーチ対象を特定のオブジェクトタイプに制限するには、「追加/更新」をクリックし、オブジェクトタイプを選択し、「OK」をクリックします。 部品インスタンスをサーチするには、クイックサーチフィールドまたは「オブジェクトを検索」ウィンドウの「番号」フィールドに「シリアル番号」、「ロット」、または「ロット/シリアル番号」を入力します。 「オブジェクトを検索」ウィンドウに表示されるオブジェクトのタイプを制御するには、 「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで 「報告対象」タイプの 「関連制約」タブでの選択を編集します。デフォルトのオブジェクトタイプは部品、部品インスタンス、およびオブジェクトです。詳細については、 関連制約の編集を参照してください。 部品インスタンスを作成してカスタマーエクスペリエンスに関連付ける方法については、 新規部品インスタンスの作成を参照してください。部品を作成している場合、これを最終品目として作成し、デフォルトの追跡区分を 「シリアル番号」、 「ロット」、または 「ロット/シリアル番号」に設定します。部品インスタンスを作成している場合、 「シリアル番号」、 「ロット」、または 「ロット/シリアル番号」を入力して、簡易検索と 「オブジェクトを検索」ウィンドウで部品インスタンスをサーチ可能にします。 |
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| 行を選択してこのアイコンをクリックすると、行が除去されます。 |
| システム外部に存在する製品があり、その製品をカスタマーエクスペリエンスに含める場合は、このアイコンを使用して自由形式の製品として入力します。 | これらの自由形式の製品を後で検索する場合は、レポートビルダーで「カスタマーエクスペリエンスレポート」または「ナビゲーション付きカスタマーエクスペリエンスレポート」のいずれかを使用した後、「関連製品」 -> 「部品への参照」で「<Null>」を、「番号」または「名前」で「<Null でない>」を選択します。続いて、製品をシステムに追加して、最初に入力した自由形式の製品を置き換えることができます。 |
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| 同じ製品を何度もテーブルに入力する時間を節約するには、1 つ以上の行を選択して、選択した行をテーブルに複製するアイコンをクリックします。 |
| 行内の情報をシステムに存在する別の製品に置き換えます。たとえば、製品が最初は自由形式の製品として入力され、後から Windchill に追加された場合、このアイコンを使用することで、その製品をサーチできます。自由形式の製品をシステム内の既存の製品に置き換えることができます。 | この機能を使用するとき、「詳細を編集」アイコン をクリックする前に 「カスタマーエクスペリエンスを編集」ウィンドウの 「保存」をクリックします。この操作により、システムが正しい FMEA リンクを確立できます。 |
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| 「関連製品」テーブルの行を選択してこのアイコンをクリックすることによって、「関連する担当者と場所」テーブルの新しい行に値を取り込みます。「ユーザーと場所ピッカー」ウィンドウが表示され、関連する担当者と場所をサーチして選択できます。 | 「関連する担当者と場所」テーブルにアイテムがすでに存在する場合、それらのアイテムはサーチ結果に表示されません。 自由形式の担当者または場所を追加した場合、それらの担当者または場所はサーチ結果に表示されません。 |
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| 行を追加した後で、このアイコンを使用して、故障コードなど、製品についてのその他の情報を入力できます。手順については、 故障コードを参照してください。 | 故障コードは、部品と部品インスタンスに対してのみ入力できます。ほかのオブジェクトタイプに対して故障コードを入力することはできません。 |
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6. 「Finish」をクリックします。選択内容に応じて、カスタマーエクスペリエンスは 1 つ以上のほかのワークフロー状態に進みます。
◦ 評価担当者がカスタマーエクスペリエンスまたはカスタマーエクスペリエンスに関連付けられた製品に対して 1 つ以上のアクティビティを開始した場合、そのカスタマーエクスペリエンスは「進行中」ワークフロー状態に進みます。すべてのアクティビティが完了すると、そのカスタマーエクスペリエンスは「サマリーおよびレビュー」ワークフロー状態に進みます。
◦ アクティビティが追加されておらず、そのカスタマーエクスペリエンスイベントがカスタマーエクスペリエンスの基準を満たしていることを評価担当者が確認した場合、そのカスタマーエクスペリエンスは「サマリーおよびレビュー」ワークフロー状態に進みます。
◦ アクティビティが追加されておらず、そのカスタマーエクスペリエンスイベントがカスタマーエクスペリエンスの基準を満たしていないことを評価担当者が確認した場合、そのカスタマーエクスペリエンスはその他の状態を経ることなく「クローズ」ワークフロー状態に進みます。